ハネムーンといえばビーチリゾート!
毎年不動の人気を誇るハワイや水上コテージが立ち並ぶモルディブ・タヒチ、カリブ海のカンクンなどなど。ロマンティックなシチュエーションがいっぱい味わえるのがビーチリゾートですよね。
普段よりも長めのヴァカンスを楽しめるのが新婚旅行の特権。「どこに行こうか」迷いに迷っているカップルもたくさんいらっしゃるはず。
そこで今回は、世界の有名ラグジュアリーリゾート・ホテルのPRを担当していらっしゃるケントス・ネットワークの前川亜美さんに取材。ハネムーンに最高の行き先と“特別感”のあるおすすめリゾートを厳選して3つ、教えていただきました。
今回は前川さんにおすすめしていただいた「ラ・マムーニア」があるモロッコを徹底特集。
次回では「ザ・ビバリーヒルズ・ホテル」があるアメリカのロサンゼルス、そして最後に「トリサラ」があるプーケット島をご紹介する予定です。
それではさっそくご紹介していきましょう!
世界で、アフリカで、No.1ホテルに選ばれた「ラ・マムーニア」
「ラ・マムーニア」は1923年にオープンした、アフリカ・モロッコにあるホテル。マラケシュ旧市街(メディナ)を囲む12世紀の城壁内に位置し、マラケシュのアイコンともいうべき存在感を放っています。
まるで宮殿のような美しいたたずまい。伝統的なモロッコスタイルのおもてなしなど、世界中のセレブを魅了してきました。
第31回コンデナスト・トラベラー(アメリカ版)読者投票において、2018年度の世界No.1ホテル、アフリカNo.1ホテルの座を獲得する快挙。
第31回コンデナスト・トラベラー読者投票には約5,000万人が参加。こちらのアワードは旅行業界において最高権威「とびきり最高の旅」に授与されるものとして知られています。
世界の王族や政治家、セレブが絶賛する「ラ・マムーニア」の魅力とは?
かつてイギリスのチャーチル首相が「この世の中で最も美しい場所」と称賛したという「ラ・マムーニア」。エリザベス二世、チャーリー・チャップリン、ローリング・ストーンズのメンバーなどが滞在したことでも知られています。
「ラ・マムーニア」が大勢の人々を魅了するポイントは以下の5つ。
- ヨーロッパとアフリカ文化が融合するエキゾティックなたたずまい
- 徒歩で有名観光スポットにアクセスできる便利なロケーション
- 敷地内に広がる広大かつ美しい庭園とお部屋からの眺めの素晴らしさ
- 伝統的なモロッコ料理を堪能できる
- アラビア式スパ高級「ハマム」が体験できる
もちろん他にもたくさん魅力的なポイントはありますが、普段味わえないモロッコならではの“特別感”が体験できる滞在先といえるのではないでしょうか。
世界のラグジュアリーリゾートを知り尽くした前川さんからは、次のようなコメントが届いています。
『日本から遠く、なかなか足を運ぶことができないアフリカ大陸。ハネムーンだからこその長期休暇を利用していく価値ありです!
ホテルのいたるところが美しく、インスタ映えスポットが多数。ハネムーンらしい忘れがたい思い出を残せるリゾートだと思います』
実はアフリカ、意外にハネムーンの行き先として人気があります。やはり、長いお休みが取れるチャンスはなかなかない、ということが理由のひとつなのかもしれません。
「ありきたりな行き先は嫌!」と、オリジナルプランを希望するカップルにとって、アフリカは魅力的な行き先です。
中でもモロッコはヨーロッパとも近いので、ついでに周遊もできちゃいます。ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。
ところで「ラ・マムーニア」のあるモロッコってどんな国?
アフリカとはいえ、モロッコ北部は地中海・ジブラルタル海峡(英領ジブラルタル・海峡北岸)をはさんでスペインとも大変近い場所にあります。
白い村で有名なアンダルシア地方からワンデイトリップでモロッコを訪ねるオプショナルツアーもあるくらい。
西側には大西洋、東側はアルジェリア、南側はモーリタニアに隣接しています。
イギリスやスペイン、フランスに支配されるなどの激動の歴史を経て、1956年に独立。公用語はアラビア語とアマズィク語ですが、フランス語も通じます。北部ではスペイン語を使う場所も。
宗教に寛容な国として知られ、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教のモスクが共存。民主的な立憲君主国であり、現在はモハメッド6世国王陛下が即位していらっしゃいます(引用元:モロッコ王国大使館ホームページより)。
モロッコでハネムーンにおすすめ観光スポットは?オプショナルツアーは?
イングリット・バーグマンとハンフリー・ボガードが出演したアメリカ映画「カサブランカ」(沢田研二さんの曲、カサブランカダンディ?)。でおなじみのカサブランカは、モロッコの玄関口。旅はここからスタートです。
「ラ・マムーニア」のあるマラケシュは「ローズピンクの街」として知られており、政治、経済、文化の中心地として栄えてきた歴史があります。
また、モロッコ最初のイスラム王朝、イドリス朝の都となったフェズの旧市街は迷路の町として有名。
そしてモロッコと聞いて真っ先に思い出すのが「青の街」「猫の街」で知られるシェフシャウエンですよね。
モロッコ行くならここは外せないという、観光スポット&オプショナルツアー4選をご紹介します。
- マラケシュ(バヒア宮殿、フナ広場、マジョレル庭園など)
- フェズ(2つの旧市街地)
- シェフシャウエン
- サハラ砂漠・アイトベンハッドゥ遺跡
“ローズピンクの街”モロッコ南部にあるマラケシュ観光
街中には一年中、ブーゲンビリアやミモザ、ジャスミンの花々が咲き乱れ、まさに夢のように美しい都市マラケシュ。ここの見どころの一つ「バヒア宮殿」は、モロッコのアルハンブラ宮殿(スペイン・グラナダにある世界遺産)ともいわれています。
目も覚めるようなブルーを使ったタイルの床や壁、細密に彫られたアトラスシダーの彫刻が見事な天井、レース編みのように繊細な石の透かし彫り、中央に設けられた中庭と水盤。アラウィー朝ハッサンン1世の宰相バハメットの私邸です。
そしてイヴ・サンローランがこよなく愛した「マジョレル庭園」も有名。フランス人画家のジャック・マジョレルが造園し、彼の死後、荒れ果てた庭園をよみがえらせたのがサンローランと彼のパートナーです。
マジョレルブルーと呼ばれる、鮮やかな青に黄色、緑、オレンジなどの原色を効果的に配した庭園は絶妙。サンローランのモニュメントも庭園内に残されています。
マジョレル庭園から車で約10分ぐらいのところにあるのがジャマ・エル・フナ広場。マラケシュ最大のスーク(市場)にも直結し、世界無形文化遺産にも登録されています。
夕方からケバブやシーフードのフライ、タジン料理、オレンジジュースなど、100以上の屋台がびっしり。蛇使いや曲芸師など、大道芸も出現して大変なにぎわいです。
「ラ・マムーニア」からはこれらの人気スポットへのアクセスが抜群。ちょっと贅沢な滞在になりますが、ロマンティックなモロッコでのひとときを、ハネムーンコンシェルジュにリクエストしてみてはいかでがでしょうか。
政府公認ガイドが必須!?“迷宮都市”フェズ観光
マラケシュからは飛行機で約1時間。リフ山脈、中アトラス山脈にかこまれた盆地都市がフェスです。世界遺産に選定された世界最大の迷宮は、旧市街地に広がっています。
一人ではまず抜け出すことはできないといわれているほど、1万にも及ぶ入り組んだ路地が存在。数多くのモスクやレストランなどが所せましと密集しています。
フェズ最古の建物といわれる「カラウィン・モスク」はイスラム神学校。9世紀ごろに建てられたものです。ムスリム以外は立ち入り禁止なので、外からその美しい建築美を鑑賞していきましょう。
フェズの見どころである旧市街地(メディナ)は2つ。モロッコ最古の古都であるフェズ・エル・バリ(Fez El Bali)と、13世紀ごろに造られたフェズ・エル・ジェディド(Fez El Jedid)です。
フェズは職人の町でもあるので、モロッコ伝統の工芸品や美術品、アンティーク、陶器類、雑貨などのお買い物も楽しめます。
迷子にならない&しつこい客引きの被害にあわないためにも、政府公認ガイドさんをお願いするのがおすすめです。
SNS写真でおなじみの青い街「シェフシャウエン」
日本人に大人気の場所といえばシェフシャウエン。旧市街(メディナ)は、何から何まで青く塗られたおとぎ話の世界のような美しい街です。
しかもシェフシャウエンは猫の街としても有名で、あちこちでくつろぐ猫に出会います。猫好きにはたまらないパラダイスですね。
山の斜面に広がる街で、アクセスはちょっと面倒。フェズから国営バスかタクシーをチャーターして約4時間半ぐらい。オプショナルツアーで日帰りもしくは、1泊2日のものに参加するのが便利かもしれません。
サハラ砂漠・アイトベンハッドゥ遺跡
移動距離は少し長くなりますが、モロッコで最も人気があるオプショナルツアーがサハラ砂漠観光です。エルフード、もしくは、メルズーガを拠点に出発します。
メルズーガはサハラ砂漠の最西端にあり、そこからエジプトまで約4,800㎞に及ぶサハラ砂漠が広がっています。
らくだの背中に揺られながら進んでいくのはまさに「月の砂漠」の世界!砂漠に沈む美しい夕焼け、感動の星空、ドラマティックな朝焼けと非日常を余すところなく楽しめます。
そしてモロッコ中部のアトラス山脈山中、ワルザザートの街近郊にある「アイトベンハッドゥ遺跡」。
カスバという泥で作られた要塞で、ベルベル人の有力部族だったハドゥー族が敵から街を守るために造った迷路のような集落です。1987年に世界遺産に登録されました。
「アラビアのロレンス」「ナイルの宝石」「グラディエーター」等、数々の映画ロケ地として使われたことでも有名。ワルザザートにはハリウッドの映画撮影所があり、「グラディエーター」のセットが保存されているそうです。
モロッコハネムーンでぜひ食べて帰りたいおすすめグルメ
モロッコと聞いて真っ先に思い出すのはタジン鍋!北アフリカを代表する定番料理です。地中海沿岸の国モロッコでは、野菜やキノコ、豆、肉などを使い、スパイスをきかせて仕上げます。
最近日本でも見かけるようになった「クスクス(小さなパスタのようなもの)」やマハラシュ(円形の平たいパン)などと一緒にいただきましょう。
イスラム教徒が多いモロッコでは、ラマダンもあります。その儀式明けによく飲まれているのが「ハリラ」というスープ。トマトベースで野菜や豆、ショートパスタを煮込んだ、お腹に優しいお味。
北アフリカのお料理は意外に日本人の口に合うので、ぜひいろいろチャレンジしてみては?フナ広場でしぼりたてオレンジジュースを飲んでいくのもお忘れなく。
モロッコハネムーンでおすすめのお土産
お買い物におすすめなのが革製のカラフルなバブーシュ(スリッパ)やタジン鍋、ティーポット、ティーグラス、ランプ、スパイスなど、モロッコらしい雑貨や食材がお土産に喜ばれます。
女性から美容効果抜群と話題のアルガンオイル。品数豊富なのがマラケシュ周辺です。そしてモロッコといえばやっぱりバラ!ローズウォーターとセットで購入し、お肌の上で混ぜるように乳化させて使えばしっとりすべすべになりますよ。
カラフルでかわいい陶器類はフェズで。メディナ(旧市街)にたくさんの陶器専門店が並び、モロッコらしいエキゾティックなデザインのものがそろっています。
モロッコへはどうやって行く?どのぐらい時間がかかる?
さて、モロッコに行きたくなってきたところで、日本からの行き方やフライト時間などを簡単にまとめてみました。モロッコへは直行便がないので、必ずどこかの国を経由していくことになります。
- ヨーロッパ経由でいく(パリなど)
- ドバイ経由でいく
- エティハド航空のアブダビ経由でいく
- カタール航空のドーハ経由でいく
- スペインから船で行く
エールフランス航空のパリ経由で行く
ヨーロッパ経由の場合、最もフライト時間が短くて済むのが、エールフランス航空を使ったパリ乗り継ぎ。ついでにヨーロッパ観光(周遊)を楽しみたい、というカップルには、1.のパターンがおすすめです。費用は高めですが、パリ観光も楽しみたい場合はメリット大です。
この他、比較的フライト時間が短いのは、ルフトハンザのフランクフルト経由があります。ヨーロッパからモロッコまでは約3時間程度のフライト時間ですので、他の国との周遊を希望する場合でも、気軽に相談してみましょう。
エミレーツ航空のドバイ経由で行く
ドバイ経由は機内サービスが好評のエミレーツ航空を利用してカサブランカへ。ストップオーバー・パッケージ(複数航空路線の乗継をする場合において、乗継地点に24時間以上滞在すること)を利用してドバイ観光も楽しめます。ただ本数が少ないのと費用はやや高めになります。
エティハド航空のアブダビ経由で行く
アブダビ(UAE)経由は、カサブランカ空港の他、ラバト空港発着もあります。費用が比較的安いこと、乗り継ぎ(トランジット)時間が短いのがメリットになります。
カタール航空のドーハ経由で行く
カタール航空のメリットはともかく安いことと、羽田空港発着も選べること。トランジット時間が長くなる時は、無料でドーハ市内ツアーや宿泊サービスも提供される場合があります。
その分、フライト時間がとても長くなるのでのんびり旅を楽しめる、日程に余裕があるカップル向けかもしれません。
この他、トルコ航空でイスタンブール経由も費用が安く抑えられます。
スペインから船で行く
最近、ハネムーンの行き先で人気急上昇中のスペイン。ここからモロッコへフェリーに乗ってアクセスすることもできます。ハネムーンで人気の南部アンダルシア地方にあるアルヘシラス、もしくは、タリファから1時間~1時間半ぐらいでモロッコのタンジェに到着!
旅行日程に余裕がある方向けですが、ジブラルタル海峡を渡るので、情緒たっぷり!出入国手続きも船内でできるので便利です。オプショナルツアーもあるので気軽に相談してみましょう。
所要時間は最低で16時間、最長で1日かかる
最も短いパリ経由で16時間~18時間、ドバイ・カタールなど中東での乗り継ぎの場合は丸1日かかる場合もあります。
カサブランカ空港からマラケシュ、フェズ、シェフシャウエンと回るルートが一般的なルート。モロッコだけの滞在なら8日間。ヨーロッパとの周遊なら10日間以上はみておきましょう。
ハネムーンコンシェルジュが提案するモロッコのおすすめハネムーンプラン
モロッコハネムーンのオリジナルプランを、旅行会社「たびえもん」の木舟さんに取材。おすすめのモデルプランをうかがいました!
モロッコのみのプランと、スペインとの周遊2プランをご紹介します。
プラン(1)モロッコとサハラ砂漠【10日間の旅】
■エリア名:モロッコ周遊
■テーマ:モロッコのフォトジェニックな都市と“月の砂漠”を旅したい
■旅行時期:気候のよい時期なら3月~5月(春)・9月~10月(秋)がおすすめ
■予算目安:お2人で50万~100万ぐらい
■旅行スケジュール:10日間
3日目:「青い街」を散策、フェズへ移動(フェズ泊)
4日目:「迷宮都市」を満喫、夕方からは屋台や大道芸を楽しむ(フェズ泊)
5日目:フェズからアトラス山脈を越えて、メルズーガへ移動(メルズーガ泊)
6日目:サハラ砂漠でサンライズを鑑賞、砂漠でラクダ乗り体験後、ワルザザートへ車で移動(ワルザザート泊)
7日目:世界遺産アイトベンハッドゥ遺跡観光、マラケシュへ移動(マラケシュ泊)
8日目:マラケシュ観光(マラケシュ泊)
9~10日目 カサブランカへ移動~乗り継ぎ~日本へ
たびえもんの木舟さんからのコメント。
『サハラ砂漠観光は移動距離が長くなりますが、モロッコを行き先に選ばれるお客様の多くが希望される大人気のアクティビティです。また、アイトベンハッドゥ遺跡も人気の立ち寄り先。
せっかく北アフリカまで足を延ばしたのですから、大切な思い出としてプランに取り入れてみてはいかがでしょうか』
プラン(2)モロッコとスペイン大周遊【13日間の旅】
■エリア名:南スペイン・モロッコ周遊
■テーマ:南スペインからモロッコへ魅力的な都市を情熱的に回りたい
■旅行時期:気候のよい時期なら3月~5月(春)・9月~10月(秋)がおすすめ
■予算目安:お2人で60万~120万ぐらい
■旅行スケジュール:13日間
4日目:グラナダへ移動、アルハンブラ宮殿などを観光(グラナダ泊)
5日目:マラガへ移動し、ミハスやフリヒリアナなど白い村を散策(マラガ泊)
6日目:アルヘシラスへ移動(アルヘシラス泊)
7日目:フェリーでタンジェへ移動、シェフシャフエンへ移動(シェフシャフエン泊)
8日目:「青い街」を散策、フェズへ移動(フェズ泊)
9日目:「迷宮都市」を満喫、夕方からは屋台や大道芸を楽しむ(フェズ泊)
10日目:マラケシュへ移動(マラケシュ泊)
11日目:マラケシュ観光(マラケシュ泊)
12~13日目 カサブランカへ移動~乗り継ぎ~日本へ
たびえもんの木舟さんからのコメント。
『ヨーロッパからアフリカへの周遊は、アクティブ派のカップルにおすすめ。
アンダルシア地方やモロッコは移動がやや不便なのが難点ですが、旅行日程に余裕が持てるハネムーンならではの周遊プランだと思います』
利用する航空会社やフライト時間により、この通りのプランでは移動できない場合があります。また、旅行時期や滞在ホテルのランクにより旅費は大きく変わります。
あくまでも目安ですので、立ち寄りたい都市や体験してみたいアクティビティなど、どんどん相談してみましょう。
もちろん「パリ観光×モロッコ」や「ドバイ観光×モロッコ」など、さまざまなプランを提案できます。たびえもんの木舟さんに、ハネムーンならではの思い出に残るオリジナルプランを提案してもらってはいかがでしょうか。
モロッコハネムーン基本情報
日本ではあまりなじみがない北アフリカの国、モロッコ。ここでは基本的なモロッコ旅行に必要な知識について解説していきます。
モロッコ新婚旅行ならビザ不要!パスポートは3か月以上の有効期限
日本国籍であれば、3か月(90日)以内の滞在でビザは不要。ただ、パスポートの有効残存期間は3か月必要です。
予防注射は不要ですが、アフリカからの周遊などで黄熱病・コレラが流行している国(ケニア、エチオピアなど)から入国する場合は必要になります。
モロッコ新婚旅行が現金必須!クレジットカードは高級リゾート内のみ
モロッコの通貨はディルハム(DH)です(1ディルハム=100サンチーム)。1ディルハムは日本円にして約11.30円前後(2019年6月現在)です。
ディルハムの持ち出し、持ち込みは固く禁じられているため、日本国内での両替はできません。成田空港内の両替所、もしくは、モロッコ国内の銀行などで両替するのがおすすめです。
外国通貨をディルハムに両替する場合には、両替証明書を取得しておくこと。再両替時に必要です。
クレジットカードでの支払い対応可能なところは増えてきているものの、利用可能な場所は高級ホテルやレストラン、一部のブティックやリヤドに限られています。
一般的にVISA、Master Cardは利用可能ですが、他のカードは対応してない事が多く、また、 クレジットカード対応可能な場所でも通信状況によっては決済が通らない場合があるため、現金を必ず用意しましょう。
海外キャッシングサービスが可能なクレジットカードを用意し、市内銀行ATMで現金の引き出しが便利です。銀行に併設されているATMで営業時間内での利用を強くお勧めします。
モロッコの治安情報
日本人は目立つうえ、警戒心が薄いと思われています。標的にされやすい面もありますので、人気のないところや夜間外出は控えるようにしましょう。
テロ警戒を強化して以来、治安は比較的安定しています。ただ、外国人観光客が集まる場所や宗教関連施設に関しては、引き続き警戒が必要です。ハネムーンで滞在する場合、できるだけ安全対策が万全な宿泊先を選びましょう。
モロッコ新婚旅行の持ち物や服装
モロッコの海岸沿いは海洋性の温暖気候。砂漠や内陸などは夏摂氏40度を超えるなど地域もあります。1年を通して昼夜の寒暖差が大きいため、薄手の長袖など温度調整が簡単にできる服装を準備しましょう。
砂漠ツアーを予定している場合は、1枚余分にフリースやジャケットを用意することをおすすめします。また、汗拭きシートやウエットティッシュも必需品。食事の時もさっと手を拭けるので多めに用意していくと便利です。
国民のほとんどがイスラム教徒です。露出の多い服装を避けるのが基本です。女性の方はスカーフやストールは必需品。日差しを避ける場合でも役に立ちます。現地で販売している「ヒジャブ」は、モロッコ女性が頭に巻いているスカーフ。お気に入りのものを1枚、旅の思い出として購入してもいいですね。
モロッコ新婚旅行の注意点
イスラム教では飲酒が禁止されているので、どこでも自由に飲むことはできません。公園やビーチ、路上など公共の場所では飲酒禁止。
レストランやホテル、バーなど、観光客向けの場所であればアルコールを出しているので、基本はそこで飲めます。
水道水は飲めませんので、必ずミネラルウォーターを購入しましょう。
トイレットペーパーは流すと詰まりの原因になるので、近くのゴミ箱にすてます。外出の際は必ずティッシュペーパーを携帯していきましょう。
次回はおすすめリゾート&行き先ご紹介として、アメリカにある「ザ・ビバリーヒルズ・ホテル」、プーケット島にある「トリサラ」の魅力とおすすめプランをご紹介します。
■取材協力
たびえもん
東京都練馬区練馬2-29-29
Tel: 03-6914-8575
ラ・マムーニア La Mamounia
住所:Avenue Bab Jdid، Marrakech 40040