カンヌの街並み
カンヌの街並み

南フランスというと、暖かいイメージがあります。

思い描くのは、ミモザやラベンダー、バラ、ひまわりなどの花や地中海のビーチリゾートなど。きっといつ訪れても楽しめると思いますが、ハネムーンで訪れるならいつがいいのでしょうか。

観光したい場所がある、体験してみたいことがある、ゆっくりリゾート気分で過ごしたい。などなど。

カーニバルなど季節により様々なイベントや訪れる場所、過ごし方(目的)などによってもベストシーズンは違ってきますよね。

実際に夏、南フランスを旅してきた経験から、いつ訪れるのがいいのか、オススメの時季などについて私なりにアドバイスできたらと思います。

南フランスの気候は?服装の注意点は?

アヴィニョン近郊の午前中は長袖でもいい温度
気候は、地中海性気候で1年のうち300日は晴れると言われるほど温暖な気候に恵まれています。
私は8月下旬から9月上旬にかけて行きましたが、持っていた本のニースの気温グラフを見ると、7、8月の気温は最高気温25℃前後、最低気温20℃前後となっていました。

荷造りしていた時、関東は38℃を超えるか?!という猛暑の中だったので、最初は真夏の服装ばかりを用意していました。

そのため、最高気温25℃というのがピンとこなかったのですが、一時、曇りの少し寒い日がちょうど25℃近かったので、思ってるより寒い(涼しい)かも?と思い、持っていく服を入れ替えました。

南フランスといえど、訪れる場所によって気温が異なるので注意!

現地調達した真夏ワンピース

実際、ニースでは開放的な雰囲気と暑さで、現地で真夏なワンピースを買って着ていました。しかしながら、他の訪れた場所では1日の中でも寒暖の差が大きく、半袖の人と長袖の人、両方みかけました。

私が寒がりというのもあるかも知れませんが、袖なしの真夏服ばかりから長袖にしておいて正解でした。

私が持っている本には30度、40度を超える日もあると書いてありましたので年々気温が上がっているのかも知れません。ニースの日中は確かに暑かったです。特に昨年は気候変動で各地とても暑かったですよね。

「ミストラル」が吹くと夏でも寒いことも!

ニースのビーチ
冬はアルプスや山岳部以外で雪が降ることは稀で、ニースなどでは最高気温14度前後、最低気温7度前後の様子。たまに寒波に襲われることもあるようですが、日中は厚手のコートが要るほどではなさそうです。

とはいえ、1月2月の一番寒い時期、特に寒暖の差も激しくなる時には寒さに合わせた防寒が必要と思います。できれば、調節出来るような服装や小物を用意していくといいですよね。

曇りの時も、もちろんある
ちなみに、ミストラルと呼ばれる強風があります。これはアルプスから地中海へ吹き下ろす北風

季節風ではないので、夏でも吹くと気温が下がります。冬に吹くと一気に冷え込みます

南フランスの月別気候とイベントは?

アンティーク市の様子

大まかに月別で気候とイベントなどを、参考までにまとめてみました。

2月の南フランスは「三大祭り」がねらい目

レモン祭り
マントンのレモン祭り

2月は南仏の三大祭り、ニースのカーニバル、マントン「レモン祭り」、「ミモザ祭り」というのがあります。

ミモザ祭りはミモザ街道というのがあり、ポルム・レ・ミモザからグラースまでの8つの街で様々なイベントをやっているようです。

ミモザ街道の一つ「タネロン」
ミモザ街道の一つ「タネロン」

1月2月は一番寒い時期。それでもお天気のいい日中は日差しが強いので過ごしやすいようです。特に寒暖の差が激しくなる時なので、服装は調整出来るものや小物で対策するといいと思います。

3月4月5月の南フランスは春。4月中旬から暖かくなってきて、東京と同じような気温になり朝晩冷え込みます。この時期も持ち物や服装に注意が必要です。

5月の南フランスハネムーンならカンヌ映画祭やモナコGP

モナコ
5月は、特にイベントがたくさん開催されます。カンヌ映画祭やモナコGPもありますね。

イベントがあるとホテルが取りにくくなるようなので、お目当てのイベントがある時は早めにホテルの手配をした方が良さそうです。

ハネムーンの時期が6月下旬以降ならプロヴァンス!

フランスのイメージ、ラベンダー
6月7月8月は夏。6月下旬からプロヴァンスはラベンダーが見頃になります。

7・8月は暑さがピークに。各地で野外コンサートなどが開催されます。日の入りが21時頃で22時ぐらいまで明るいので、1日が長く楽しめます。

9月上旬までなら海水浴もOK

すすき?
9月は子ども連れのヴァカンス客がいなくなるので、少し落ち着いた雰囲気なのではないでしょうか。ハネムーンにはよい時期ですね。

上旬は日中の気温も高いので海水浴も楽しめて夏の雰囲気を残していますが、だんだん気温が下がっていき、下旬は秋を感じるような涼しさになっていきます。観光にも良いシーズン。

10月~11月は紅葉も楽しめる!クリスマスマーケットもあり

秋のプロヴァンス
10月・11月、降水量は増えますが東京ほどではなく、紅葉も美しく街並みを染めます。

夜はメリーゴーランドがキレイ

11月末からはクリスマスマーケットなどが始まり、楽しい時期です。

冬の南フランスはグルメも楽しみたいハネムーンにおすすめ!

12月1月2月は冬。寒くてどんよりした曇り空のパリなどの北部と違って、天気は晴れが多く美しい青空が広がります。

トリュフ解禁
トリュフの収穫が解禁

冬になるとトリュフの収穫が解禁になるなど、グルメなカップルには旬の料理が楽しめます。

南フランスハネムーンで役立つ持ち物

南フランスの持ち物リスト

南フランスハネムーンで役立つ持ち物を実体験からアドバイスします。

ハネムーンなら少し余裕が残せるスーツケースがおすすめ

私自身は移動しながらの旅だったこともあり、小さめのスーツケースを使用。ちなみに旅行日数は13日間でパリ、アヴィニョン、エズ、ニースなどを周遊しました。

ただし、ハネムーンとなるとお土産などで荷物も増えるとなると、少し余裕のあるスーツケースの方がいいかもしれませんね。

街歩きにはリュックや肩掛け鞄
街歩きや移動にはリュックや、肩掛けバッグを使いました

持っていく洋服の内容は、温度調整がしやすいものを

重ね着や脱ぎ着が簡単に出来て、温度調整出来るもの。それぞれ組み合わせられるもの。私の場合、真夏のワンピースは必要なら服地で調達するつもりで荷物から外しました。

というわけで、半袖Tシャツや長袖シャツ、ロングカーディガンにもなるワンピースや七分袖ワンピース、パーカーなど。

ボトムスはスパッツ、パンツ、スカートそれぞれ1本ずつ。

靴はスニーカーと、歩いても疲れないカジュアルすぎないヒールのあるサンダル。

ストールは万能アイテム!

ストールは万能アイテム
その他に帽子、サングラス、ストール、日焼け止めを持参。日中は日差しが強いので季節にかかわらずあった方がいいと思います。

普段、日焼け止めを塗らないため、一応持っていったのに使わずに帽子をかぶっていました。気がつけば日に焼けて黒くなっていたので、遅いと思いつつ慌てて日焼け止めを塗りました。

ストールは、エアコンで寒い場合などもそうですが、1日の寒暖の差も大きいのであると役立ちます。

荷物を減らすため、最低限の着回し服のアクセントとしてストールは万能!またノースリーブだと教会は場所によりNGなので肌を隠すのにも<使えるアイテムです。

ちなみにくせ毛対策にはドライヤーではなくストレートアイロン

癖毛な私は、ドライヤーではなく、アイロンを持っていきました。海外対応しているものは、そのまま使えるので便利です。

エコバック(マイバック)は海外では必須!

エコバッグがおしゃれ、使いやすい
モノプリのエコバッグ

スーパーや日用品のお店など、買い物したら袋に入れてくれるのが当たり前の日本。海外では有料なので、特に小さめのカバンで街歩きの時は、マイバックを持っておくといいと思います。

あると便利なスリッパ(室内履き)

飛行機内やホテルで靴を脱いで過ごす時に。ランクにもよりますが準備されていないところもあるので、持っていくのがいいと思います。

ビジネスクラス以上の飛行機や日本のホテルに用意されてるような、使い捨て用のタオル地の薄いスリッパなどはオススメです。

ホテルにないこともあるアメニティグッズ

アメニティグッズ
歯磨きセットや石鹸、シャンプーやリンスなど。

こちらもホテルのランクによると思いますが、少し小さいところに泊まると、ソープ(ボディ兼シャンプー)はあってもリンスがないこともあります

ポケットティッシュはほどほどで大丈夫!

トイレットペーパーが当たり前にある日本と違って、昔の海外旅行ではトイレでティッシュがなかったことも。

今回もトイレ用にポケットティッシュをたくさん持って行っていきましたが、あまり使う事も無かった・・・。たくさんは要らなかったです。

飲み慣れている常備薬は持参で

飲みなれてる常備薬
胃腸薬や痛み止めなどの他、絆創膏も持っていくと安心です。乗り物酔いする人は酔い止めなどもあるといいですね。

翻訳アプリはあると便利かも!

私はフランス語はもちろん分からず、英語もままならない状態。無料の翻訳アプリを使っていました。音声も出来たようですが、使いこなせず文字でのやり取りに使っていました。
伝えることは出来ても返事が分からないので、スムーズなやり取りにはポケトークなどの翻訳ツールがいいかも知れません。

ガイドブックやブログのアドバイスが過剰!?な場合も

話が少しそれますが・・・。フランス在住の日本人が書いた本に、スリなどに合わないように気をつけることは、お金持ちに見えないように、ブランド品や宝飾品、ネイルもNGとなっていました。

「メイクも地味に徹しましょう」ということで、ネイルは我慢していきました。しかし、現地でおばさまやおばあちゃんまでも、ペディキュアしているのを見て思わずマニキュアを買いに走りました(笑)

匙加減が難しいところですね。

▼パリの治安情報
オペラ座界隈のスリ集団をご紹介!
相手はプロ集団!スリに合わないためのポイント
パリメトロの乗り方ガイド!おまけで遭遇したスリの手口

南フランスのWifi事情は?ルーターを借りるorシムを買うどっちにする?

フランスの空港やホテルではフリーWifiが使えます。とはいえ、宿泊場所により繋がりにくかったり遅いこともあります。

ニース・コート・ダジュール空港ではWifiコーナーみたいなのがあり、充電出来るカウンターデスクがありました。

南フランスのWi-Fi環境は?
安いのは現地のCIMカードを購入すること。ただし、売っている場所を自分で探して購入し、CIM設定も自分でする必要があります。

ルーターは、紛失する恐れはあるけれど、日本で(空港で)レンタル&返却が出来る、使い方や質問などがあればカウンターで確認することができます

私はルーターをレンタルしました。理由は、初日からシャルル・ド・ゴール空港に到着後、すぐに移動だったため。

パリでSIMカードを買いに街まで行く時間がないのと、設定に自信がないこと。旅する場所がパリなどの都市ではなく、地方を廻る旅行日程だったからです。

ハネムーンの日程が限られているようなら、ルーターのレンタルが便利と思います。

南フランスハネムーンにオススメの時季と服装や持ち物まとめ

青空が広がって気持ちいい

  • 南フランスは地中海性気候で温暖ですが1日の寒暖の差が大きい。
  • ミストラルが吹くと夏でも寒くなり、特に冬に吹くと一段と寒くなる。
  • 寒暖の差に備え、重ね着出来るものや、季節に合わせた防寒小物なども用意するといい
  • 持っていくといいモノ(スリッパ、ストール、常備薬、帽子、サングラス、日焼け止め)

温暖な気候とはいえ季節変動がある南フランス。一筋縄ではいかないようです。

観光やヴァカンス等を楽しみたい場合、オススメの時季をあえてアドバイスするならば、夏や秋は気候面ではベストシーズンと言えると思います。

トリュフが好き、などグルメを楽しみたい!という場合は、冬もオススメです。

ちなみに私は、夏の雰囲気を味わいたいのと、バカンス客が少し落ち着く頃を狙って8月下旬から9月上旬で計画しました。

南仏の小さな村
新婚旅行は南フランスに行ってみたいと考えているが、具体的な観光スポットや何が楽しめるのかを調べたり、探すのが大変!という時は、ハネムーンコンシェルジュに相談してみませんか。

現地情報に詳しい旅行のプロにオリジナルプランを作ってもらうのがオススメです!!きっと思い出に残る、素敵なハネムーンになることでしょう。

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