「新婚旅行に海外へ行ってみたい」でも「海外旅行の経験があまりない」。その上英語が苦手ともなると、つい躊躇してしまいますよね。
前編ではハネムーンはビーチリゾートに行きたいと考えている方向けに、初めての海外でも安心して楽しめるビーチリゾート選びを伝授。
後編では、ビーチリゾート以外で特におすすめの行き先、主にヨーロッパを中心にご紹介していきます。
初めての海外!英語できなくても大丈夫なヨーロッパの行き先3選
初めての海外旅行で最も躊躇するのが「ことば」でしょうか。まして、ヨーロッパなどでは、英語も通じない場所もあり、より一層不安を感じている人も多いことでしょう。
そこで、英語が苦手でも安心して楽しめるヨーロッパの行き先を厳選してみました。
海外初心者おすすめの行き先
ヨーロッパで行きたい国No.1「イタリア」
イタリアは他のヨーロッパの国との周遊でも必ず名前が上がるほどの人気ぶり。イタリアにはローマやヴェネツィアをはじめ、魅力的な都市も多く、国内を周遊するツアーもおすすめです。
日本語は通じにくいですが、人懐っこくおせっかいなお国柄。困っている場合はいろいろ助けてもらえるようです。
現地日本語ツアーや日本語ガイド付きの定期観光バスなどもあるので、そういうサービスをうまく組み合わせれば、あまり不安に思う必要はありません。
どうしても心配という場合は、食事や買い物、観光地の移動などに「観光通訳ライセンス」を持っている日本人(あるいは日本語ができる人)に同行を頼むという手も。さらにカジュアルな現地日本語アシスタントにお願いするということもできます。
<イタリアハネムーンのメリット>
- ローマ、ミラノへは直行便がある
- 日本語のサポートサービスがある
- イタリアングルメが絶品
<イタリアハネムーンのデメリット>
- 置き引き、盗難など治安には注意が必要
- 観光客が多く人気のスポットは混雑
- ローマ、ミラノ以外の都市へ行きたい場合は乗り継ぎが必要
イタリアハネムーンの旅行日数・予算はどのぐらい?
日本からイタリアまではローマ・ミラノへ直行便で約13時間前後かかります。
イタリアのみの滞在なら最低7日間、ゆっくり過ごしたいハネムーンなら最低でも8日間は欲しいところです。
インターネットなどで紹介されているイタリア7日間パッケージツアーの平均的な費用は20万~30万ぐらい。ただ、せっかく新婚旅行でイタリアに泊まるなら眺めのいいお部屋やアクセス便利なホテルを選びたいものですね。
ビジネスクラスへのアップグレード等で値段は変わってきます。また、現地でのオプショナルツアーなどもありますので、詳しくはハネムーンコンシェルジュに相談し、プランと見積もりを取り寄せましょう。
世界遺産もビーチリゾートも両方楽しめる「スペイン」
スペインはイタリアに次いで人気No.2の国。ガウディのサグラダファミリアなど、一度は見てみたい建造物がたくさんあります。
日本語はもちろん、英語も通じにくいですが、明るく陽気なお国柄。「オラ!」と現地のことばであいさつすれば、フレンドリーに対応してくれますよ。
現地日本語ツアーや日本語街路付きの定期観光バスなどもあるので、そういうサービスをうまく組み合わせれば、あまり不安に思う必要はありません。
スペインの魅力はなんといってもビーチリゾートも同時に楽しめること。人気の都市・バルセロナなら、都心からすぐにビーチへ出られますし、アンダルシア地方のコスタ・デル・ソル(太陽海岸)などはヨーロッパ有数のリゾートです。
またスペインの離島、ヨーロッパのハワイともいわれるマヨルカ島もおすすめです。
<スペインハネムーンのメリット>
- マドリードへは直行便がある
- 日本語サポートを受けられる
- 世界遺産や歴史的建造物など見どころがいっぱい
- グルメが充実
- ビーチリゾートも同時に楽しめる
<スペインハネムーンのデメリット>
- 置き引き、盗難など治安には注意が必要
- 観光客が多く人気のスポットは混雑
- マドリード以外の都市へ行きたい場合は乗り継ぎが必要
スペインハネムーンの旅行日数・予算はどのぐらい?
日本からマドリードまでは直行便で約14時間ぐらい。成田空港からイベリア航空(JALとのコードシェア便)が就航しています。そこから国内便や高速鉄道「AVE」を利用すれば、他都市への周遊も難しくありません。
旅行日数は最低で6日間ですが、他都市の周遊やゆっくり過ごしたいハネムーンなら最低でも8日間は欲しいところです。
インターネットなどで紹介されているスペイン7日間パッケージツアーの平均的な費用は20万~30万ぐらい。
せっかくスペインを訪れるなら、中世のお城や修道院貴族の館などを独自でリノベーションした国営ホテル「パラドール」にも泊まってみたいもの。アンダルシアの“白い村”などもぜひ訪れてみてください。
詳しくはハネムーンコンシェルジュに相談し、プランと見積もりを取り寄せましょう。
白夜やオーロラ!普段体験できないことを楽しむなら「フィンランド」
日本から最も近いヨーロッパといえばフィンランド!直行便なら約10時間で到着できます。以前、映画「かもめ食堂」や「雪の華」などのロケ地になったことでもおなじみです。
埼玉でテーマパークがオープンした、ムーミンの故郷。最近ではフィンランド式サウナも話題になっていますね。
ラップランド地方は北極圏にあり、夏は1日中太陽が沈まない白夜、冬は太陽が昇らない極夜が体験できます。そして、大自然の神秘・オーロラを見ることもできます。
フィンランド語は難しいですが、英語も通じます。日本語現地ツアーもあるのであまり心配する必要はありません。
<フィンランドハネムーンのメリット>
- 直行便がある
- 日本語サポートを受けられる
- オーロラ鑑賞や白夜など特別な体験が楽しめる
- ヨーロッパ周遊の拠点に便利
<フィンランドハネムーンのデメリット>
- 旅費・物価が高い
- オーロラ出現に時間がかかる場合がある
- 冬の寒さが厳しい
フィンランドハネムーンの旅行日数・予算はどのぐらい?
日本からヘルシンキまでは直行便で約10時間です。ヨーロッパですが5日間という弾丸ツアーも可能。
ただ、せっかくヨーロッパを訪れるならゆっくりしたいハネムーン、最低でも7日間、他の北欧の国との周遊を考えるなら8~10日間は欲しいところです。
インターネットなどで紹介されているフィンランド7日間パッケージツアーの平均的な費用は20万~30万ぐらいです。
ホテルにスタッフが常駐していなくても、日本語で対応してもらえるサービスもあるので、詳しくはハネムーンコンシェルジュに相談し、プランと見積もりを取り寄せましょう。
≫憧れのフィンランドでオーロラとウインターリゾートを楽しむプラン
≫フィンランドで世界唯一の観光用砕氷船サンポ号に乗るプラン
≫北フィンランドの先住民文化に触れる、アクティブな新婚旅行プラン
初めての海外でも心配無用!エアーズロックは日本語サービスが充実
オーストラリアで人気がある場所のひとつ、エアーズロック(ウルル)。実は、エアーズロックを訪れる観光客で最も多いのはオーストラリア人ですが、2番目に多いのが日本人です。
このため、日本語サービスが充実!オーストラリア国内で乗り継ぎが必要ですが、あまり不安に感じずに楽しめるのがメリットです。
また、グレートバリアリーフの中にあるハミルトン島も日本語サービスが充実。旅費はハワイよりも高く感じるかもしれませんが、現地でかかる費用が抑えられるので、トータルでは同じぐらいの出費になります。
費用や時間を節約するなら、ブリスベン経由がおすすめ。オーストラリア国内の都市をいくつか周遊したいなら、シカゴやメルボルンも便利です。
エアーズロック特集はこちらを参考に≫
ハミルトン島特集はこちらを参考に≫
新婚旅行が初めての海外!英語が苦手でも楽しめる行き先選びまとめ
新婚旅行は海外に行ってみたいけど、英語が苦手だから不安という方向けに、おすすめの行き先をご紹介しました。
ことばが多少不便でも、直行便を利用すればあまり心配する必要はありません。現地での観光や食事などは、日本語ガイド付きのオプショナルツアーを利用したり、日本語サービスをうまく活用すれば問題ありません。
最近では翻訳機「ポケトーク」や「イージーコミュ」、「イリー」など、機能性が高く使いやすい翻訳ツールも充実。レンタルもできますので、こういった便利グッズを活用するのも手です。
ヨーロッパに行ってみたいけど、どうしても不安ということであれば、添乗員付きのツアーを利用するのもありですよ。
日本旅行 新宿支店 ヨーロッパプラザでは、現地に精通した添乗員による説明会を開催。こちらに参加すれば、安心してプランを計画することができますね。
せっかくのハネムーンですから、「英語が苦手」ということで妥協することなく行きたいところへ行けるプランを選んでほしいもの。ぜひ、こちらの記事を参考に魅力的な海外旅行を楽しんでみては?