Campo de’ fiori(カンポディフィオーリ)とは?
イタリア語で「Fiore/Fiori」とは「花」を意味する言葉です。「Campo」は「広場・田畑」など平地を意味する言葉です。つまり、カンポディフィオーリは「お花畑」という意味合い。
名前の由来には二つの伝記があり、一つ目の由来は紀元前1世紀の共和制ローマ時代。
この場所にはポンペイウス劇場が建てられました。そのポンペイウスの愛人の女性が「Floraフローラ」という名前だったことから、「フローラの広場」という説。
※ポンペイウスは5度の結婚をしてユリアを一番愛していたそうです。
二つ目の由来は15世紀の記録によるもの。12世紀の頃はお花畑だったのでお花畑という広場になった。という説。どちらにしても素敵な名前の広場ですよね。
今のようなメルカートとなったのは、もともとはナボーナ広場に出ていたメルカートがカンポディフィオーリに移されたためです。
広場のシンボル、地動説を擁護したジョルダーノ・ブルーノの像
中央に建つ像は1600年2月に処刑された「Giordano Bruno」です。
ジョルダーノ・ブルーノはドミニコ会所属の修道士で、天文学を学んでいた哲学者です。その当時の天動説や宇宙の有限説を認めず、コペルニクスの地動説を擁護し、無限説を唱えたために、異端者として捕われその後も撤回しなかったため、この場所で火あぶりの刑となった人です。
「思想と自由の殉教者」として語り継がれています。
後の時代、ガリレオガリレイも地動説を唱えましたね。
今では観光客にも人気のカンポディフィオーリ。過去記事でもご紹介しています。
広場のメルカートで、新婚旅行のお土産探しがおススメ
午前中には、多くの露店が設置されメルカート広場として賑わっています。観光客向けの商品も多くバラマキお土産もココでみつかるかもしれませんね。
食べ歩きも楽しい!Via dei Giubbonari通りの散策
広場へ続く道の「Via dei Giubbonari」は両側にお洒落で手ごろなお店が並んでいます。また路上では手作りアクセサリーなども販売されています。
※イタリアでは路上販売で偽ブランド商品を売る不法移民が多くいます。すぐにわかると思いますが、その人達からの購入はしないことが常識です。
この通りではRoscioliの惣菜店、Roscioliワインバーも健在です。
そして、カンポディフィオーリでの歩き食べ人気の食材はこちらです。
S.Barbara教会のすぐ手前にある、Baccalaのフライのお店です。
写真の時間帯はお店がしまっていたのですが、Baccalaとは「お魚のタラ」です。イタリアではタラを塩漬けして保存食にします。
バッカラフライとはタラの白身を一日お水につけて塩気をぬき、フライにするのですが、小腹の空いたローマっ子の人気チョイスです。
ぜひお2人も召し上がってみてくださいね。
午前中ならばメルカートをメインに、夕方からならば、お散歩とバッカラを目指して、カンポディフィオーリへ訪れてみてはいかがでしょうか。
ローマより 桜子