歴史と宗教の中心地、ローマ・ヴァチカン市国へハネムーン
紀元前7世紀からの長い歴史を持つローマと、カトリックの中心地であるヴァチカン市国。歴史的な建物や芸術作品が多数残された街なら、特別なハネムーン時間を過ごせそう。
ローマの石畳の路地を歩けば不意に現れる小さな教会やバロック風の彫像に心ときめき、小さいながらも見どころたっぷりなヴァチカン市国は、街世界遺産に登録された街並みにうっとりと魅了されますよ。
ローマ時代の象徴といえる「コロッセオ」や、世界最大級の教会建築「サン・ピエトロ大聖堂」は写真や映像とは全く異次元の壮大さ。人気スポットの「トレビの泉」や「真実の口」を訪ねれば、まるで映画の中にいるかのような楽しさも。見て、触れて歩いて、古代ローマ時代の息遣いを楽しみながら、ふたりで思い描いた新婚旅行を実現しましょう。
もちろんショッピングや食事も世界指折りの楽しい町。スペイン広場前に集まる高級ブランドショップでセレブな買い物をしてから、ナヴォナ広場近くでローマ料理を、なんて計画を立てるだけでもウキウキします。もちろん素敵なお土産だって探せます。
ふたりだけのオリジナルハネムーンプランを存分に楽しんでください。
世界有数の観光地であるローマ。日本から直行便が飛んでいますが、観光地へのアクセスが良いホテルは、宿泊費が高めの傾向です。
物価も日本とほぼ同じで、特に嗜好品に高い税金がかかるため、外食費は高くなることがあります。
ローマ滞在のみ7日間で1人平均予算は25万円から。トップシーズン(7月・8月など)は2倍ぐらいかかる場合もあるので要注意です。日数を増やす場合は、ホテル宿泊費・現地の移動交通費・食費分を上乗せして、旅費を考えます。5つ星ホテルのランクで1人、1日プラス5万円ぐらいが目安です。
格安でということであれば、オフシーズン(1月・2月など)。さらに直行便は避けてモスクワやドバイ、トルコ経由などの乗り継ぎ便を利用する。ホテルは中心地から離れた交通の便が悪いところを選ぶ。食事はレストランよりもトラットリアなどランクを落とす工夫が必要です。
ハネムーンなのに、ずっと節約だと悲しくなるので、お金をかけるところはかける、値段を抑えるところは抑えるなど、メリハリのあるプランを提案してもらいましょう!
ローマは成田から直行便があります。直行便がなくても、ヨーロッパ各都市との連絡便が頻繁にあるので、日程は比較的自由に組むことができます。
ローマ市内とバチカンを駆け足で回るだけなら、ツアー最短日程の3泊5日間プランも可能ですが、歴史的な遺産や芸術作品にじっくりと向き合いローマの空気にも触れたいならば、最低でも現地に4泊はしたいところ。6日間をベースにプランニングしましょう。
日帰りでカステッリ・ロマーニ地方やナポリ、ポンペイなどにも足を延ばしてと考えると、最低でも7日間の旅行日数は必要です。
ローマ以外の都市、アマルフィやカプリ島へ足を延ばす、フィレンツェ、ヴェネツィアへと周遊を楽しむ場合は最低でも8日間から。
せっかくの新婚旅行ですから、滞在時間に余裕をもってゆったりとしたプランを組み立ててもらいましょう。
イタリアは日本同様に四季があり、訪れる時期によって楽しみ方が変わってきます。ベストシーズンはやはり春(4月~6月)と秋(9月~11月)。でも春先は季節の変わり目で天気が不安定、そしてまだ寒い日もあるので気を付けましょう。
6月と7月前半は意外と天候が安定しているので、狙い目。夏はかなり気温が上がりますが、乾燥しているので過ごしやすいです。
1月 | △ |
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2月 | △ |
3月 | △ |
4月 | ● |
5月 | ● |
6月 | ● |
7月 | ▲ |
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8月 | ▲ |
9月 | ● |
10月 | ● |
11月 | ● |
12月 | ▲ |
ローマでは7月中旬からはセールが始まります。そのため、ショッピング街は地元の人たちで大混雑。そのあと8月になると、今度は観光客で街はいっぱいになり、そして9月はまだまだ厳しい暑さが続きます。
夏休みを使ってなど、夏場にローマへのハネムーン時期を計画する場合は、充分に検討しましょう。
秋(10月~11月)もお天気は不安定で雨の日が多め。とはいえ、秋の味覚を楽しむならこの時期がベスト。美味しいものには目がない!というカップルには、天候が少し悪くてもそれ以上に楽しむことが多い季節でもあります。
クリスマスに向けて、イタリア各地でイベントが開催される12月。とくにキリスト教カトリックの総本山であるヴァチカン市国は、正式なミサに参加する人が大勢くる時期なので、混雑します。ローマも同様に人出がくなります。
また、イタリアのクリスマスは各家庭で過ごす人がほとんど。レストランやショップ、観光スポットなどは休業になります。街歩きには不向きなので、新婚旅行を計画する場合には要注意です。
ローマのセールが始まる2月に行く新婚旅行は、ショッピング大好きカップルには狙い目。またロマンティックなハネムーンを実現したいカップルは、バレンタイン時期もオススメです。
イースターの1ヶ月前になると、カーニバルがイタリア各地で盛大に行われます。街にあふれるローマっ子と一緒に祭典を楽しむのもいいかも。でも卒業旅行で滞在中の学生も多い時期なので、混雑するかもしれません。
ローマはホテルの数が非常に多く、選ぶときに迷ってしまうカップルも多いのでは?でもロマンティックな滞在を楽しみたいカップルは、4つ星から5つ星クラスのホテルがオススメです。
ポポロ広場とスペイン広場の間にある「ロッコ フォルテ ホテル デ ルシエ」は、ハリウッドスターや日本の芸能人などもよく利用しています。
「ボスコロ エクセドラ ローマ オートグラフ コレクション」は、ディオクラティアヌス浴場だった土台の上に建設されているホテル。エレガントで高級感のある内装で、ぜいたくな気分を味わえます。
セレブが集うホテルや古代ローマ時代の建物そのままのホテルなど、歴史と格式を誇るローマのホテルの中から「ここに泊まりたい!」と思うホテルを、じっくり選びましょう。
ローマ滞在は短め、というカップルには、観光やショッピングにとても便利なテルミニ駅やスペイン広場の周辺でホテルを探すのがオススメ。
リーズナブルなホテルは駅周辺に多く、高級ホテルはスペイン広場やヴェネト通り周辺。重厚な外観の高級ホテルも多く、古都にふさわしい雰囲気を味わうことができますよ。
中でもヴェネト通りのすぐ近くにある5つ星「ホテル・エデン」は、ホスピタリティの高さやサービスの素晴らしさで定評のあるドーチェスター・コレクションホテルの一つ。ミシュランで星一つを獲得した展望レストランからは、ローマの街を一望できる素晴らしい眺望を誇ります。
ローマハネムーンにふさわしい、特別感をたっぷり味わってみてはいかがでしょうか。
ローマの郊外にある「ホテル フローラ フラスカーティ」は、19世紀後半にヴィラとして建てられたこじんまりとしたホテル。屋上テラスからは、ローマの夜景を一望できます。
フラスカーティ地方は白ワインの産地として有名。ホテルで自転車を借りて、ワイナリーツアーにでかけたり、お料理教室体験などもできます。
ゆっくり時間が取れるカップルなら、アパートメントを借りてはいかがでしょう。ホテルとは違ってキッチン利用ができるので、まるでローマに住んでいるかのような気分になれますよ。
ローマ観光はコロッセオなしでは語れません。世界遺産にもなっているこのコロッセオは、かつてローマ市民のための競技場だったところ。いつも世界中から訪れる観光客で賑わっています。
昼間の観光もいいのですが、夜のライトアップされたコロッセオも素敵ですよ。
コロッセオのとなりにあるフォロ・ロマーノにも足を延ばしてみましょう。古代ローマの中心地だったフォロ・ロマーノには、かつての栄華を物語る遺跡がたくさん。歴史遺産を充分に堪能できますよ。
広大な敷地のフォロ・ロマーノをゆっくり回ったあとは、南に歩いてパラティーノの丘へ。
見どころはアウグストゥス帝の邸宅とパラティーノ博物館。コロッセオやフォロ・ロマーノが一望できるビューポイントもありますよ。
広々とした丘をじっくりと時間をかけて歩けば、ふたりがこれから築き上げる未来への手がかりが見つかるかも。
バロック芸術の代表的な彫刻家、ベルニーニ。バロック彫刻の最高傑作のひとつといわれる、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会の「聖テレーザの法悦」から、彼が設計したサンタ・マリア・デル・ポポロ教会、そして街角にある噴水「トリトーネの噴水」まで、ローマの街では彼の作品をいたるところで発見することができます。
ふたりでベルニーニ作品を探しながらローマの街を観光してみてましょう。ふたりだけの新婚旅行に、一味違う思い出を残せますよ。
ローマを見尽くしたカップルは、ちょっと足を延ばして郊外へ行ってみるのはいかがでしょうか。
たとえばローマの北西にあるタルクィニア。エトルリア人の高度な文明が作り上げた美しい壁画を見学できますよ。
またローマからバスでも行くことが可能なティボリでは、世界遺産に登録されている美しい別荘を、ふたりでロマンチックに散策ができます。ほかにもナポリやポンペイ遺跡など、行き先はいろいろ。ローマからの1dayトリップを楽しみましょう。
面積が東京ディズニーシーとほぼ同じというヴァチカン市国。国土がまるごと世界遺産に登録されているこの国にはヴァチカン博物館やサン・ピエトロ大聖堂など、見どころがいっぱい。しかもローマからのアクセスは、もちろん簡単。地下鉄やバスなどを使って行くことができるんですよ。
海外旅行はじめてのカップルにも、安心ですね。ローマを訪れた際には、ぜひ時間を作ってヴァチカン市国を観光してみましょう。
ヴァチカン市国と関係深い巨匠のひとり、ミケランジェロ。彼の作品を堪能したい人にオススメなのが、サン・ピエトロ大聖堂。この大聖堂はミケランジェロが建築家として手ががけたんですよ。また大聖堂内では、彼の作品「ピエタ」を見ることもできます。
大聖堂あとはヴァチカン美術館の最奥部にあるシスティーナ礼拝堂に足を運びましょう。ミケランジェロ絵画の頂点と言われる「最後の審判」を楽しむことができます。
ローマ時代の彫刻などを集めた、世界最大級の重要文化財を誇るヴァチカン博物館。
夏から秋のシーズンには、世界各地から訪れる観光客で、美術館にはいつも長蛇の列。並ばずに楽しむためにはオンラインで予約するのがオススメです。60日前から購入が可能です。また時間に余裕のないカップルは、見学の前に必見ポイントを確認しておきましょう。
イタリアを訪れたら食べたいのが、本場のパスタ。とくにローマの人たちは、パスタが大好き。スパゲッティ・カルボナーラやペンネ・アラビアータは、私たちにもなじみの深いローマ料理ですよね。
ハネムーン中に訪れるレストランでも、定番パスタなら安心で値段もリーズナブル。とくにローマのカルボナーラは 羊乳から作るペコリーノチーズが独特のコクで美味。トマトソースの郷土料理、スパゲッティ・アッラ・アマトリチャーナも人気のパスタです。
パリッとした薄焼きが美味しいローマのピザは、新婚旅行中にぜひいただきたい一品。日本上陸も果たしたローマ発、ピザの原型とも言われる「ピンサ」はカロリーが低めなので、ローマっ子にも人気。
もちろんハネムーン中に「食べすぎてしまった!」というカップルにも嬉しいですよね。切り売りをしてくれるピザショップもあるので、カップルで食べ比べを楽しむのもいいかも。
ローマで食べる肉料理でオススメは、サルティンボッカや子羊肉のオーブン焼き。サルティンボッカは子牛肉に生ハムとセージを乗せてオリーブオ イルとバターで焼いたもの。レストランごとにいろいろアレンジが違います。
また子羊肉のオーブン焼きは脂も少なくローズマリーの香りでさっぱりといただけるから、観光でちょっと疲れた身体にも優しいお味です。
新婚旅行での食事は本場の味はもちろん、やはり旬のものを堪能したいですよね。
ローマを秋に訪れたなら、パスタに入れてもピザに乗せても美味しいポルチーニ茸を試してみましょう。「ポルチーニ フレスキ?(Porcini freschi?=生のポルチーニ?)」とレストランで聞けば、新鮮なポルチーニにもトライできますよ。
春にはカルチョーフィ(アーティーチョーク)がオススメ。日本ではあまり馴染みのない味で、ハネムーン思い出の味になりますよ。
ローマには気軽に立ち寄れるドルチェの店がいっぱい。地元ローマっ子にも人気のスイーツをぜひ味わってみましょう。
まずローマで絶対に食べたいのがジェラート(アイスクリーム)。「サン・クリスピーノ」など有名ジェラテリアは、冬でも行列ができるほど人気です。ワサビやショウガ、バジルの珍しい食材を取り入れたジェラートなど、本場のジェラートをいろいろ試してみて。
イタリアスイーツ定番のティラミスも、ベリートッピングなどバリエーションがいろいろ。ケーキだってテイクアウト可能なお店もありますよ。
新婚旅行で行ってみたいカフェやレストランが目白押しのローマ。オーシャンビューが素敵な店や水上レストラン、そしてリゾート雰囲気溢れる店など、特徴もいろいろです。
ローマらしいコミカルなカンツオーネの音色とともにお食事のできるレストランや彫刻家の作品に囲まれてエスプレッソを堪能できるカフェなど、個性派が人気です。ローマでのふたり時間にぴったりな、特別感たっぷりのカフェやレストランを探してみてくださいね。
スペイン広場周辺には高級ブランドショップが並ぶコンドッティ通りはもちろん、まわりの小さな路地にあるショップも充実。買い物するなら、このエリアがオススメです。おしゃれなカフェもあるので、歩き疲れたらエスプレッソを立ち飲みしてみるのもいいかも。
デザイナーズアウトレット狙いなら、ローマから専用バスに乗り「カステッリ・ロマーニ アウトレット」を目指しましょう。広い敷地内には200を超えるブランドがそろっていますよ。
特別なお土産を買うならサンタマリアノヴェッラ薬局へ。800年もの歴史を誇る世界最古の薬局サンタ・マリア・ノヴェッラで、高級感溢れるフレグランス類を購入してみては。アロマはもちろんボディートリートメントやバスケア、食品にいたるまで、「香りの芸術」と称される製品は、お土産にして喜ばれること間違いなし。
ローマにはほかにもトラステヴェレに香水専門店や本革小物のお店など、イタリア中のいいものがたくさん。自分たちの新しい生活にも合う、とびっきりの逸品を見つけましょう。
トレンドに敏感な友人へは、ちょっといいお土産を探したいですよね。そんなときは庶民派ながら良質なものが揃うデパートのCOINがオススメ。コスメやバッグ、アクセサリーはもちろんかわいい雑貨や新鮮な食材まで売っているので、見るだけでも楽しいですよ。
また料理好きな友だちには、ヴァチカン寺院近くの「カストローニ」でハズレなしのアイテムをゲット。セラミックの壺に入ったスパイスは一押しアイテム。ほかにも味つきのパスタなど、イタリアらしいアイテムを探して、日本に持って帰りましょう。
イタリアにはレベルの高いチョコレートがたくさん。日本に直営店のあるものから、スーパーで見かけるようなリーズナブルなものまで、予算に合わせて選ぶことができます。
日本でも人気のあるBABBIは冬季限定商品などもあるので、要チェック。ペルジーナはチョコパスタやチョコビールなど、ユニークな品揃え。会社へのお土産にすれば、きっと大人気ですね。
本場イタリアのサッカー観戦。もちろんローマでも可能です。観戦シーズンは8月下旬から翌年の5月中旬。人気は何といっても一部リーグのセリエA観戦。チケットは高額ですが、見応えはたっぷり。日本からチケットの手配も可能ですよ。
世界一流のプレーヤーたちが挑む生の試合を、イタリア人と一緒に満喫しましょう。
オリジナルのハネムーンプラン。のんびりしたくてフリータイム多めでお願いしてたけど、現地で時間を持て余しちゃった・・・。そんなカップルの体験談もちらほら。
何をするか迷っちゃった場合に便利なのが、現地で申し込めるオプショナルツアーですね。ローマの街をモペットバイクで回ったり、オペラの生演奏を聴きながらディナーを楽しんだりと、特別な体験ができるツアーがたくさん。しかもツアーなら道に迷ったりすることもないので、新婚旅行カップルも安心して楽しめちゃいます。
観光先をどこにするか検討中というカップルに便利なのが、乗り降り自由の2階建て観光バス。限られた時間内でたくさんの観光スポットを回りたいときもおすすめです。主要な場所を網羅しているから、自分たちで地図を広げて場所を探す必要もなく、見逃してしまった!なんてことにもなりません。しかもリーズナブルな価格で、安全に移動できますよ。
街歩きの途中、ローマ市民の台所である市場も訪ねてみましょう。
カンポ・デ・フィオーリ広場には、朝になると野菜や果物、生花などを販売している店がたくさん並びます。ここは、お土産探しにだってもちろん最適。
小腹が減ったら、ローマッ子に人気のたらのフライはいかが。揚げたてのフライを片手にメルカートを歩けば、ローマ観光がさらに楽しくなること間違いなし。
暖かな日が増えますが、寒暖差があるので脱ぎ着ができるジャケットや防寒用セーターなどがあると便利。また季節風が吹くと肌寒いので、コートを持参してもいいかも。
日差しが強い夏場は、帽子とサングラスは必需品。紫外線対策もしっかりとしましょう。冷房の冷え過ぎを避けるため、薄手の上着もあると便利です。
急に雨の日が多くなる時期。雨具は持参しましょう。服装は春~夏と同じ準備で大丈夫です。
湿気のある寒さです。厚手のコートやダウンジャケット、ニット帽、マフラーや手袋などを用意して、しっかり寒さ対策を。
ミシュラン3つ星クラスなら、男性はシャツ、ジャケットもしくは、スーツ、ネクタイ、革靴で。女性はワンピース、ジャケット、ヒール、サンダル、パーティバッグ(靴とバッグはドレスコードに含まれる)で出かけましょう。
ちょっとおしゃれなレストランなら、ジーンズやショートパンツ、ハーフパンツでも大丈夫。でもリュックなどを背負ってレストランに入るのは避けた方がベター。普通のビストロやカフェなら、気軽に入れます。
ローマで多いのは、テルミニ駅やフィウミチーノ空港周辺、バスの中でのスリや置き引きです。また、有名観光地、特にバチカンのサンピエトロ寺院、スペイン広場、コロッセオ、トレビの泉、バルベリーニ広場、真実の口でよく被害にあわれているようです。
手口としては、子どもの集団や赤ちゃんを抱いた女性のグループなどに囲まれたり、カメラで撮影を頼まれたり、地図を見せて案内を請われたりするなど。
また、身なりのよさそうな男から親し気に声をかけられ、バーなどの飲食店に案内され、法外な料金を請求されるケース。ミサンガを強引に押し売りされ、財布を出したとたん、中身や財布ごと強奪されるケースもあります。
ローマ兵のコスプレをしている人にも注意。一緒に写真を撮ると、高額な料金を請求されることがしばしば。お財布を出したとたん、中身を抜き取られたり、支払いを断ると、激しい剣幕で怒鳴られたりします。
さらに注意が必要なのがニセ警官。旅行者から声かけられた後、警官(風の男)が現れ、「今の男は犯罪者だ、財布の中を確認させろ」というケースがあります。本物かどうか身分を証明するものを提示させるなど、安易に信用しないようにしましょう。
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