謎の空中都市マチュピチュ、かつてのインカ帝国の首都クスコ、ナスカの地上絵など数々の奇蹟の遺跡が今も残るペルー。豊かな自然の中に多彩な魅力が詰まった歴史の国。
コロニアル時代の面影を残すクスコや空中都市「マチュピチュ」は必見。
空からしか全容がわからない地上絵の他、周辺には多くの遺跡や絵が残されています。
「水鏡」で有名なボリビアのウユニ塩湖。せっかく南米までいくなら、絶景周遊をぜひ!
古代インカの遺跡や、謎に包まれた標高2280mに位置する空中の都市マチュピチュを代表する遺跡やコロニアル様式の街並みなど10カ所にも及ぶ世界遺産が登録されている壮大な国です。
旅のプランを上手に立て、充実した遺跡巡りをしたいものです。
急斜面に位置している頂上には、太陽の神殿があり、インカの神であった太陽を祀ると同時に、太陽を使用して暦を観測、作成下のではないかと言われている。マチュピチュには、クスコからマチュピチュ下の村アグアス・カリエンテスまで列車で約3時間半。そこからバスに乗り換えて20分ほど。もしくは、クスコからポロイ駅までバスで行き、ポロイ駅から3種の異なるクラスの列車に乗りマチュピチュまで行く方法もあります。
かつてインカ帝国(タワンティンスーユ)を興したことで知られるインディオ。アンデス山脈中の標高3600mにある街はかつてインカ帝国を興したことで知られるインディオが使用するケチュア語で「へそ」を意味するかつて栄えたインカ帝国の都市であり、現在でもペルー有数の都市の一つです。
広大な平原に無数の直線や幾何学模様、100以上の図柄と18個の異なる植物や動物の絵が描かれているナスカの地上絵は、今もって解明されていない謎が数多い遺物です。ナスカまでは首都リマやから長期距離バスで6時間ほど。巨大な地上絵を観るのには、セスナに乗って空から見物する他、マリア・ライヘ展望台から、木と手の2つの地上絵を観るのもよいでしょう。
数々の古代文明が栄えた国として知られるペルー。見ごたえがある一方、移動などにかかる時間や費用は全体的に高めになります。
成田発のマチュピチュ遺跡観光付き8日間プランの平均的料金は、おふたりで40万円~。さらにウユニ塩湖への周遊をプラスした場合、10日間で50万円~が平均的な価格です。日数や行き先を増やすと1日おひとり様3万円程度プラスされるようです。
格安航空会社を利用すればもう少し低予算に抑えられますが、ただでさえ長い移動時間がさらに長くなることや、ホテルのランクなど、安いには安いなりの理由があり、あまりおすすめはできません。
日本からペルーへの直行便はないため、アメリカの都市から乗り継ぎ便を利用します。
ペルーは日本の裏側にあり、飛行時間も比較的長い為、最低でも7日間は必要です。首都リマだけでなく周辺都市や遺跡にも訪れることを考えて、ここから日数を増やすように計画を立てるとよいでしょう。
謎の空中都市マチュピチュ、かつてのインカ帝国の首都クスコ、ナスカの地上絵。壮大な古代ロマンに出会うには、それなりの時間もかかります。旅行会社が設定しているツアー日程も、成田発のマチュピチュ遺跡観光付きツアープランで8日間~、少し足を延ばしてお隣ボリビアにある絶景スポット・ウユニ塩湖周遊も組み込むと10日間~といったところ。
特に、写真でよく見るウユニ塩湖の水鏡の絶景が見られるかどうかは、天候などに繊細に左右されるため、できれば数日滞在するのが理想的です。
2人が行きたいところ、叶えたいプランをじっくり考慮して、素敵なハネムーンを計画してください。
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南半球に位置するペルーは、日本と季節が逆になります。
気候は地域によって違い、年間の平均気温が20℃前後で雨がほとんど降らないコスタと呼ばれる海岸地帯、標高が高く気温は平均して低いケチュアと呼ばれる山岳地帯、セルバと呼ばれる平均温度が28度になるアマゾン熱帯雨林地域の森林地帯の大きく3つの地域に分かれているのが特徴です。
海岸地域のリマは晴天が続く夏の10月~4月、クスコなどの山岳地域は乾季の5月~10月頃がベストシーズンといえるでしょう。
ウユニ塩湖があるボリビアは、11月~3月が雨季、6月~10月が乾季と別れていて、水鏡の絶景を見るなら、雨季の1月~3月くらいがベスト。雨季といってもボリビアは降水量が少なく、日本の3月〜4月と同じかそれより少ない雨しか降らないので、一番のねらい目は雨季のど真ん中の2月。次いで、1月、3月というのがこれまでの傾向のようです。
一方、ウユニ塩湖が干上がる乾季は、一面真っ白な塩の大地がとてもきれいです。広大過ぎて遠近感が無くなることを利用したトリック写真も撮りやすい時期で、欧米人には、鏡張りより乾いたウユニの方が人気があります。
ペルーには様々なタイプの宿があり、宿泊代も他国と比較すると比較的リーズナブルです。ただし、ハネムーン気分を盛り上げる豪華な5つ星クラスのホテルは、首都リマに集中しているのが特徴です。
ヒルトンやウェスティンなど世界的に評価の高いホテルもありますが、リマの高級ホテルの中でも個性を放っているのが「ホテル B」。部屋にはそれぞれ雰囲気に合わせたアート作品が飾られ、ロビーやテラスも上品な中に的確に施された配色やアート作品が、素敵な空間を演出しています。
異国情緒を楽しみたいなら「カントリークラブ」。館内全体がアンティーク調でコロニアルな雰囲気に包まれ、まるで昔の映画の中に入り込んだような優雅な趣を味わうことが出来ます。
世界に名の知れた高級ホテルの安定感に身をゆだねるのもいいですし、そこでしか味わえない世界観にふたりで浸ってみるのも素敵ですね。
4つ星以下のホテルでも質の高いサービスを提供するホテルが多く、星の数以上のクオリティーの滞在が楽しめます。
「フォレスタ ホテル リマ」や「リベルタ ドア」はコストパフォーマンスの良いホテルとして人気で、スタッフのホスピタリティと料理には定評があります。部屋の広さも十分。また、ホテルの周りにはショッピング街や公園、レストランなどもあり立地も○。予算を抑えつつ特別感も大切にしたいふたりにおすすめです。
ペルーの北部にあるマンコラは、昔からのリゾート地。オンザビーチ、オーシャンビューの素敵な施設でリゾート気分を満喫しちゃいましょう。
「DCO スイーツ ラウンジ&スパ」は人気のリゾートホテル。白と青を基調にしつらえられた部屋からは青い海と白い砂浜が見渡せ、部屋との境目があいまいになるような感覚にうっとりしてしまいます。波の音を聞きながらのスパは最高の贅沢!
「キキック(KiChic)」はラグジュアリーかつナチュラルであたたかみのあるリゾートホテル。オーシャンフロントでありながら南国の木々に囲まれ、開放感あふれる部屋では心地よい風と木陰が優雅な気分を誘います。
サーフィンを楽しんだり、ホエールウォッチングではイルカやウミガメにも会えるかも?
ひと味違ったスリリングなハネムーンにしたいなら、崖の上にあるガラスのカプセルホテル「スカイロッジ アドベンチャー スイート」がイチオシ!
マチュピチュの前泊地として知られるウルバンバにあり、なんと宿泊するのは崖を400メートルも登った岩肌!
全面ガラス張りなので眺望は最高で、特に星空は一見の価値あり。ベッドのほかダイニングスペースやトイレなどもそろっていますし、食事は朝食と夕食に加えワインのサービスも。防弾ガラスを使用するなど安全性も保障されています。
これ以上ない非日常の体験をハネムーンの思い出にしてみては?
ペルーへ行くならマチュピチュは外せません。インカ帝国の首都として栄えたクスコの、標高約2,400mに築かれている壮大な天空の遺跡。頂上にそびえる太陽の神殿からの眺めは圧巻です。
また、クスコはマチュピチュだけでなく町全体が世界遺産に指定されています。サントドミンゴ教会と大聖堂カテドラルまでの道のりを、クスコの街並みの特徴である石畳や石垣、コロニアル調の建造物を堪能しながら散策してみて下さい。
クスコから60㎞程に位置するマラスの塩田も思わず目を奪われる光景です。マチュピチュに向かう途中にあるアンデスの聖なる谷にあります。
もう一つ有名な観光スポットが、ナスカの地上絵。鳥や幾何学模様などが最大500mにも渡って描かれたナスカの地上絵は、いまだにその謎が解明されていないミステリアスな遺跡です。
マチュピチュからそれほど離れていないので、マチュピチュとナスカをセットで観光するプランが一般的なようです。
この他にもたくさんの遺跡や古い街並み、教会や大聖堂が存在する歴史ロマンの宝庫です。
ぜひ時代の息づかいを肌で感じてください。
クスコからは離れますが、ボリビアとの国境付近にあるプーノという村にあるチチカカ湖は標高3,810mの高さにある古代湖です。その姿は10万円前から変わっていないといわれ、インカ時代には聖なる場所としてあがめられてきました。
湖の上にはトトラという水草で作られた浮島(ウロス島)があり、カラフルな民族を衣装をまとった先住民族が暮らしています。同じく水草でつくられた「バルサ」という船でクルーズするのもおすすめ。
ウユニ塩湖とチチカカ湖と周遊するツアーもできますので、検討してみてはいかがでしょうか。
アンデス山脈をはじめ、数々の山脈に囲まれているペルー。中央アンデス山脈地域は山脈サイクリングの人気スポットですし、ワラスのセマナ・デル・アンディニスモでは、毎年マウンテンバイク競技が開催されています。
ビーチリゾートとしても知られるマンコラは、ペルーを代表するサーフポイントでもあります。世界的なサーフコンペティションが開催されるほか、水上スキーやダイビングなども楽しむことができますよ。
南アメリカで最も標高が高いと言われるペルー南部の砂丘はサンドスポーツのメッカ。サンドボード、ブギーボード、サンドバギーなどを楽しみに、世界中からたくさんの人が集まってきます。
南米の料理は美味しくないというイメージを持っている方も多いと思いますが、実はペルーの料理は世界的にも評価が高く、美食の国として知られています。
山岳地帯ではアンデス原産のトウモロコシや高原野菜をふんだんに使った料理、海岸エリアでは新鮮なシーフードなど、エリアによって多彩な食文化が発展してきました。
南米で最初に日本人を移民として受け入れた国というだけあって、醤油はペルーでも日常使いの調味料。国内で醤油の生産もしているんですよ。醤油を使う料理の中でも、ペルーの代表的な料理の1つが「ロモサルタード」。お肉にフライドポテト、玉ねぎ、ピーマンなどの野菜を一緒に炒めたもので、白いご飯と一緒に食べます。
牛の心臓を串に刺して焼いた「アンティクーチョ」は日本の焼き鳥屋さん顔負けの美味しさです。アルパカの肉をグリルした「アルパカ・ア・ラ・プランチャ」などの肉料理や、マスを塩で味付けして焼いたシンプルな料理「トゥルチャ・ア・ラ・プランチャ」、新鮮な魚介類をレモンと塩、香辛料などでマリネした「セビッチェ」などの魚料理も、日本人の口によく合い食が進みます。
クスコの「クスケーニャ」、リマの「クリスタル」、アレキパの「アレキペーニャ」などビールの種類も多く楽しめますし、ペルーを代表するブドウの蒸留酒「ピスコ」は、アルコール度数がなんと42度もありますが、卵白・レモン・砂糖と合わせたピスコサワーにするとグイグイ飲めてしまうので飲みすぎ注意。
ペルーで一番人気の飲み物「インカコーラ」や、アンデスの原住民が好んで飲むコカ茶もぜひお試しあれ。
今ペルーで最も予約を取るのが難しいお店「セントラル」。ペルー独自の様々な食材を使うことにこだわりを持ち、アーティスティックな盛り付けや食器はSNS映え間違いなし。「世界のベストレストラン50 2016」にて4位に、南米部門では堂々の1位に輝いている折り紙付きです。ハネムーンの夕食にもピッタリ!
ペルー料理セビッチェを提供するお店をセビッチェリアと言うのですが、リマで一番人気のセビッチェリアと謳われるのが「プント・アスル」。セビッチェは、文化遺産に登録されたりセビッチェの日なんてものもあるほど、ペルー料理の中でも少し格が違うのですが、こちらのお店はお手頃価格で食べられます。
アンデス名物の肉料理を出す人気のお店「クシクイ」。クイとはモルモットのことで、その名の通りクイの丸焼きが食べられるお店です。柔らかくてクセのない、あっさりとした味わいは日本人にも人気。他にもアルパカのステーキなど、クスコのソウルフードを食べてみたいカップルにおすすめです。
マチュピチュで美味しいペルー料理を味わうなら「インディオ・フェリス」。気になる料理を単品で頼んでもいいですし、コース料理を頼めば食後のデザートまで本格的なペルーの味を堪能できます。数々の受賞歴をもち、観光客からの評判も良いレストランです。
ビーチリゾート・ピウラなら、シーフード料理に定評のある「アクア(Aqua)」が人気ですし、ペルー料理とデザートで定評があるのは「ラ・シレナ・ドゥファン(La Sirena d'Juan)」。カジュアルに楽しむなら「ラ・トマシータ(La Tomasita)」や「パプリカ(Paprika)」が人気です。
スペイン人、アフリカ人、中国人、日本人、イタリア人など多様な民族の影響を受けて独特の料理文化を形成して来たペルーには、ペルー料理と和食が融合したものやイタリアンと融合したものなどユニークなレストランもたくさんあります。気分と予算に合わせて、美食の国ペルーでの食事を楽しんでください。
ペルーのお土産といえば、インカ模様の織物やアクセサリー。シンプルなモノトーンからカラフルなビタミンカラーまで色使いも種類も豊富なので、お気に入りの一点を見つけてください。
アルパカの毛で織られたセーターやポンチョは少々値段が張るものの、軽くて暖かくて肌触りも優しいので人気の商品です。ただし、店によっては品質の悪い商品が混ざっていることもあるため、なるべくなら専門店での購入をおすすめ。日本で買うよりもずっとお手頃に入手ますよ。
持っていると願いが叶うという言い伝えから人気なのが「エケコおじさん人形」。先住民の間では福を呼ぶ人形として大切にされ、特別な意味があると言われている火曜日と金曜日には、願いを込めてエケコおじさんの好きなたばこをくわえさせます。
この他にも、アルパカをかたどったキーホルダーや、5,000円程度から作れるオーダーメイドの靴なども人気。靴は出来上がるのに数日かかる場合があります。
ばらまき用のお土産におすすめなのが、ペルー土産の定番「チョコテハ」。ミルクキャラメルとナッツをチョコレートでコーティングしたペルーで人気のお菓子で、カリッとしたナッツの歯ごたえとキャラメルのゴールデンタッグは、ついつい手が伸びてしまう美味しさです。もとはナスカ近郊の伝統的なお菓子なので、包装紙にはナスカの地上絵が描かれています。
ペルーの国民的なお酒といえば「ピスコ」。ペルー産の良質なブドウだけを使って作られる蒸留酒で、アルコール度数は42度!ストレートで飲んでまろやかな口当たりを楽しんでもいいですし、レモン、卵白、砂糖を加えたピスコサワーでさっぱりといただくのもおすすめです。
ペルー産のコーヒー豆は、その質の高さが世界からも評価されています。しっかりとしたコクと香ばしさの中に漂うフルーティーな香りは、日本人好みのコーヒーです。
気をつけたいのはコカ茶。ペルーではスーパーなどで誰でも簡単に買うことができますが、日本ではコカの葉は麻薬として扱われるため、持ち込みは厳禁ですのでご注意を。
クスコから北約30kmに位置するピサックでは、週に3日市場が開かれます。野菜や果物からリーズナブルな雑貨まで様々なお買い物を楽しみながら、のんびりとした市場の雰囲気を味わってください。クスコでもワンチャック市場や中央市場などが開かれています。
首都リマにある「ホルヘ・チャベス国際空港」では、免税品の他にもアルパカを使った衣類やコーヒー、チョコレート、Tシャツなども販売しています。
「ポルティコ」は、リマのバランコ区で日本人女性が経営するお店です。こちらもアルパカ製品やコーヒー、お菓子類やせっけんなどを扱っており、日本語が通じるので安心して買い物を楽しむことができます。
同じくリマにある「ジョッキープラザ」は巨大なショッピングモール。海外の有名ブランド店も多数入っているので、ハイセンスな洋服や化粧品、雑貨などはここで購入するといいでしょう。
日本からの直行便がないペルーでは、アメリカ経由がスタンダードです。
成田発、ロサンゼルスやアトランタ経由のフライトを利用して、乗り換えを含めた所要時間は約20~23時間。ダラス、マイアミ経由だとプラス1~2時間かかります。全日空、アメリカン航空、デルタ航空など、米国内での1ストップ(1回乗り換え)の便も近年増えてきていますが、日本から地球の裏側にあるペルーまで、平均して20時間以上の移動です。
成田を夕方に出発すると日付変更線を通過するため当日の夜遅く、または翌早朝にリマに到着しますが、乗り継ぎがうまくいかない場合や選ぶ航空会社によっては、アメリカ本土で1泊しなければならない場合もあります。移動時間を考慮して旅行計画を立てましょう。
マチュピチュへのアクセスとしては、まずリマからクスコへ飛行機で移動します。午前中を中心に1日10便程度運航されていますので、リマへ乗り入れた飛行機からそのまま乗り継ぐとスムーズです。クスコからはバスでポロイ駅に向かい、マチュピチュ駅行きの列車に乗ります。およそ3時間の乗車になります。
観光目的であれば、183日までの滞在は特にビザは不要ですが、パスポートは日本に帰国するまでの有効期間が残っていることが基本。
ただし米国経由でペルーに入国する場合、ペルーでの滞在日数プラス6ヵ月以上の残存有効期間が必要とされることがあるので、念のため残りが少なくなっているようなら地元都道府県の旅券課などで切り替え(新規発給申請)しておきましょう。
2009年よりアメリカでは電子渡航認証システム(ESTA=エスタ)が導入されているので米国経由での入国の際には事前に専用サイトから申請手続きをするのをお忘れなく。
日本のちょうど裏側にある南半球に位置するペルーは14時間遅れの時差があり、日本とは四季が逆になりますが、日本ほどはっきりとした四季はなく、大まかに雨季と乾季の2つに別れます。気候は地域によって異なります。
海岸砂漠地域の首都リマは、雨がほとんど降りませんが、ペルーの冬にあたる5~10月にはガルーアという霧が発生します。曇りの日が多くなり肌寒い日もあるので上着を用意するようにしましょう。
マチュピチュ遺跡のあるクスコは山岳地帯にあたり、朝夕の気温差が激しいです。日中は夏用の服、朝夕はセーターやスエットなど重ね着できる上着を用意すると良いでしょう。
また雨への対策も必要です。急に強い雨が降ったり濃い霧が発生することもありますので、荷物を背負ったままかぶることができる登山用の携帯ポンチョなどは重宝します。
現地の通貨は、2015年に、それまで流通していたヌエボ・ソル(NuevoSol)からソル(sol)に変更になりました。
複数形の場合はソーレス(Soles)とも呼ばれます。ソルの下には、センティモ(Centimo)があり、100センティモ=1ソルです。現地には、日本円を扱う銀行や両替所がほとんどないため、日本からはUSドルを持参するようにしましょう。
現地では、ホテルや銀行、両替所で両替でき、ホテルよりも両替所の方がレートがいい場合が多いです。トラベラーズチェック(T/C)での両替は、レートが悪い上に取り扱う場所も限られているので、安全性は高いですが利用には適していないようです。
また、街頭の両替商等で両替をすると、金額をごまかされたり偽札を渡されるケースがあります。
レストランや土産物屋など、多くの場所でUSドルをそのまま使うことができますが、100ドル札など大きな額の紙幣は拒否されることもあります。
国内で最も利用されているクレジットカードはVISA。観光客の利用する高級ホテルやレストラン、民芸店などでのクレジットカードは使用できますが、地元人が普段利用する宿やスーパーなどでは利用できません。
ペルーではチップを渡す習慣があります。レストランではサービス料が含まれていても少量のチップは置いていきましょう。タクシーも空港などまで大きな荷物を運んでもらった際にはチップを渡すようにしましょう。
持ち込み可能な免税品は、3リットルのアルコール類、400本の紙タバコなど。新品でも個人で利用するカメラ、スポーツ用具でしたら持ち込みは可能です。
持ち出せないものとしては、土器や野生の動植物が挙げられます。たとえ破片や死骸でも持ち出しは一切禁じられているので注意してください。
ペルーの主要な観光地では、外国人の旅行者を狙った強盗及びスリ・ひったくり等の犯罪が頻発しています。夜間の外出は控え、昼間であっても人気のない場所での単独行動は避けましょう。
カメラやスマートフォン等の電子機器を使用する際は、なるべく人目につかないよう注意してください。
また、近くでデモや集会が発生した場合は、絶対に近づかず、ホテルなど安全が確保できる場所で事態が収まるまで待機してください。
ペルー国内における長距離バスは、転落等の事故や窃盗、強盗被害が報告されていますし、ナスカの地上絵の観光飛行ツアーについては、飛行機が墜落したり緊急着陸する事故も複数発生しています。
長距離バスを利用したり飛行ツアーに参加する場合には、料金の安さではなく、安全基準を重視して選びましょう。ペルー国内での長距離移動は、なるべく航空便を利用し、夜間の移動は避けることをお勧めします
リマ国際空港(ホルヘ・チャベス空港)からリマ市街地へ向かう際は、強盗等が発生するとされる危険なエリアを通行しますので、流しのタクシーの利用を避け、到着ターミナル内にデスクを構えるタクシー会社を選ぶようお勧めします。
鞄等は膝上や空いている席など車外から見える場所ではなく、足もとやトランクなど車外から見えないところに置いてください。
電源は、220V/60Hzで、プラグは平2つ穴のAタイプ、丸2つ穴のCタイプの他、丸3つのSEタイプも使用されています。日本の電化製品を使用する場合は変圧器と変換プラグが必要です。
水道水は、うがいや歯磨きなどには利用できますが、飲用には適していません。スーパーなどでミネラルウォーターを購入し、生水だけでなく、ジュースなどに入っている氷もできるだけ避けるようにしましょう。
マチュピチュやクスコなど標高2,500m以上の高地に観光地が多いペルーでは、高山病になることも多いです。現地では高山病の薬として頭痛薬を売る薬局もありますが、それよりもゆっくりとした行動を心がけ、十分水分を取って休養することが重要。症状がひどいときには酸素マスクを備えているホテルも多いので、フロントに相談してみましょう。
睡眠を多く取ったり、お酒を控えたりして、事前に高山病予防対策をして行く事をおすすめします。
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