アフリカ大陸の西の端に位置するモロッコ。その第4の都市マラケシュに、アフリカNo.1に輝いたホテルがあります。
そのホテルの名前は「ラ・マムーニア」。
モロッコの伝統的な宮殿を思わせる、ゴージャスで神秘的な佇まいと高いホスピタリティ。これまで数々のセレブや政治家、著名人たちを魅了してきました。
そんな「ラ・マムーニア」なら、きっと二人のハネムーンはさらに特別なものになりますよ。
ハネムーンは「この世で最も美しい場所」で過ごしませんか?
「ラ・マムーニア」があるマラケシュはモロッコの中央に位置し、北アフリカの先住民族・ベルベル人の言葉で“神の国”という意味を持つ都市です。数々の王朝が繁栄しては衰退していく中で、建築物も様々な様式のものが建てられてきました。
歴史的建造物も多く、世界遺産に登録されているスポットもあるなど、マラケシュの街並みはその美しさから“南の真珠”と呼ばれています。今回ご紹介する「ラ・マムーニア」なら、歩いて行ける距離にも有名観光スポットがありますよ。
そして「ラ・マムーニア」自体もモロッコ伝統のタイル細工や彫刻が施されたとても美しい建物です。イギリスのチャーチル首相は「この世の中で最も美しい場所」と讃え、エリザベス二世やチャーリー・チャップリン、ローリング・ストーンズのメンバーなど多くの著名人が訪れています。
2018年のReader’s Choiceには約5,000万人が参加し、「ラ・マムーニア」が見事アフリカNo.1ホテルに選ばれたというわけです。
モロッコの伝統芸術が息づくゲストルームで、ハネムーンをもっと華やかに
世界で活躍するインテリアデザイナー、ジャック・ガルシアが修復を手がけ、2009年にリニューアルオープンした「ラ・マムーニア」。135室のゲストルームと71室のスイートルーム、モロッコで人気のリアド3邸からなり、そのどれもがモロッコの伝統を感じさせ魅力的です。順にご紹介しましょう。
シックなクラシックルーム
白い壁に落ち着いた深紅のベルベット。最もオーソドックスなクラシックルームですら、宮殿を思わせる圧倒的な重厚感と上品さに溢れています。バスルームは大理石を贅沢に使い、こちらも白と深紅のコントラストがゴージャス。
モロッコスタイルと聞くとカラフルで可愛らしい部屋を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、この部屋はシンプルな色使いながらファブリックの模様など細部にモロッコの伝統が息づいています。
爽やかで開放的なデラックスルーム
オフホワイトを基調にペールトーンで爽やかな色使いのデラックスルーム。デラックスルームはテラスもしくはバルコニー付きです。
壁にはモロッコ特有の繊細でカラフルなタイル細工が散りばめられ、上品さと可愛らしさを兼ね備えています。モロッコの代表的な観光地、クトゥビア寺院やアグダル庭園をテラス(もしくはバルコニー)から眺めながら二人でウェルカムドリンクをいただく時間は、何年経っても思い出す特別な瞬間になることでしょう。
こだわり抜かれたシグネチャースイート
「ラ・マムーニア」には、スイートルームの中でも特にこだわりを持って作られた6つのシグネチャースイートがあります。そのどれもが魅力的ですが、その中から2部屋をご紹介します。
バルダキンスイート
「ラ・マムーニア」でもっとも新婚旅行のカップルにふさわしい部屋はきっとバルダキンスイートでしょう。バルダキンとは天蓋のことで、文字どおりこの部屋のベッドには、サテン生地の天蓋がついています。
サテンとはいえ重厚感のある生地質とアイボリーがかった落ち着いた色味で、大げさすぎず上品な印象の天蓋。そして部屋全体も、オフホワイトや象牙色など花嫁を連想させる“白”で統一されています。
壁にはモロッコの花嫁を描いた肖像画が飾られ、まさにハネムーンのカップルのために作られた部屋です。
マジョレルスイート
フランスで生まれ33歳の時にマラケシュへと居を移した画家ジャック・マジョレル。彼にちなんで作られたこの部屋は、要所要所に“マジョレルブルー”と呼ばれる鮮やかな青色が使われています。
美しい青と黄色のタイル細工は、彼が生前スタジオとして使っていた建物と同じ配色。この建物は、モロッコの観光地にもなっているマジョレル庭園に現在も保存されています。
世界的デザイナーのイヴ・サン=ローランが愛し現代に甦らせたマジョレル庭園はモロッコの有名な観光地にもなっているので、ぜひ足を運んでみてください。
極上のプライベート空間 リヤド
リヤドとは、直訳するとアラビア語で“植物のある庭”という意味ですが、モロッコでは“中庭のある家”、さらには中庭付きの邸宅をリノベーションしたゲストハウスのこともリヤドと呼ばれています。そしてリヤドの魅力の一つが、豪華な作りの中庭です。
「ラ・マムーニア」のリヤドの中庭は、大理石で作られたパティオになっており、その中央にはタイルが敷き詰められたプール。透き通った水の中では濃淡の異なる様々な青色のタイルが、美しく揺らめいています。
パティオを囲むように作られた広さ700㎡の3つのスイートルームは、ダイニング、屋内ラウンジ、キッチン、そして暖炉つきのベッドルームと、まさに宮廷を思わせる贅沢な造り。外の世界から隔離されたプライベートな空間で贅沢に二人だけの時間に浸って下さい。
ハネムーンを豊かに彩る壮大な庭園と自家菜園
「ラ・マムーニア」は見事なガーデンも見所の一つです。5000本のバラ、700本のオレンジの木、200本のオリーブの木(そのうちの一本はなんと700歳!)、大小様々なサボテンにジャカランダやブーゲンビリアなどカラフルな花々。
また、人参やトマト、ネギ、ビーツなどの野菜や、コリアンダー、バーベナ、レモングラスと言ったスパイスやハーブを育てる菜園もあります。収穫された野菜やハーブはもちろんホテルでの料理に使われ、ゲストはモロッコ料理、イタリア料理、フランス料理と様々な形でそれらを味わうことができます。
ハネムーンは食事にもこだわりたい!自家菜園を持つ4つのレストラン
自家菜園の紹介をしたところで、次は「ラ・マムーニア」こだわりのレストランをご紹介します。
モロッコ料理『ル・マロカン』
モロッコの伝統料理と現代風にアレンジされた創作料理のレストラン。キャンドルの灯りと噴水の水音がロマンチックな時間を演出するテラス席、ベルベットが親密さを際立たせるプライベートラウンジ、陽光が明るく差し込むライブラリー・スタイルのラウンジがあります。
菜園で収穫した新鮮な野菜やスパイスを使った料理は、五感が喜ぶ健康的な美味しさです。
イタリアンレストラン『リタリエン』
深紅のベルベットに真っ白なテーブルクロス、ゴールドのカーテンの後ろにはカラフルなステンドグラス。高級感あふれるイタリアンレストラン『リタリエン』の料理はどれも繊細で軽やか、インテリアの重厚感とのコントラストが見事です。
菜園のトマトやハーブがここでも活躍。前菜からデザートまで、まるで音楽を奏でているような料理の数々です。
フレンチレストラン『ル・フランセーズ』
ランタンの灯りが柔らかく包み込むフレンチレストラン『ル・フランセーズ』。アイボリーとオレンジ、二つのサテンのカーテンが灯りを受けてそっと華を添えます。エレガントなフレンチを、美味しいワインとともに堪能してください。
また、土日限定でランチもいただくことができます。陽が差し込む時間には、サテンのカーテンが優しく光を反射する屋内席もいいですが、緑の庭園を眺められるテラス席が爽やかでおすすめです。
水辺のレストラン『ル・パヴィリオン・ドゥ・ラ・ピスィン』
プールサイドに建てられた『ル・パヴィリオン・ドゥ・ラ・ピスィン』は、モロッコの有名な観光スポット“メナラ庭園”で水面に浮かぶように建つパビリオンへのオマージュです。緑に囲まれた水辺のレストランは、砂漠の中のオアシスを思い起こさせる癒しの空間です。
モーニング、ランチ、ディナーと時間帯に合わせた料理を楽しむことができるので、一日中ここで過ごすこともできちゃいます。
ビュッフェ形式のモーニングを思う存分堪能したら、プールでひと泳ぎ。ランチは軽めのスナックを頬張って、そのあとはもう一度泳いでもいいですし、プールサイドのサンラウンジャーで日光浴を楽しんでも○。
夜は水辺の涼しさに心地よく酔うことができそうです。プールは温水なので夜でも楽しめますよ。
ハネムーンの夜にふさわしい個性的な5つのバー
アフリカNo.1のホテルはバーにも個性が光ります。その日の気分で
ジャズバー『ザ・チャーチル・バー』
黒いベルベットとレオパード柄のアームチェアにレオパード柄のカーペット。ワインレッドの壁は音楽スタジオのように分厚い特殊素材。
ザ・チャーチル・バーは、ジャズ好きのためのバーです。ホテルのジャズバーとしてはなかなかなインパクトじゃないですか?
ジャズの巨匠たちの肖像画に見守られながら、心地よい音楽に二人で身を委ねる。なんとも粋なハネムーンの一夜です。
開放的な屋外バー『ル・モロッカン・バー』
『ル・モロッカン・バー』は庭園のそばの広々としたパティオにあります。
高い天井、繊細な彫刻とタイル細工が施された柱。中央には噴水があり、それらををぐるっと囲むように赤いベルベットのソファが並んだ屋外のバーは、開放的でお酒が進みそうです。
雄大なアトラス山脈を見渡すことができる、2階のテラス席もおすすめです。
ザ・リゾート『ザ・プール・バー』
ヤシの木、バナナの木、サボテン、イチジク、色とりどりの花。イタリア産の大理石でできた大きなプールの水面は、光を反射してキラキラきらめきます。
カクテル片手にそれを眺める時間はまさしくザ・リゾート。モロッコの風と日の光を全身に感じる、心地よいバーです。
ゆったりお酒を楽しむ『ザ・イタリアン・バー』
落ち着いた雰囲気の『ザ・イタリアン・バー』。ステンドグラスとたくさんのボトルが陽の光に照らされて、カラフルに染まるバーカウンターが印象的です。
ハネムーンではしゃぎすぎた夜に、ゆっくり静かにお酒を飲むのにぴったりです。
日曜のブランチ
日曜日はプールサイドでビュッフェ形式のブランチも楽しめますよ。ロブスター、牡蠣、サーモンなどのシーフードにフレッシュなサラダ、タジン鍋を使ったモロッコの伝統料理。デザートには専門シェフが作るペストリー。
せっかくのハネムーンも、予定を詰め込みすぎては疲れてしまいます。日曜日はブランチを食べながら二人でゆっくりと時間を過ごしてみてはいかがでしょう?
伝統と革新の体験へ二人を誘う『The Spa of La Mamounia』
モロッコでは大昔から、ガスールと呼ばれる粘土やサフランなど天然物を使用したボディケアの技術が脈々と受け継がれてきました。The Spa of La Mamouniaでは、ハマム、サウナ、ガスール、アルガンなどモロッコの伝統と現代の技術を融合させたスパ体験することができます。
ハマムとはトルコ式の高級公衆浴場の事で、自分であかすりや洗髪をすることもできますが、専門のスタッフが常駐しているのでせっかくならお願いしてみましょう。とっても気持ちがいいですよ。
スパのメニューは、リラクゼーション、フェイシャルトリートメント、ホットマッサージ、ボディラップ、スクラブなど。たくさんあって選ぶのが大変なほどです。
また、スイスのブランドValmontやモロッコ発のmarocMaroc、フランス生まれの世界的ヘアカラーリストChristophe Robinとのコラボレーションも見逃せません。二人で一緒にスパを受けたい場合は、カップル専用ブースをどうぞ。
まだまだある!ハネムーンをもっとハッピーにしてくれるサービス
最後に、「ラ・マムーニア」の嬉しいサービスをいくつかご紹介します。
「ラ・マムーニア」では、マラケシュでの旅が充実したものになるよう、コンシェルジュチームを用意しています。どこに行こうか迷ったら、ぜひ相談してみてください。
熱気球での空の旅、サイドカーでの路地裏探索・・・。マラケシュ初訪問の人向けの代表的な観光スポットから知る人ぞ知るコアスポットまで、現地スタッフならではの提案でハネムーンをさらに素敵な旅にしてくれます。
また、「ラ・マムーニア」滞在中に楽しめる、ヘッドソムリエによる「プライベート・ワインテイスティング・クラス」も開催中。
モロッコ・イタリア・フランスのいずれかの国からワイン5種類を、ヘッドソムリエであるミカエル・ロドリゲスが厳選し、歴史やワインのキャラクターをレクチャーしてくれます。ワイン好きならぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
さて、宿泊先を「ラ・マムーニア」に決めたなら、30日前までに予約をしましょう。なんとそれだけで宿泊費が15%もディスカウントされるんです。
また、5連泊すると5泊目の宿泊はなんと無料!他にも、宿泊日数に応じて空港⇔ホテル間の送迎が無料になったり、マッサージが60分間無料、1日半のガイド付きツアーなど、様々な特典が用意されています。
普段の海外旅行の行き先としてはちょっぴりハードルが高いアフリカ大陸。ハネムーンの機会を利用して足を運んでみませんか?
「ラ・マムーニア」がハネムーンにオススメの理由まとめ
- モロッコ伝統のタイル細工や繊細な彫刻が施された、美しい建物
- 広くて美しい庭園と、ゲストルームやレストランからの素晴らしい眺望
- 有名観光スポットに歩いて行ける
- 自家栽培の野菜を使った伝統的なモロッコ料理を堪能できる
- モロッコで人気のリヤドに泊まることができる
- トルコ式高級公衆浴場「ハマム」が体験できる
- タイル細工やステンドグラスなど芸術的な建築は、SNS映え間違いなし!
◾️取材協力
ラ・マムーニア LA MAMOUNIA
ホームページ
住所:Avenue Bab Jdid 40 040 Marrakech Maroc
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