オーストラリアへのハネムーンで「エアーズロックに行きたい」というカップルも多いのでは?
全4回に渡り、ハネムーンで楽しみたいエアーズロックの魅力をとことんご紹介する今回の特集。1回目はウルル(エアーズロック)までのアクセス方法と見どころを、2回目はウルル(エアーズロック)観光で滞在できる「エアーズロックリゾート」のホテルやレストランなどをご紹介しました。
3回目はウルル(エアーズロック)で気になる現地ツアー(オプショナルツアー)とモデルプランについてご紹介します。
ウルル(エアーズロック)ハネムーン大特集INDEX
- (1)ウルル(エアーズロック)の見どころと行き方は?
- (2)ウルル(エアーズロック)でおすすめのホテルは?
- (3)ウルル(エアーズロック)でおすすめの現地ツアー6選&モデルプラン
- (4)ウルル(エアーズロック)の服装や持ち物、注意点など
海外初心者でも安心!日本語サービスが充実した「エアーズロックリゾート」
ウルル(エアーズロック)の現地ツアーは、「エアーズロックリゾート(ホテル)」で手配できますが、日本語ガイドを希望する場合は「AAT Kings」がおすすめです。
「AAT Kings」日本人や日本語が堪能な外国人をガイドとして採用。英語が苦手、海外旅行は初めて、という方でも安心して参加できるのがメリットです。
「AAT Kings」が取り扱っている人気のツアーと、ホテルから予約できるハネムーンにおすすめの現地ツアー5選は以下の通り。
- ウルルサンライズとカタジュタ
- カタジュタとウルル サンセット
- 先住民族ブッシュフード体験
- ウルル ナイトスカイ
- サウンド オブ サイレンス 星空ディナー
それぞれの特徴とおすすめポイントをご紹介します。
ウルルサンライズとカタジュタ(AAT Kings主催)
朝日が反射して荘厳な姿を見せるウルルを眺めながら朝食を楽しめるツアー。朝食はホテルで用意してもらうか、自分たちで調達して参加します。
サンライズを楽しんだ後は、マラウオーク(遊歩道)を散策。小さな洞窟に残されたアボリジニの壁画、ウルルの一部が浸食で削り取られた自然のシェルターなどを楽しみます。
その後、カルチャーセンターに立ち寄り、アボリジニ・アナング族の歴史や文化に関する展示を見学。ここでアナング族のアートや工芸品なども購入可能です。
そして、クニヤウオークへ。ここでは、アボリジニの伝説が残されているムティジュルの泉や岩壁にあるハート型の窪みを探しながら歩きます。次に、カタジュタのウォルパ渓谷を散策します。
大人1人199オーストラリアドル(約15,920円)。
<おすすめポイント>
- ウルルとカタジュタを1枚の写真で撮影できるビューポイント
- 半日(午前中)で参加可能
- ウルルの周囲(約10㎞)を1周し、主要ポイントをおさえられる
- ホテルまでの送迎、日本語ガイド付き
- コーヒーや紅茶のサービスあり
カタジュタとウルル サンセット(AAT Kings主催)
巨石がそびえ立つダイナミックな景観が魅力のカタジュタを散策した後、ウルルで幻想的なサンセットを楽しむツアー。
カタジュタ砂丘展望台からマウント・オルガの全景を楽しんだ後、巨大な岩の間を歩くウォルパ渓谷散策(約40~60分)を楽しみます。
その後はウルルのサンセットを楽しみながら、スパークリングワインとカナッペでアペリティフタイム。スパークリングワインのグラスに写る「逆さウルル」をぜひ撮影していきましょう。
参加費は大人1人189オーストラリアドル(約15,120円)。
追加オプションとしてそのまま日本語のガイドによる星空観賞付き「サザンスカイBBQ」に参加可能です。1人169オーストラリアドルプラスで合計358オーストラリアドル(約28,640円前後)。
=ご注意=
「カタジュタとウルルサンセット」は2019年10月26日のウルル登山禁止にともない、「ウルルふもとめぐりとサンセット(下記参照)」に行程変更になります。
ホテル→カルチャーセンター見学→ウルルのマラウォーク→ウルルのサンセット鑑賞→ホテル
<おすすめポイント>
- 半日(午前中)で参加可能
- ウルルの周囲(約10㎞)を1周し、主要ポイントをおさえられる
- ホテルまでの送迎、日本語ガイド付き
- コーヒーや紅茶のサービスあり
- そのまま星空のもとでディナーが楽しめるサザンスカイBBQのオプションあり
先住民族ブッシュフード体験(AAT Kings主催)
先住民族であるアボリジニの伝統料理であるブッシュフード文化を、日本語ガイド付きで紹介してくれます。
ブッシュフードとは、オーストラリア固有の野生動物(カンガルー、クロコダイル、昆虫類などを含む)や野菜、ハーブ、魚介類など多彩な食材を使って、調理したもので、栄養価の高さやヘルシーさが注目を集めています。
約1時間程度で試食体験もできるので、気軽に参加できるのが魅力です。大人1人30オーストラリアドル(約2,400円前後)と手ごろ。
<おすすめポイント>
- 午前・午後のツアーの間でなど隙間時間で参加可能
- リゾート内で開催、日本語ガイド付き
- ブッシュフードの試食付き
ウルル ナイトスカイ(AAT Kings主催)
こちらも2019年11月から新スタート!日本で観ることができない南半球の星空や天の川を日本語ガイド付きでじっくり楽しめます。
中でも星空をバックに撮影した写真も撮ってもらえるので、ハネムーンの素敵な思い出になります。星空観賞付きのBBQディナーに参加しなくても、ウルルの星空を気軽に楽しめるのがうれしい!
参加費は大人1人85オーストラリアドル(約6,800円前後)。
<おすすめポイント>
- 約1時間半~2時間で参加可能
- ホテルまでの送迎、日本語ガイド付き
- 星空と一緒に撮影した写真ファイルがもらえる
サウンド オブ サイレンス 星空ディナー(エアーズロックリゾート主催)
砂漠の中にあるディナー会場で星空の下、オーストラリアグルメを満喫できる人気のビュッフェバーベキューです。ビールやワイン、ジュースなどが飲み放題。
ディジュリドゥ(アボリジニの金管楽器)の演奏を楽しみながらアペリティフから最後のデザートまで、夢のようなひと時が過ごせます。ハネムーンならぜひ体験していきたい現地ツアーです。
スタートーク(星空観賞会)は基本英語ですが、有料で日本語ガイドに変更可能。カタジュタとウルルサンセットツアーと同時参加はできないのでご注意を。
毎日催行で所要時間は約4時間15分、大人1人225オーストラリアドル(約18,000円前後)、日本語スタートーク付きの場合はプラス44オーストラリアドルで269オーストラリアドル(約21,520円前後)。
<おすすめポイント>
- ウルルとカタジュタのサンセットが同時に楽しめる
- 砂漠の中、オープンエアのディナーでロマンティックな体験
- ビール、ワイン、ジュースが飲み放題
- ホテルまでの送迎あり
フィールド オブ ライト(英語)(エアーズロックリゾート主催)
ウルルを幻想的にライトアップしたイルミネーションイベント。担当したのは、イギリスの芸術家であるブルース・マンロー氏です。
ソーラパネル(太陽光)を利用し、日が沈むにつれて約5万以上の球状ガラスに灯りがともり、体験したことのないスケール感で観る人を圧倒します。参加できるツアーは以下の3種類。
- イルミネーションのみ「フィールド オブ ライト パス」(移動時間含め約1時間15分)、大人34~35オーストラリアドル(約2,720~2,800円前後)
- 小高い丘からの観賞とスパークリングワイン付き「フィールド オブ ライト スターパス」(移動時間含め約2時間30分)、大人73~75オーストラリアドル(約5,840~6,000円前後)
- 小高い丘からの観賞とサンセットディナー付き「フィールド オブ ライト ディナーパス」(移動時間含め約4時間30分)、大人235~228オーストラリアドル(約18,800~18,240円前後)
※クリスマスシーズンは特別メニューになります。
※日本円は2019年8月現在の参考価格です。
<おすすめポイント>
- 期間限定なのでこのチャンスを逃すともう楽しめない
- イルミネーションのみのお手軽コースからディナー付きまで3コース選べる
ウルルサンライズとフィールド オブ ライト(日本語ガイド付き・AAT Kings主催)
AAT Kings主催の「フィールド オブ ライト」が楽しめる日本語ガイド付きのツアーです。早朝ホテルへお迎えに上がり、フィールド オブ ライトの会場へ。砂丘に登り、美しいイルミネーションを楽しむなど会場を散策。
日の出前に再び砂丘へ戻り、サンライズ鑑賞(コーヒー・紅茶サービス付き)を。明るくなる空と美しく輝くイルミネーションの幻想的でロマンティックな瞬間を楽しんでいただけます。
<おすすめポイント>
- 「AAT Kings」主催のツアーなら日本語ガイド付きで海外初心者でも安心!
英語のみの催行だけど“特別な体験”が楽しめる現地ツアー
せっかくのハネムーンだからちょっとユニークな体験を楽しみたい、というカップルの方におすすめなのが「ウルル キャメルツアー」。
ラクダの背中に揺られながら、赤土の砂漠を進むのはめったにできる経験ではありません。サンライズやサンセットのタイミングで楽しめる軽食付きのツアーや、「サウンドオブサイレンス 星空ディナー」の往路に追加オプションで加えることも可能です。
そしてウルルの壮大な景色を空から楽しめる「シーニックフライト(ヘリコプター遊覧飛行)」。お手軽な15分、30分のフライトがあります。セスナ遊覧もあり。
オーストラリアならではの体験なら「ウルル・モーターサイクルツアー」。ハーレーダビットソンの後部座席に乗って、ウルルやカタ・ジュタなどを目指します。
この他、サイクリングやセグウェイツアーなどもあり。どんな旅にしたいか、過ごし方も含めてハネムーンコンシェルジュに相談してみましょう。
ウルル(エアーズロック)登山禁止!それでも登りたいカップルにおすすめの裏技ツアーは?
2019年10月以降、ウルル(エアーズロック)への登山は禁止されてしまいますが、「どうしても登りたい!」という声が絶えず・・・。
そこで旅行会社オースティの音場さんがおすすめしているのが、ギラウィーン国立公園内にある高さ140mの“ピラミッド”と呼ばれる花崗岩の一枚岩への登山です。
世界No.1の砂岩の1枚岩がウルル(No.2はマウントオーガスタス)、そして花崗岩の1枚岩No.1がギラウィーン。
そこで、ギラウィーンが第2のウルルとして注目を集めているというわけです。ちなみにこちらは1日限定12名しか入山許可がおりません。
『ギラウィーンの“ピラミッド”へ登山ができるオプショナルツアーを主催しているのは、現在のところオースティだけ。登山の途中には私たちが発見した“ハートロック”があるので、ハネムーンでぜひ記念撮影していってほしいです』とのことでした。
ギラウィーン“ピラミッド”登山のおすすめポイントは以下の5つ。
- ウルルより大きな1枚岩(約2.5倍)
- ウルルよりアクセスしやすい(ゴールドコーストから約3時間程度)
- ウルルよりも安い!(約1/3の費用)
ウルル周辺には宿泊施設が少なく、世界中から観光客が集まっている関係で予約が非常に取りにくい状況になっています。
世界でNo.1の花崗岩一枚岩「ギラウィーン“ピラミッド”」登山にチャレンジしてみませんか?
まだまだ登った人は少ないので、ハネムーンの特別な体験になりますよ。ぜひ「オースティ」のハネムーンコンシェルジュに相談してみましょう。
人気のケアンズ経由でハミルトン島やウルル(エアーズロック)周遊はおすすめできない!?
オーストラリアハネムーンというと、「ケアンズ・ハミルトン島・ウルル(エアーズロック)」を周遊するリクエストがよくあります。
ところが、この「ケアンズ経由」が曲者!せっかくのハネムーンが台無しになってしまう可能性が高いというのです。
ハミルトン島、エアーズロックリゾート、オーストラリア政府観光局の担当者さん全員が口をそろえて「やめた方がいい」といいます。
その理由は以下のとおり。
- ケアンズ経由は料金が最も高くつく!
- ケアンズからのフライトはLCCのみなので、飛行機が飛ばないリスク大
- 特にケアンズ~ハミルトン島は飛行機が小さいため売り切れが早い
ハミルトン島やウルル観光が主目的ならば、ブリスベン経由がイチオシ!人気の高いビーチリゾート、ゴールドコーストへもアクセスが良く、金額が安いのもポイントです。
ブリスベンはオーストラリア第3の都市といわれており、日本ではあまり知られていませんが魅力的な観光スポットがいっぱい。
例えば、コアラを抱っこして写真を撮れる「ローンパイン・コアラ・サンクチュアリ」やクリーンズランド最大の観光ワイナリー「シロメ・ワイン」、「クリーンズランド博物館・美術館」などなど。ショッピングやグルメ、リバークルーズなどのアクティビティが充実しています。
ケアンズ主目的であれば、旅行日数を眺めに設定し、ブリスベンやシドニー経由でハミルトン島、ウルル(エアーズロック)と周遊することになります。最低でも10日間以上はみておきましょう。
ハネムーンコンシェルジュが提案するウルル(エアーズロック)のおすすめハネムーンプラン
ウルル(エアーズロック)ハネムーンのオリジナルプランを、旅行会社「オースティ」の音場さんに取材。おすすめのモデルプランをうかがいました!
手頃なシドニー・ウルル周遊プランと贅沢なハミルトン島・ウルル周遊、第2のウルルとゴールドコースト周遊の3プランをご紹介します。
プラン(1)シドニー・ウルル(エアーズロック)周遊【7日間プラン】
■エリア名:ウルル(エアーズロック)に2泊して満喫
■テーマ:ともかくウルルに格安で行きたい。
■旅行時期:気候のよい乾季がおすすめ4月後半~10月下旬
■予算目安:お見積りします
■旅行スケジュール:7日間
3日目:シドニー観光(シドニー泊)
4~5日目:ウルル散策、カタジュタ、ディナーBBQなど現地ツアー満喫(エアーズロック泊)
6~7日目:早朝ツアーに参加後、エアーズロック空港からシドニー乗り継ぎで羽田空港へ
オースティ・音場さんからのコメント。
『ともかくウルル(エアーズロック)に行くのがいちばんの目的で大自然を満喫したいというカップルにおすすめのシンプルなツアー。旅行日程が限られている、忙しいカップルにはベストな日程です』
シドニーでは、世界遺産のオペラハウスを観たり、オーストラリアグルメを満喫!ブルーマウンテンズ国立公園を訪れたり、有名なボンダイビーチでまったりするのもいいですね。
シドニー湾のディナークルーズもおすすめだそうですよ。
プラン(2)ハミルトン島・ウルル・メルボルン・シドニー周遊【10日間プラン】
■エリア名:クリーンズ州・ノーザンテリトリー州周遊
■テーマ:ハミルトン島でグレートバリアリーフ(ハートロック)やホワイトサンドビーチ、ウルル(エアーズロック)とメルボルン、シドニーへも。
■旅行時期:ウルルのベストシーズン優先なら乾季の4月後半~10月下旬、海の透明度優先なら9月下旬~11月がおすすめ
■予算目安:お見積りします
■旅行スケジュール:10日間
3日目:コアラと一緒に朝食後、グレートバリアリーフ(ハートリーフ)やホワイトヘブンビーチなどを観光(ハミルトン島泊)
4日目:ハミルトン島でビーチリゾート滞在を満喫(ハミルトン島泊)
5日目:ハミルトン島からメルボルンへ移動、メルボルン観光(メルボルン泊)
6日目:ウルルへ移動(ウルル泊)
7日目:ウルルで現地ツアーを楽しむ(ウルル泊)
8日目:エアーズロック空港からシドニーへ移動(シドニー泊)
9~10日目:シドニー観光後、日本へ(機中泊)
オースティ・音場さんからのコメント。
『オーストラリアハネムーンで楽しみたいことすべてを盛り込んだ贅沢なプランです。ブリスベンやメルボルン、シドニーと都市の雰囲気の違いも味わってください。』
お値段は高くなりますが、一生に一度の体験をしたいカップルにはベストなプラン。
プラン(3)第2のウルル・ゴールドコースト周遊【7日間プラン】
■エリア名:西オーストラリア州・クイーンズ州周遊
■テーマ:巨大な1枚岩への登山でパワーを感じ、人気のゴールドコーストでビーチリゾート満喫
■旅行時期:気候のよい時期なら3月~5月(春)・9月~10月(秋)がおすすめ
■予算目安:お見積りします
■旅行スケジュール:8日間
3日目:ゴールドコーストでテーマパークやビーチ、土ボタルツアーなど現地ツアーを楽しむ(ゴールドコースト泊)
4日目:ゴールドコーストから第2のウルル・ギラウィーン国立公園へ日帰りツアーを楽しむ(ゴールドコースト泊)
5日目:ブリスベンへ移動、市内観光など(ブリスベン泊)
6~7日目:ブリスベン観光後、日本へ(機中泊)
オースティ・音場さんからのコメント。
『花崗岩の巨大な一枚岩、第二のウルル(エアーズロック)といわれるギラウィーン国立公園内の“ピラミッド”。ゴールドコーストから日帰りで行けるので、旅行費用もかなり抑えられます。』
マリンアクティビティやテーマパーク、現地ツアーが充実したゴールドコーストは、ハネムーンにイチオシのエリア。日本からの直行便はないので、メルボルンやシドニーなどとの周遊を組み合わせたプランでも提案できますよ。
カフェ文化を楽しみたいならメルボルン、自然が豊かでグルメも楽しめるパースなど、お好みの都市との周遊など、オリジナルプランなら自由自在!ハネムーンコンシェルジュ・音場さんにどんどんリクエストしてみましょう。
■取材協力
AUSTY 東京支社 03-5771-7705
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