お久しぶりです。英国在住のパイプです。
今回はレストラン編。しかもクリスマス時期に英国流ティータイムを愉しみたいカップルにぴったりな、マナーハウスでのアフタヌーンティーをご紹介します。
ホテルとして使われることが多い英国のマナーハウス
マナーハウスは貴族が所有していた領地に建てられた館。
現在はその昔日のエレガントさと重厚さを残しながら、ホテルにリノベートされているところが多いです。今回、私たちが訪れた「ハンブリーマナーマリオットホテル&カントリークラブ」も、そんな館のひとつ。
ロンドンの北、ハートフォードシャーにある歴史とモダンさが見事にブレンドされたホテルなんです。
映画のワンシーンのような壮麗なつくりの「ハンブリーマナーマリオットホテル&カントリークラブ」
ロンドン・スタンステッド空港からレンタカーを借りて車を走らせること約40分。国道の脇に「Hanbury Manor」と書かれた看板が見えてきたので、敷地内に入ります。
目の前に広がる深い緑と手入れの行き届いたゴルフコースに囲まれた、長い長いアプローチをゆっくり進んでいくと、目の前に貴族の館が見えてきました。
まるで映画に登場しそうなホテルの外観です。
PGAチャンピオンシップで使用されるゴルフコースを併設
17世紀に建設されたのちハンブリー家によって所有されてきこのホテル。じつはPGAチャンピオンシップで使用される、パー72のゴルフコースがあることで有名なんですよ。
こちらのコースは会員もしくは宿泊者だけがプレイすることできるとのこと。だからゴルフ好きには人気が高いのだそうです。
もちろんハネムーンでこのホテルに宿泊すれば、ゴルフをたっぷり優雅に楽しめますよ。
クリスマスムードに包まれたホテルの内部
中に入ると、重厚な柱や天井に目を引かれます。
時代を経ることに風格を増し、絶妙な色に変化したオーク素材に囲まれたレセプション。
そして風格と荘厳な雰囲気の中に、ひっそりと置かれたクリスマスのオーナメントが、素敵です。
ホテルのオークホールやライブラリーでアフタヌーンティーを頂きます
アフタヌーンティーはオークホールやライブラリーで頂きます。
こちらもやはりとってもシックな空間。
ウッドパネルに囲まれたオークホールには、大きなクリスマスツリーとアンティークの置物などがあり、まるで映画の世界に迷い込んだかの気分になりますよ。
英国式アフタヌーンティーのメニューから、トラディショナルなものをチョイス
窓際の席についたら、まずはメニューのチェック。
トラディッショナル・アフタヌーンティーとベジタリアン・アフタヌーンティーがあるようですが、とりあえず王道のトラディショナルを注文することに。
おかわり自由なお茶は、スコットランドのブランド「Jenier World of Tea」を使用。
とても豊富なラインナップで、どれを選んで良いのか迷いますが、今回はクリスマス・スペシャル・ティーの2種類にふたりで挑戦!
さまざまなスパイスが入った紅茶のようですが、お味はいかに?
雰囲気たっぷりのテーブルウェアにワクワク!
テーブルの上には長年丁寧に使用されてきた食器たちが、ちょっとおめかしした私と主人とともに、アフタヌーンティーが来るのを静かに待っています。
そしてついにケーキたちがやってきました!上品なスタッフがつぎつぎにケーキやお茶を運んできてくれます。
まずは小さなグリュイエールチーズとあめ色になるまでゆっくりとソテーしたオニオンのキッシュ、ブリオッシュにスモークサーモンとクリームチーズが乗せられたもの、そしてメニューにはなかったラップサンドウィッチの3種類のプチ前菜を頂いてみます。
「主張の強い系」なお味の料理が多い英国ですが、キッシュを含めた前菜は上品なお味で、日本人にもとっても食べやすい!
三段のスタンド下、サンドイッチから順番にお味見!
さて、ではお待ちかねの三段のスタンドにトライです。
下からサンドイッチ、スコーン、そしてケーキが並んでいますが、もちろん最初はサンドイッチから。
ハニーローストハムのサンド、ターキーとクランベリーを挟んだサンド、そしてチーズとアップルチャツネ、赤ピーマンとヤギのチーズのサンド。
ムムム、なかなか日本ではお目見えしないフィリングの、一味違ったサンドイッチが並んでいて、ちょっとドキドキ。
あ、でも赤ピーマンとヤギのチーズサンドはかなりグー。デザート感覚のアップルチャツネ入りサンドウィッチも、違和感なしのお味です。
アフタヌーンティーといえばスコーン!
ささっと、サンドウィッチを食してしまった私は、スコーンに挑戦。こちらは、もう、本格的。
ベリージャムとクロテッドクリームの組み合わせは、間違いなしです!
最上段を飾るのは色とりどりのケーキたち
そしてついに、最上段でキラキラと輝く美しいケーキに突入です!ラズベリーのケーキは、甘さ控えめなクリームが中にたっぷりと入っていて、とっても女子向き。
主人の一押しは、チョコレートとブラックカラントの入った濃厚なお味のチョコレートケーキ。
意外にあっさり系!クリスマス用のフレーバーティー
さて、先ほど注文したクリスマス用の紅茶はというと、かなりスパイスが効いていると思いきや、少しシナモンの香りのする、あっさりとした飲み口の紅茶でした。
最後に英国のクリスマスには欠かせない、ミンスパイも登場!こちらはドライフルーツをひき肉の代わりに詰めた、甘〜いパイ。
大きいものだと、食べきれない甘さですが、今回のミンスパイは一口サイズ。とっても食べやすく、お腹がいっぱいでも美味しく頂けました。
通常のアフタヌーンティーより特別感が味わえるクリスマス
通常のメニューには載っていない一品まで頂くことができるクリスマス時期のアフタヌーンティーは、優雅な時間を楽しめるだけでなく、お得感もたっぷり。
暗くて寒い英国の12月ですが、この時期にロンドン周辺でハネムーン旅行をされるカップルは、シックな雰囲気でしっとりといただける「ハンブリーマナーマリオットホテル&カントリークラブ「」で、アフタヌーンティーに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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