新婚旅行で海外に行く予定の皆さん、パスポートの準備はしましたか?
結婚して名前や本籍が変わったら、パスポートの名義変更をしなくてはいけません。
また、初めて海外旅行に行くなら、パスポートを発給してもらわなければなりません。
新婚旅行とパスポートにまつわることをまとめました。
パスポートは旧姓のままで大丈夫?
そもそも、入籍して姓が変更になった場合、パスポートの名義を変えずに海外に行くことはできるのでしょうか?
実は、パスポートが旧姓であっても海外に行くことができます。
戸籍上は新姓であっても、パスポートと航空券の名前が一致してれば渡航は可能なのです。
大事なのは、航空券とパスポートの名前が一致すること。
パスポートが旧姓で、航空券は新姓など、名前が一致しない・スペルが1文字でも違うと飛行機に乗れません!
入籍からハネムーン出発までの間にどのくらい時間があるかで、新姓・旧姓を判断してくださいね。
入籍後からハネムーン出発まで数週間余裕がある場合は、新姓に変更(新姓で発給)
パスポートも航空券も「新姓」で手配します。
入籍後速やかに申請手続きをしてくださいね。
入籍後すぐにハネムーンに出発の場合は、旧姓のまま
パスポートも航空券も「旧姓」で手配しましょう。
どちらかが新姓になっているのはNG!
海外旅行初めての人必見!パスポート申請の流れ
海外に行くことがないと、パスポートの申請の仕方ってよく分からないですよね。
申請から受領までの流れを紹介します。
1.パスポート申請に必要な書類をそろえる
パスポートの申請に必要な書類は以下の通りです。
◆一般旅券発給申請書・1通
パスポート申請窓口、市区町村の役所で配布しています。
5年用と10年用のパスポートでは申請書の色が違うから注意して!
外務省のHPからダウンロード・入力も可能です。
◆戸籍謄(抄)本・1通
入籍後に申請するなら、結婚の事実が反映されたものが必要。
◆住民票の写し・1通
◆写真・1枚
パスポート申請用写真の規格にそったものを用意します。
- 縦45ミリメートル×横35ミリメートルの縁なし
- 無背景(無地で淡い色)の写真
- 申請日前6カ月以内に撮影されたもの。
- 無帽で正面を向いたもので頭頂からあごまでが32~36mmなど
※パスポート申請窓口近くに、パスポート用写真を撮影してくれるスタジオがある場合も!面倒であればそこでお願いするのも手です。
◆本人確認書類(代理人が申請する場合は、申請者と代理人の本人確認書類)
1点でよいもの:マイナンバーカード(個人番号カード。通知カードは不可)、運転免許証、船員手帳など
2点必要なもの:(A)と(B)から1点ずつ、または(A)から2点を提示
(A)健康保険証,国民健康保険証,共済組合員証,船員保険証,後期高齢者医療被保険者証,国民年金証書(手帳),厚生年金証書,船員保険年金証書,恩給証書,共済年金証書,印鑑登録証明書(この場合は登録した印鑑も必要です)など
(B)学生証,会社の身分証明書,公の機関が発行した資格証明書のうち顔写真が貼ってあるもの
2.窓口で申請する
住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口に必要書類をそろえて提出します。
申請から受領までに、土・日・休日を除いて、だいたい1週間かかります。
3.窓口でパスポートを受領する
申請した「本人」が窓口に出向きます。
代理人による受領は認められていません。
必要なものは以下の通り。
- 申請の時に渡された受理票(受領証)
- 手数料(10年有効16,000円・5年有効11,000円)
ちょっと面倒に感じるパスポート申請。でも今後はオンライン申請が可能となり、もっと簡単に取得できるようになります。
完全な電子化は2024年からですが、2020年から段階的に簡素化されていくので今後の動向を要チェックですよ!
≫2024年からパスポート申請が電子化され、海外新婚旅行がより身近に
結婚で氏名・住所・本籍を変更したらパスポートも名義変更を
結婚により、パスポートに記載されていた内容(氏名や本籍)が変更になったら、変更手続きが必要です。
新婚旅行は旧姓で行ったとしても、出来るだけ速やかに変更手続きをしてくださいね。
氏名・本籍変更
旧パスポートは返納し、以下のどちらかの手続きをします。
(1)新たに有効期間10年または5年のパスポートの発給申請(切替申請)をする
◆必要な書類
- 一般旅券発給申請書…1通
- 戸籍謄(抄)本…1通
- 住民票の写し…1通
- 写真…1枚
- 現在もっているパスポート
◆手数料:10年旅券16,000円/5年旅券11,000円
(2) 旧パスポートと残存有効期間が同じ新しいパスポート(記載事項変更旅券)を発給申請する(手数料6,000円)
旧パスポートの有効期限が数年残っている場合は、「記載事項変更旅券」を申請する方法がオススメです。
◆必要な書類
- 一般旅券発給申請書(記載事項変更用):1通
- 戸籍謄(抄)本:1通
- 住民票の写し:1通
- 写真:1枚現在もっているパスポート
◆手数料:6,000円
申請から受領までの流れは、新規申請の場合と同じです。
住所変更
パスポートの場合、住所ほ任意で記入するもの。
住所で変わっても特別な変更手続きは必要ありません。
本籍・氏名が変わらず、住所だけかわった場合は、旧住所を二重線で訂正し、新住所を記入すればOK。
旧姓併記も可能に
入籍して姓が変わったら、パスポートも新姓にするが原則ですが、以下の場合に限って旧姓を併記することが認められています。
- 二重国籍
- 国際結婚
- 海外での仕事で旧姓を使う
具体的には戸籍上の苗字の後に丸カッコで旧姓を囲って表記されます。
旧姓併記を申請するには、通常の変更手続きに必要な書類のほか、以下が必要になります。
◆国際結婚、二重国籍が理由の場合
外国の公的機関が発行した綴りの確認できる書類(出生証明書、配偶者や父母の外国旅券等)
◆海外での仕事で旧姓使用を希望する場合
旧姓で発表した海外の論文や、旧姓で仕事をしていることを示す証明書など
旅行に間に合わない?!いつまでに新姓パスポートはつくるべき?
海外旅行に必須のパスポート。
パスポートがないために、急遽予定を変更なんて事態は絶対にさけたいもの。
余裕をもって準備しましょう。
初めてのパスポートなら、出発1ヶ月前には申請
入籍後、新姓でパスポートを作る場合は、婚姻の事実が反映された戸籍謄本が必要です(申請の必要はものは後述します)。
ただ新しい戸籍謄本は、婚姻届を出せばすぐにできあがるものではありません。
2週間くらい時間がかかることがあります。
クリスマスや七夕など、人気のある日に入籍すると、もっと時間がかかることも!
さらにパスポートを申請してから、受領するまで1週間程度かかります。
新姓でパスポートを取得する場合は、1ヶ月はかかると考えておきましょう。
名義変更の場合は、出発2週間前には申請
パスポートの名義変更だけが必要な場合は、戸籍謄本のかわりに婚姻届受理証明書を使うことができます。
婚姻届受理証明書とは、婚姻届けの受理を正式に認めますよ、という公文書のこと。
婚姻届を提出した役所で発行してもらうことができます(手数料1通350円)。
ただし、以下のような注意点があります。
- 有効期限内のパスポートを持っている人のみ可(新しく作る場合は婚姻届受理証明書は使えない)
- 本人が申請する(代理申請はできない)
- パスポート受取時には、新しい戸籍抄本(謄本)を提出する
- 出国日の確認をするため、渡航日程表や航空機チケットなどを提示する
名義変更でも新パスポートを受け取るまで、1週間程度時間がかかります。
かつ新しい戸籍謄本ができるまでの時間も考えると、遅くとも出発2週間前までには申請しておきたいところです。
新規・名義変更いずれのも場合も婚姻の事実が反映された新しい戸籍謄本が必要になります。
スムーズにパスポートを受領するために、新しい戸籍謄本ができるまでどのくらい時間がかかるかを、婚姻届を提出する役所に問い合わせておくといいでしょう。
クレジットカードや旅行保険の名義はどうする?
海外旅行で必要なクレジットカードや旅行保険の名義も、新姓か旧姓かで悩みます。
仮にパスポートとクレジットカードの名義が違っていても、カードで買い物自体はできます。
ただ免税手続きなどで、パスポートの提示を求めれた時、名義が別々だとうまく対応できない恐れもあります。
海外初心者だったら、なおさらですね。
海外に行く場合、必要なものはすべて氏名を一致させることが大事。
パスポートと航空券はもちろん、以下のようなものは名前を一致させておくと安心です。
- パスポート
- 航空券
- ビザ
- 電子渡航認証(ESTAなど)
- 海外旅行保険
- クレジットカード
初めての海外旅行ならハネムーンSに相談
パスポートをはじめとするさまざまな手続きのことって、初めての海外旅行だとわからないことがたくさん。
結婚式の準備をしながら、海外ハネムーンのことを気にかけていては、落ち着きませんよね。
そんな時はハネムーンSに相談を。
旅のプランニングだけでなく、初めての海外旅行ならではの不安も全て解決し、新婚旅行準備のお手伝いをしてくれますよ。