フランス・パリに新婚旅行と聞くと、誰もが観光と美食とおしゃれなショッピングを思い浮かべることでしょう。そして、お土産をもらう側は、たとえバラマキでもちょっと特別な期待感があるかもしれません。
今回はそんな期待を裏切らないバラマキ用お土産を厳選!品質がいいのに3ユーロ以内で、しかも持ち帰りにうれしい軽いお土産5選をご紹介します。
あえて奇をてらわず、もらうとやっぱり嬉しいものをチョイスしております。たぶん自分たち用にも買っておきたくなるものです。
これでもう迷うことはありません。ハネムーン中、常に頭のどこかでお土産のことが気になっている、なんてことにもなりません。メモしておいてちゃちゃっと買っちゃいましょう!
王道「ボンヌママン」のおすすめのタルトは、個別包装で職場へのお土産に便利
まずは品質が良くてお手軽なフランスのお菓子と言えばこれ。かわいい赤いチェック柄が目印のボンヌママン(Bonne Maman)です。
マドレーヌがお土産としては一番人気ですが、ショコラキャラメル、レモン、苺の3種類あるタルトもおすすめ。特にショコラキャラメルは甘いものに目がない人が満足してくれると思います。
個別包装なので職場で配るのにも最適。安いので2種類買ったり、マドレーヌと一緒に買っておいても重宝すると思います。
お値段はカルフールで9個入りでショコラキャラメルが約1.40ユーロ、レモンと苺が約1.20ユーロ。
デパートやモノプリではなくスーパーで買うのが一番安いです。
先輩や同僚の女性におすすめ!「ル プチ マルセイエ」のハンドクリームとリップクリーム
日本でもかわいくて、肌にも優しいと大人気の南仏生まれの「ル プチ マルセイエ」。おすすめ1つめはハンドクリーム(crème mains)です。
左がアロエ配合、中央が荒れがひどい時の修復用、右がノーマルタイプ。日本では何と1,000円以上もする商品ですが、フランスではカルフールで3ユーロ(約390円)しないんです。
もう1つはリップクリーム(soin lèvres)で2.20ユーロ(約280円)前後。日本では700円近くするというからびっくりです。
ハンドクリームもですが、このオレンジ色のパッケージで栄養という意味の「Nutrition(ニュトリシオン)」シリーズはシアバター、アーモンドオイル、アルガンオイル配合で甘い香りもグッド。
唇が乾燥しやすく、季節を問わずリップクリームが必要な私も、ずっと愛用しているものなんです。これをつけていれば真冬でも唇は荒れ知らずで柔らか。
今回すべて軽いものばかりをご紹介しておりますが、その中でもこのリップクリームが一番軽くて小さいんです。10個買ってもスーツケースの中でほとんど場所をとりません。
実はいろんな香りが楽しくて、使い心地も優しいボディソープ(Douche crème)もよいのですが、バラマキ土産にはちょっと重いんですよね。なのでそれはご自分用にだったらおすすめです。
「ル プチ マルセイエ」もデパートやモノプリではなくスーパーで買うのが一番安いです。
フランスといえば高級自然塩フルール・ド・セル!かわいい箱入りは見栄えもよし
塩田の表面に出来る大粒の結晶だけを集めて作る「フルール・ド・セル(fleur de sel)」は、ミネラルたっぷりの天然塩。
まろやかさやほんのりとした甘さを含み、料理に振りかけるだけで風味とうまみが出る優れもの。上質なお肉のステーキや新鮮なお刺身に、少しつけていただいても美味しさが引き立ちます。
有名なのはブルターニュのゲランド産、南仏プロヴァンスのカマルグ産、そして、南西のレ島(フランス西部の街ラ・ロシェルから海に浮かぶ橋を渡って行くリゾート島)産。特にレ島産は生産量が少ないので希少性が高いと言われております。
写真はカルフールで売っていたゲランド産のもので、左の箱入りが約3ユーロ、右の袋入りが約5ユーロ。袋入りは量が多いですが、箱入りの方が見栄えが良くて軽くて小さいので断然おすすめ。
同じものが有名デパートのギャラリーラファイエットでは、それぞれ1ユーロ以上高く売られております。ボンマルシェだとさらに高いかもしれません。
希少性が高いレ島のフルール・ド・セルなのですが、ギャラリーラファイエットにも大規模カルフールにもなかったのに、我が家の近所の中規模スーパーにあったんです。しかもお値段2.50ユーロ。
こういうことがあるのでお手軽スーパーは嬉しいんです。
グルメな方やお料理好きの方がもらったらきっと喜んでくれると思います。ご自宅用にも1つ欲しくなりますね。
モノプリエコバッグはやっぱり外せない!パリらしいお土産人気No.1
ギャラリーラファイエットやモノプリよりもスーパーをおすすめしてまいりましたが、これはモノプリに行かなくちゃ買えません。
日本でも大人気のモノプリエコバッグ。王道ですが女性向けバラマキ土産としては、人気No.1かもしれません。日本では1,000円前後するものですがフランスでは2ユーロ(約260円)。こりゃ買っておかなくちゃですね。
ただし購入の時に気をつけることがあります。それはモノプリのオペラ店やシャンゼリゼ店では、人気の柄ものは売り切れていることが多いということ。私もどちらも行ってみましたが単色のエコバッグしか残っていませんでした。しかも2色くらいだけ。
そして、15区のラ・モットピケ=グルネル(La Motte-Picquet – Grenelle)駅の前のモノプリでやっとこのエッフェル塔柄を見つけたのです。ですので、かわいめのが欲しい場合はオペラ店、シャンゼリゼ店以外のモノプリに行った方がよいと思います。
モノプリの姉妹店であるコンビニ感覚のモノップでも扱っているので、街中でモノプリかモノップの前を通りかかったら(たくさんあります)さっと見ておくとよいでしょう。
そこでもし好きな柄や色があったら、迷わずその場で買っておくことをおすすめします。これも軽くて小さいので、たとえ観光の途中でもそれほどの荷物にはならないはず。
それに後でいいや、と思っていざその時になったら簡単に見つからない、なんてこともよくありますからね。
フランスのコスパ最高土産No1?!最高品質の有名バター
最後にご紹介はきっと誰もがもらったら大喜びしちゃう、そしてご自分用のお土産としても絶対?!外せないのが、世界中の一流シェフたちも愛用するフランスが誇る高級有名バターです。
日本でも手に入りますが、なんせ高いのでなかなか手が出ないと思います。たとえば以下の3つ。
- 「エシレ125g」はフランスでは2.90ユーロ(日本では約1,000円)
- 「ベイユヴェール125g」は2.60ユーロ(日本では約1,600円)
- 大人気の「ボルディエのフレーバーバター125g」は海藻風味が3.60ユーロ(日本では1,800円以上!)
これらのフレーバーバターは3ユーロを超えてしまいますが、バラマキではなく、特別なお土産としてご自分用にもおすすめ。と言うかこの高級バター全部、特別なお土産になるんですよね。
他にもグランフェルマージュ(Grand Fermage)のフルール・ド・セル入りバターや、あのウォルト・ディズニーの名前の由来であり、ご先祖さまの出身地でもあるノルマンディーのイジニー村(Isigny)のバターも品質の高さで知られています。
フランスが誇るこのバターですが、パリで買って日本に持ち帰るのに溶けてしまわないかなど不安がよぎる方も少なくないはず。ですので持ち帰り方のコツもご紹介させていただききますね。
まずはあらかじめ日本から保冷バッグとタッパー、そして冷えピタか保冷剤を持ってきます。
そして購入の際は、日本から持ってきた保冷バッグを持って買い物にいきましょう。特に夏はパリも今かなり暑い日があるので保冷バッグ、大事です。
購入場所ですが、パリ市内のあちこちで買えますが、便利なのがギャラリーラファイエット食品館のこの地下一階。
各メーカーのバターが買えるのもこの階なのですが、そのバター売り場のすぐ前にあるフォアグラ専門店で無料で真空パックにしてくれるんです。
まずは先にレジで支払いを済ませたら、フォアグラ専門店にバターを持っていきます。
そしてお店の方にレシートを見せて、
「プレジュ・アヴォワール・アンノンバラージュ・ス-・ヴィド・シルヴプレ?(Pourais-je avoir un embalage sous vide s’il vous plait)」=真空パックにしていただけますか?
とお願いすればOK。
お願いしたムッシューはとても優しくて快くすぐ対応してくださいました。そしてお店にある専用機械で1分もかからずあっという間に真空パックの出来上がり~。
帰国日当日に冷えピタを貼るか保冷剤と一緒にして、タッパーに入れ保冷バッグにしまいます。
そして機内持ち込みではなくスーツケースに入れます。貨物室は低温なのでスーツケースの方がいいんです。これで乗り継ぎがある場合でもたいていは大丈夫かと思います。
どうぞフランスの美味しいバターを日本でもパリを思い出しながら召し上がってくださいね。
特別なお土産にもなる塩やバターもこみこみのバラマキ土産5選、いかがでしたでしょうか。
せっかくのハネムーンです。お土産探しには時間をかけず、限られた自分たちの時間を思いっきりエンジョイしてくださいね!