新婚旅行でローマを訪れたなら、必ずいっておきたいのがカンピドーリオの丘。

この丘にある「カンピドーリオ広場」、その中央に飾られているマルクス・アウレリウス帝の騎馬像に注目してください。

カンピドイオ広場

その足元にある丸い印が「ローマの中心」である事を知っている方は、少ないかもしれません。

この印を起点にローマから〇〇kmと地図上に記載されているそうですよ。東京でいうと「日本橋」に相当するということでしょうか。

リーガル・ウエディングが挙げられるローマ市庁舎

ローマ市庁舎には「赤の間(婚姻の間/サラ・ローサ)」と呼ばれる広間があり、クリスチャンでない方はこの赤の間で結婚式を挙げることができます(未入籍に限る)。

イタリアの教会で式を挙げるには、厳選なるクリスチャンの教えを学ばなければいけません。赤の間では他宗教の方との結婚式、国際結婚の結婚式に利用される事が多いです。

ここでの挙式をした場合、ローマ市民同様に婚姻台帳に署名をし、帰国後にお住まいの市役所へ届出すると、日本の戸籍にも「イタリア国方式により婚姻」と記載されることになります。

タイミングが合うと、白いウエディングドレスに包まれた花嫁さんの写真撮影に鉢合わせするかもしれませんね。

ローマの名前の由来となった「ロームスとレムス」のブロンズ像

ローマ市庁舎にはカピトリーニ美術館があり、1471年シクストゥス4世がローマ市民へ贈呈したブロンズ作品が多々飾られています。

ローマの名前の由来にもなった、ローマ神話の双子の兄弟「ロームスとレムス」。そのブロンズ像も飾られていますので一見の価値ありです。

 「ロームスとレムス」のブロンズ像

ローマ神話では双子のロームスとレムスは、軍神マルスとレア・シルウィアの間に生まれた子供だと伝えられています。

しかしアムリウス王(叔父)の命令によりロームスとレムスの双子の赤ちゃんは、テベレ川に捨てられてしまいました。

この赤子の二人を助けたのが雌狼であり、雌狼のおっぱいを吸う双子の子供の姿がローマのシンボルとして語られています。

双子の二人はその後羊飼いによって育てられ成長するのですが、軍隊にとらえられ生い立ちを知る事となり、自分たちを捨てた卑怯者の叔父を殺し、祖父を復位させました。

兄弟は、自分たちが捨てられた地に都市を建設しようと、地位を争う事となり、兄のロームスに軍配があがりました。

その兄の名前「ロームス」が、ローマの街の名前になった由来だと伝えられています。

ローマを知るには「カピトリーノ美術館」がおすすめ

カピトリーノ美術館はローマを知るうえでとても素晴らしい美術館です。

・コンスタンティヌス大帝の頭部

・カピトリーノの雌狼

・溺死のガリア人

・女占い師/ジプシー女(カラバッジョ絵画)

など彫刻から絵画まで観どころたくさんです。

カラバッジョの女占い師は、まさに今のローマ観光での教訓ですね。手相を占うふりをして指輪を盗む巧妙なジプシー女の表情がたまりません。

まさにカラバッジョの天才的な描き方ですね。

 

コンスタンティヌス大帝の頭部

美術館を順序良く歩いていくと、途中でフォロロマーノ遺跡側にでる外瘻があります。

そこからフォロロマーノ遺跡をご覧ください。素晴らしいです。

フォロロマーノ遺跡

新婚旅行でローマを観光するのでしたら、ローマ時代を想像してみてくださいね。

ロマンと歴史の交差するローマです。

2015年6月 ローマより  桜子

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<Information>
ローマ市庁舎 (セナトリオ宮) Palazzo Senatorio
■カピトリーニ美術館  Musei Capitolini e Pinacoteca
http://www.museicapitolini.org/
Piazza del Campidoglio 1, Roma


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