伝統的なフレンチレストラン

せっかくのパリなので美味しいフレンチを言葉の心配なく楽しみたい。

出来ればお値段もお手頃な方が嬉しい。それにガイドブックに載っていない、地元っ子が集まるようなカルティエにあったら最高!

今回はそんなお店をご希望のハネムーンカップルにおすすめしたい、日本人シェフが腕をふるうレストラン「オ・プリュム(Aux  Plumes)」をご紹介しましょう。

良心的なお値段で美味しいお食事がいただけて、パリの下町の雰囲気がいっぱいの商店街やマルシェもあるかなり魅力的な立地、パリ14区にあります。

実は私も以前からお気に入りのカルティエで、本当は内緒にしたいくらいなんですよ。

それでは早速その魅力的なカルティエと共に、そのお店をご紹介いたしましょう!

最寄り駅「ダンフェール=ロシュロー」には、超有名観光スポット「カタコンブ」

ダンフェール=ロシュロー駅で下車

パリ14区にあるレストラン「オ・プリュム」への最寄駅は、地下納骨堂で有名なカタコンブと同じダンフェール=ロシュロー(Denfert-Rochereau)。メトロ4号線と6号線、そしてRERのB線が通っています。

駅を降りるとすぐ、上写真のカタコンブが目の前。いつも長い行列ができていますがこの時は午前11時頃。まだそれほどの大行列にはなっておりませんね。

ここで簡単にカタコンブのご紹介。華やかなイメージのパリですが、実はその地下には世界最大規模の墓地があります。

カタコンブ・ド・パリ

その一部を「カタコンブ・ド・パリ(Catacombes de Paris)」として見学することができるようになっているというわけです。実際に埋葬されているのは約600万人を超えるといわれています。

多くの観光客はこのカルティエで、カタコンブだけを見て別の場所に移動してしまうことが多いのですが、それがもったいないんです。

というのもこのカタコンブ前の大通りをはさみ、通り沿いをちょっと行った先に人気商店街があるんです!

寄らないなんてもったいない!人気商店街ダゲール通りも散策してみよう

知る人ぞ知る人気商店街ダゲール通り

ダゲール通り(Rue Daguerre)は、観光客も多い人気の5区ムフタール通りや7区クレール通りの商店街よりも庶民的で、とにかく地元の人の姿が多いんです。

この日はあいにくの小雨でしたがそれでもいつもの楽しい雰囲気。しかもお目当てのレストランはこの通りの先です。

ということで、ブラブラ散策しながらおすすめのお店などもご紹介しちゃいますよ!

珍しいチーズが見つかるかも「ヴァクロー&フィス(Vacroux et Fils)」

ヴァクロー&フィス(Vacroux&Fils)

商店街に入ってすぐ左にあるのは、創業1949年の老舗チーズ屋さん「ヴァクロー&フィス(Vacroux&Fils)」。

チーズの種類が圧巻で、珍しいチーズもここだと見つかる、なんてことがあるんです。

食事前にちょっとワイン一杯!「ダゲール・マレ(Daguerre Maree)」

「ダゲール・マレ(Daguerre Maree)」

チーズ屋さんの向こうには、名物店「ダゲール・マレ(Daguerre Maree)」。

魚屋さんに、オイスターバーを兼ねたレストランとデリショップを併設。ちょうど新装開店の準備中で、今年2019年1月8日に開店予定とのこと。

レストランに行く前にここで生牡蠣と白ワインでアペリティフ、なんていうのも粋ですね。

この他にも南西部ペリゴールの専門食材店や、ギリシャ惣菜屋さんなどもあって、いろいろ目移りしちゃいます。

そんな賑わう通りを抜け、1つめにぶつかった通りを左に行くと、今回ご紹介のレストラン「オ・プリュム」に到着!それではさっそくご案内していきましょう。

お目当てのレストラン「オ・プリュム」は地元のお客さんたちで連日満席!

「オ・プリュム」は地元のお客さんたちで連日満席!

私が着いたのは開店時間の12時ぴったり。というのも連日満席とのことで予約がとれたのがこの時間だけだったのです。

ちなみにフランスではランチの場合一番混むのは13時前後。なのでこのお店も12時はまだほとんど空席です。

日本人スタッフが対応してくれるので、海外初心者さんも安心

日本人スタッフが対応してくれるレストラン

店内は広くはありませんが、白木使いのナチュラルで落ち着いた雰囲気。

スタッフは日本人の女性とフランス人の男性で、男性はソムリエさんとお見受けしました。

私が日本人ということで主に日本人のスタッフさんが対応してくださいましたが、とても感じのいい方。ハネムーンの観光で来た場合も、安心して寛げると思います。そして奥の厨房ではシェフさんのお姿も。

ランチは3種の前菜盛り合わせ、メイン、ココット入りの付け合わせ温野菜の18ユーロと、2種の前菜、魚、肉、デザートのデギュスタシオンの32ユーロの2コース。

私はやっととれた予約だったので、思い切って32ユーロのコースをお願いしてみました。

「オ・プリュム」32ユーロのランチ、その中身をまるっとご紹介

「オ・プリュム」32ユーロのランチコースご紹介
前菜1つ目

まずはうなぎの燻製とバナナとフォアグラのムース。たっぷりかかったナッツの歯触りが、アクセントになっております。

お願いしたグラスの白ワインも美味でよく合います。

そしてちょっぴり照れ屋さんのシェフさんが、自ら持ってきてくださったのは、2つ目の前菜「ブリヤ・サヴァラン」。

前菜2つ目「ブリヤ・サヴァラン」
前菜2つ目

クリーミィーなフレッシュチーズにリンゴのスープを添えたもの。

なめらかで爽やかなチーズの風味に優しい酸味のスープの組み合わせは、まるで甘くないデザートのようです。

魚は鱈とイベリコ豚のハムに魚のソースを添えたもの。

鱈とイベリコ豚のハムに魚のソース添え
お魚料理

鱈は素材を生かしながら丁寧に調理され、しっとりとした仕上がり。やはり日本人シェフさんだなぁ、と思います。

お肉はスペインの豚肉と揚げたカリフラワーに牡蠣のソース添え。

お肉はスペインの豚肉と揚げたカリフラワーに牡蠣のソース添え
お肉料理

お肉の火の通りが絶妙で柔らか。お肉に合わせてお願いした赤のグラスワインもこれまた美味しい。

グラスのワインも白、赤ともとても満足できるお味です。

柑橘系のソルベにメレンゲのビスキュイ添え
デザート

最後のデザートは、柑橘系のソルベにメレンゲのビスキュイ添え。

ソルベなのでさっぱりあっさりかと思いきや、柑橘のお味がぎゅっと詰まってて濃厚でクリーミィー。でも後味爽やか美味。大満足のコースです。

でも18ユーロのお手頃コースも運ばれているのを見たら、そちらも気になる!!

2人組のお客さまだと、前菜は小ぶりのラップサンドイッチやポタージュ2人分などが、1つの器にかわいく盛り付けられていました。メインはそれぞれに魚、肉から選んだボリューミーな1皿。

旦那さまと来たらあのコースもいいな、と思いました。

このお食事をいただいている間に、予約のお客様がどんどんやって来て13時前には満席。ほとんど常連の地元の方らしく、お店のスタッフさんとも和気あいあいと話していらっしゃいました。

日本人の客は私だけでしたが、日本人スタッフとシェフさんなのでやはりほっとします。

予約なしのお客さまも何組か来たのですが、皆さん諦めて帰っていきます。予約出来てよかったなぁ、と。

ですのでここは予約は必ずしてくださいね。しかも早めがおすすめです!

「オ・プリュム」に来たらついでにマルシェものぞいてみよう!

「オ・プリュム」に来たらついでにマルシェにいってみよう

「オ・プリュム」でランチを楽しんだ後は、ちょっとご近所を散策。火曜か金曜日ならご近所のマルシェを楽しんで帰りませんか?

上写真の左のお店は「オ・プリュム」で、青いファサードが目印。そしてそのお隣はなんと、東京・恵比寿にも店舗があるパリの有名精肉店「ユーゴ・デノワイエ」の本店

意外にこじんまりでアットホームな店構えに驚きますが、やはりお客様が並んでおります。

焼き立て丸鶏や自家製パテなら、ホテルのお部屋に持ち帰っていただくことも出来ます。

それでは、レストランの目と鼻の先にあるマルシェをさっそくご案内していきますよ。

火曜・金曜にオープンしている「ムートン・ドュヴェルネ」のマルシェ

ムートン・ドュヴェルネのマルシェ

ムートン・ドュヴェルネのマルシェ。ノルマンディーの海産専門店や、受賞歴がある白ブーダンが自慢の精肉店、人気チーズ屋さんなんかもあって、小規模ながらなかなかの充実度なんです。

見てるだけで楽しいパリのマルシェ

ここでもまた美味しそうなものに、そそられてしまいます。

ついつい目移りしてしまう品ぞろえ

パリのマルシェは歩くだけでも楽しいので、お食事の前後にちょこっと寄ってみる、もおすすめです。

カタコンブ観光からのランチ、街歩き&マルシェプランをハネムーンで楽しんで

カタコンブは大行列

帰りにまたダゲール通りを抜け、カタコンブの前を通ったのですが、11時に通った時の3倍以上の列になっておりました。

カタコンブに行かれる場合は午前中、早めがよさそうですね。そして、ダゲールの商店街、火曜か金曜ならマルシェも、そしてオ・プリュムへ。これはなかなか通なコースですよ!

新婚旅行のオリジナルプランにぜひ加えてみてくださいね。

<Information>

■カタコンブ・ド・パリ(Catacombes de Paris)
ホームぺージ
住所:1 Avenue du Colonel Henri Rol-Tanguy, 75014 Paris
アクセス:地下鉄4号線・6号線「ダンフェール=ロシュロー(Denfert Rochereau)駅」から徒歩約3分
開館時間:10時~20時30分(最終入場19時30分)
定休日:月曜他、特定の休日あり
入館料:予約なしだと大人ユーロ13ユーロ、18歳~26歳11ユーロ、17歳未満は無料
※予約の場合大人29ユーロ(英語かフランス語のオーディオガイド付き)

■ヴァクロー&フィス(Vacroux et Fils)
住所:5 Rue Daguerre, 75014 Paris
営業時間:8時~19時30分
定休日:月曜

■ダゲール・マレ(Daguerre Maree)
ホームぺージ
住所:9 Rue Daguerre, 75014 Paris
営業時間:月曜~金曜9時~19時/土曜8時30分~19時15分/日曜9時~13時
定休日:月曜

■オ・プリュム(Aux PLUMES)
ホームぺージ
※日本語ぺージもあります。
住所:45 rue Boulard 14区
電話番号:01 53 90 76 22
営業時間:火曜~土曜12時~14時30分
定休日:日曜・月曜

ユーゴ・デノワイエ(Hugo Desnoyer)
住所:45 Rue Boulard, 75014 Paris
営業時間:月曜~金曜7時~13時/16時~20時/土曜7時~17時
定休日:日曜・月曜
※ユーゴ・デノワイエ恵比寿店のホームぺージはこちら

■ムートン・ドュヴェルネのマルシェ(Marché Mouton Duvernet)
住所:Place Jacques Demy 14区
営業時間:火曜と金曜の7時~14時30分

 

 

パリ新婚旅行のホテル・レストラン・観光情報>>