バチカン市国の衛兵隊をご存知でしょうか。青と黄色のストライプの制服を着て凛々しくバチカンを守っている若い男性です。
サンピエトロ教会を出るとすぐにバチカン市国の入り口があり、そこを警備をしているバチカンの衛兵は観光客の注目をあびています。
バチカンの衛兵はイタリア人ではなくスイス兵!?
この衛兵さんは実は、イタリア人ではなく、スイス人なのをご存知ですか?
1505年に兵隊として特に活躍したのがスイス兵だったらしく、Giulio2世(ユリウス2世)の信頼を受け、バチカンの衛兵として常勤するようになりました。
1527年、神聖ローマ帝国皇帝カール5世の軍がローマに侵攻してきたとき、教皇クレメンス7世を守るため、スイス兵は実際にその役目を果たします。
バチカンとサンタンジェロ城を結ぶ秘密の通路「パセット」の護衛を忠実に果たしたのです。
実はその時の銃撃弾の後が、いまも残っています。広場からも見ることができます。
城壁内の通路を利用して身を隠したときの銃弾の後です。
この時にスイス衛兵は護衛として命を落としています。
バチカン内にはスイス衛兵の武器庫も装備
バチカン内には、スイス衛兵の武器庫も備わっています。
一般公開はされていませんが、歴代のスイス兵の武器や、よろいが飾られています。
今は武器として利用されることはありませんが、当時は教皇を守るために使われたものです。
バチカン衛兵になる条件はイケメン!?
バチカン衛兵として仕えるにはいくつかの決まりがあります。
「独身」「キリスト教徒」「174cmの身長」「スイス軍基礎課程終了」とあります。
独身という条件に関しては、衛兵としての期間が長い場合、既婚(衛兵後に既婚)でもいいそうです。
私個人的には、「美男」であることも条件のうちに入っているのでは?と思っています。
こんなカラフルな衣装が似合うのだからそれだけでもすごいですよね。
この制服はストライプ部分がひだになっていて「長細い武器」が引っかかりやすいそうです。
サンピエトロ教会はローマ観光ではずせない観光スポットです。
バチカンを守るスイス兵、ローマを守るイタリア警察、それぞれのテリトリーがあるため、イタリア警察はバチカン広場より内部には入れません。
ローマ法王を守るためのスイス衛兵交代の時間がカメラチャンスです。
ローマではいろいろなカメラチャンスがあります。思い出いっぱい詰め込んて、素敵な新婚旅行になることを願って。
ローマより 桜子
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