2019年3月28日にギャラリーラファイエットの新店舗「ギャラリーラファイエット・シャンゼリゼ」がオープンしました。
これまでにないコンセプトのまったく新しいデパートを目指し、まるでオンラインで買い物をするような感覚で楽しめるとのこと。
そんなことを聞いたらそりゃ行ってみなくちゃです！
ということで、さあ、そんな新ギャラリーラフェイエットをご紹介いたしましょう！
新しい「ギャラリーラファイエット」の場所は、パリで一番美しいと言われるシャンゼリゼ大通り
新しい「ギャラリーラファイエット」がオープンしたのはそうです、歌にも歌われているあのシャンゼリゼ。
今だと毎週土曜日に、ジレジョーヌのデモが繰り広げられたイメージが強いですね。
でもご安心ください。シャンゼリゼでのデモは禁止になりましたので土曜日でももう大丈夫です。
ただし、入口を間違えないようにしてくださいね。
「ギャラリーラファイエット・シャンゼリゼ」はフランスのスーパー「モノプリ」とつながった建物にあります。上の写真は、シャンゼリゼ店のオリジナルロゴマークとモノプリのマークが、上下に並んで表示されていますよね？でもこちらはモノプリの入口。
ギャラリーラファイエットの入り口はさらにこの少し先にあります。メインタイトルのすぐ下の写真が、その正面入り口のものです。
1930年代のアールデコ様式を改修！クラシックとモダンを融合させた美しいエントランス
「ギャラリーラファイエット・シャンゼリゼ」の建物、元々は1930年代に建てられたアメリカ系銀行。3年の歳月をかけて改修し、4フロアの構成で総面積は6500㎡超となっております。
エントランスには吹き抜けの空間、アトリウムが設けられ、重厚な大理石の柱や優雅な大階段が印象的ですが、同時に斬新な光景が目に飛び込んできます。
それは天井から吊り下げられたガラスの箱たち。
直線的でシンプルでアールデコ様式と違和感なく美しく調和しておりますが、空間に浮かんでいるというのが近未来的。思わずしばし見とれてしまいます。
デンマークの世界的建築家「ビャルケ・インゲルス（Bjarke Ingels）」が手掛けた内装
内装を手掛けたのは、建築業界の革命児とも言われるデンマークの世界的建築家「ビャルケ・インゲルス（Bjarke Ingels）」。
なんと元々は漫画家を目指していて、背景をしっかり書き込めるよう建築を学びだしたことがきっかけだそう。カリフォルニアの超未来的なグーグル本社も彼の手によるものです。
既成概念を打ち破る新スタイルの顧客対応はまさしく21世紀スタイル！
それでは「これまでにないコンセプトのまったく新しいデパート」がどんなものか、見ていきましょう。
まずエントランスにはこのシャンゼリゼ店ならではの「ポップアップコーナー」が設置されています。
これは3週間ごとにローテーションで変わり、オープニングを飾ったのはシェネル。
そして私が行ったこの時はヴィンテージ・ストリートがテーマ。1つではなくいろんなブランドを集めて、2019年のヴィンテージスタイルを提案していました。ラグジュアリーなブランドだけでなく、柔軟な展開になっているようです。
化粧品や香水など世界各国のビューティー関連ブランドがずらり！
最新化学と植物由来成分で作られているオーストラリア発の「イソップ（AESOP）」、パラペンや動物性オイル等を使っていないイギリスの「デジエム（DECIEM）」、動物性由来原料を使わないニューヨーク発の「ルラボ（LELABO）」、そしてパリ発のオーダーメイドフレグランス「イクス・ニイロ（EX NIHILO）」などなど。
エントランスを囲んで主に化粧品や香水など、世界各国のビューティー関連ブランドが並んでいます。
2階はトレンドを集めた「ギャラリーラファイエット」初のセレクトショップスタイル
2階（フランスでは1階）は、新進デザイナーたちのレディース＆メンズブランドが仕切りなしのスペースに集められたセレクトショップスタイル。
館内全体で650のブランドが扱われているそうですが、この階だけでもかなりのブランド数となっております。
ちょうど上の写真に写っているのは、今までオンラインのみの販売だったパリのファッション・アイコン、ジャンヌ・ダマスの人気ブランド「ルージュ（Rouje）」。ここにくれば直接商品を見ることが出来ます。
「パーソナルスタイリスト」と呼ばれる個人スタイリスト制を導入
そして何と言っても新鮮で驚いたのが、今までにないこの店舗だけのスペシャルな顧客対応。450名のスタッフのうち300名が、「パーソナルスタイリスト」と呼ばれる個人スタイリスト制になっているんです。
彼らは全員スマートフォンを持っていて、在庫確認などがすぐ出来るアプリを使って接客。トータルコーディネートの提案なども行います。
取材した時も、この階で見かけたパーソナルスタイリストさんとお客様が、上の階でも一緒に合わせるものを選んでいる姿が印象的でした。
お値段は決して安くはありませんが、このシャンゼリゼ店は約40％が観光客になるとのこと。パリに旅行で来る方がフランスで人気のブランドを、ここだけであれこれ見れるのはかなり便利だと思います。
圧巻のディスプレイ！そして斬新で美しい見せ方
スニーカーコーナーも圧巻。しかも美しいです。
サングラスコーナーも斬新でかっこいい！他にもバッグやアクセサリーなどのコーナーもあります。
解放感たっぷりのカフェもあります「シトロン（CITRON）」
2階でひと際開放感があって気持ちのよい空間がカフェ「シトロン（CITRON）」。
100年近い歴史を持つパリのキャビアの名店「キャビアカスピア（Caviar Kaspia）」と「ジャックムス（Jacquemus）」のデザイナー「シモン・ポート・ジャックムス（Simon Porte Jacquemus ）」のコラボ店となっております。
明るい席でゆったりと寛ぎながら、華やかなシャンゼリゼの風景を楽しむことが出来るんですよ。
3階は世界を代表するラグジュアリーブランドが勢ぞろい
そして3階（フランスでは2階）は、今度はゆるく仕切られた空間になっております。
グッチ、バレンシアガ、サンローラン、ヴァレンティノ、バーバリーなどのレディース＆メンズのラグジョアリーブランドのスペース。
試着室も贅沢でゆったりとした作りとなっております。
空間に浮かんでいたディスプレイ、ガラスの箱の中はこうなってます！
「ギャラリーラファイエット」に入ってすぐ目に飛び込んできた、天井から吊り下げられていたガラスの箱を覚えていますか？そのガラスの箱の中は上の写真のようになっています。
実はここもポップアップコーナーとなっておりまして、この時はニューヨーク発の注目の大人のストリートブランド「ノア（NOAH）」。
エントランスのポップアップコーナーのテーマ、ヴィンテージストリートとコラボという感じですね。
3階には7月に高級レストラン「ウルサン（Oursin）」もオープン予定。このリュクスな雰囲気に負けない贅沢空間になるのでしょうね。
地下1階はイートインもあるおしゃれなフードコート！
そして最後にご紹介するのは、地下1階にあるバラエティ豊かなフードコートです。
ここも中央のエレベータ部分以外仕切りのようなものがなく、自由に選び、購入はもちろんその場でいただくことも出来るスタイル。
中央エレベーターをはさんだフロントの片側は、テリーヌやパテなど加工肉食品の職人として有名なジル・ヴェロ（Gilles Verot）のシャルキュトリー店「コントワール・ヴェロ（Comptoir Verot）」、ヌードルやサンドイッチなどアジア系の「リトル・ジアオ（Little Zhao）」、ニース料理の「レ・二ソワ（Les Niçois）、」、ワインバー「ヤード（Yard）」などなど。
壁一面のショーケースには、フランスのものを中心に世界中の味が楽しめるデリカテッセンや飲み物が揃っております。
ここでアペリティフタイムもOK
トリュフの老舗店「メゾン・ドュ・ラ・トリュフ（Maison de la Truffe）」のチーズやシャルキュトリーもあるので、ここでワインと一緒に軽くいただいてもいいですね。
そして何とポテトチップスもあって種類も豊富！トリュフ風味やキャビア風味なんかも揃っているので、お土産にも喜ばれるのではないでしょうか。
ショッピングの合間にスイーツで一休みはいかが？
そして、フロアのもう片側にはアラン・デュカス（Alain Ducasse）の「ル・ショコラ・アラン・デュカス（Le Chocolat Alain Ducasse）」、オーガニックの「メイジー・カフェ（Maisie Cafe）」、パリ最古のパティスリー「ストレール（Stohrer）」、由緒あるフランスの伝統菓子の店「ア・ラ・メール・ド・ファミーユ（A La Mere de Famille）」などなど。
買い物の合間に甘いもので一休みするのにもぴったりです。
どころで「ギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼ店」のおトイレはどうなってる？
さてさて、パリのおトイレ調査隊の1人であるわたくしは（メンバー1人ですが）、この「ギャラリーラファイエット・シャンゼリゼ」のおトイレも気になっていたのでしっかりチェックしてまいりましたよ～。
場所は地下1階。下りエスカレーターで降りてすぐ目の前にあります。
中の撮影は遠慮させていただきましたが、さすがに超綺麗です。
ただし男女共用です。でもそれがあまり気になりません。と言うのも、入ってすぐは手洗いの通路になっていて、おトイレはその先を曲がるんです。
そのおかげでおトイレ全体の様子が分かりづらく、共用でありながらすれ違うだけのような感覚が若干あるんですよね。共用でも入りやすいのでおトイレに行きたくなったらおすすめです！
シャンゼリゼにオープンした新ギャラリーラファイエット大調査まとめ
シャンゼリゼにオープンしたギャラリーラファイエット、いかがでしたでしょうか。
実際私も訪れてみて、本当にこれまでにないコンセプトの新しいデパートだと感じました。
お値段はフードコートも含め全体的に高めなのは否めませんが、せっかくのハネムーン、そしてせっかくのシャンゼリゼ。奮発して自分たちへの特別なお土産をゲットするのも、素敵な思い出になるのではないでしょうか。。
でも見るだけでも新鮮なので、たとえカフェ一杯だけでもポテトチップス買うだけでも楽しめると思います。パリへお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
＜Information＞
ギャラリーラファイエット シャンゼリゼ店
Galeries Lafayette Champs-Elysees
住所：60 Avenue des Champs-Élysées 8区
営業時間：年中無休、月曜～土曜日朝10時～夜12時まで、日曜夜10時まで
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