前回に引き続き、ローマ郊外のカステッリ・ロマーニ(Castelli Romani)にある街、フラスカーティ地方のお散歩デートの続編をご紹介します。

フラスカーティ観光の目玉「アルドブランディーニ家の別荘」

コトラル(Cotral)社の青いバスで「Piazza G. Marconi ピアッツァマルコーニ(マルコーニ広場)」で下車。

そのマルコーニ広場に面して、ローマを背に向けると、素敵な中世のVilla(豪邸)がそびえたっているのが見えます。

アルドブランディーニ荘

こちらは、アルドブランディーニ宮殿と呼ばれ、中世ルネッサンス時代に栄えたアルドブランディーニ家の別荘(ヴィラ)です。

ローマを一望できるこの広大な敷地の別荘は、現在では美術館として利用されていますが、一般に公開されているのは、お庭のみとなります。

無料開放ではありますが、事前にハネムーンコンシェルジュに予約をお願いしておきましょう。

フラスカーティの土地は、もともとローマの大豪邸の別荘用地として人気があったこともあり、街中いたるところに中世の面影の残るルネッサンス建築や噴水が残されています。

トルロニア邸の噴水

マルコーニ広場のバルコニーになっている歩道は日曜日にもなると、いろいろな催し物が開かれ、市民の活気ある広場となります。

この場所から、ローマの街を一望できます。最高の景色です。左方面を見ると遠くに海まで見えますよ。

秋のハネムーンなら、ポルチーニ茸!

新婚旅行の時期が秋ならポルチーニ茸が旬です。ポルチーニとは、イタリア語で「子豚ちゃん」という意味。まん丸とした姿がそう見えるのでしょうね。

生のポルチーニは日本では味わえないので、おすすめですよ。

ちなみにカステッリ・ロマーニ地方のロッカプリオーラという街では、毎年9月に「ポルチーニ祭り」を開催しています。

この他、カステッリ・ロマーニ地方の名物グルメといえばポルケッタ(ローマ風豚の丸焼き)。

ポルケッタはカステッリ・ロマーニ地方の名物

豚肉をロール状に巻き、ニンニクやローズマリー等のハーブで味付け。オリーブオイルを塗ってこんがりローストしたものです。

この他、サラミやチーズなど豊富なフラスカーティの食を楽しめる事でしょう。

そしてもう一つ、秋といえば「栗」です。カステッリロマーニ地区でもたくさんの栗が栽培されています。

イタリアの定番ジェラートも、マロングラッセジェラートなどと、季節限定商品も出てまいりますので、要チェックですね。

フラスカーティの街巡りにはレンタサイクルも便利

街は広すぎず小さすぎず、賑わいがあります。

市役所では、自転車レンタルサービスもしています。

足で歩くのもいいけれど、軽やかに自転車で街中を探索するのもいい思い出になります。

ワイナリーやブドウ畑を見に行ってもいいですね。

レンタル料は2ユーロ/1時間(Piazza Marconi6にてレンタルできます)

フラスカーティのブドウ畑

ローマでの滞在に余裕があるのでしたら、1泊くらいはローマのセレブたちが過ごした避暑地でのんびりしてみませんか。

ハネムーナーにお勧めの素敵なホテル「ホテル フローラ フラスカーティ」

19世紀後半にVillaとして建てられたホテル フローラ フラスカーティ

ホテルフローラフラスカーティの外観
(写真提供:ホテル フローラ フラスカーティ)

レストランやバーの他、18室の客室があるヴィラと19の客室がるヴィラ、合計34室の客室あります。

レオナルド・ダ・ヴィンチ空港からも35キロ程度。車で約35~40分ぐらいで移動できます。

ホテルの屋上テラスからは、アルドブランディーニ邸や緑のぶどう畑を一望。

ホテル フローラ フラスカーティ屋上テラスからの眺め
(写真提供:ホテル フローラ フラスカーティ)

夜ライトアップされたローマの街も見渡せるので、とってもロマンティック!感動します。

ルネッサンス時代の大富豪が好んで別荘を建築したフラスカーティ。

当時の貴族の優雅な生活を感じられることでしょう。

ローマ市内と比べると、これだけ立派なホテルでも宿泊料は割安です。

カステッリロマーニは、小さな町がいくつも連なる素敵なところ。のんびりとイタリアを楽しむお二人にはぴったりの地域です。

ローマより 桜子

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