パリ15区にある親日家のレストラン

今のパリは伝統の枠を超えたまったく新しい料理を出すレストランがとても多く、そのお味は斬新で新鮮。そんな料理に出会うとフランス料理の進化を感じずにはいられません。

一方で、フランスらしい伝統的で美味しい味に出会うと、これもまた新鮮。

今回はそんな伝統の味を楽しめるレストラン「ル・ベリゼール(Le Bélisaire)」をご紹介いたします。シェフさんが親日家で気さくなので、日本から新婚旅行でいらした方も居心地がよいのではと思います。

「ル・ベリゼール(Le Bélisaire)」がある場所は、パリ通じゃないと知らない落ち着いたエリア

「ル・ベリゼール」の立地は知る人ぞ知るのエリア

最寄駅は地下鉄12号線の「ヴォージラール(Vaugirard)駅」。日本人も多く住む安全な15区で、しかも周辺はパリらしい庶民的なお店が並ぶ立地にあります。

そんな中でも、知らないと通り過ぎてしまうような裏通りにあるのが「ル・ベリゼール(Le Bélisaire)」。

外観も店内も気取らないパリのビストロの雰囲気です。黒板にはその日のメニューが手書きでずらりと並んでいます。

「ル・ベリゼール(Le Bélisaire)」は気取らないビストロのような雰囲気

実は私がこのレストランを知ったのはTVの料理番組で観たのがきっかけ。

フランスの大定番「ステーク・ハッシェ」=牛ひき肉のステーキの美味しい作り方をご紹介なさっていたのが、このお店のシェフさんだったのです。

こんな大定番レシピを紹介するというのは、お店でも伝統的なものがいただけるのだろうな、と思ったんです。

ハネムーンでパリの伝統的なフレンチを、気取らずいただけるのが魅力

伝統的なフレンチで魅力的なメニューがずらり

お昼のメニューは、何種類かある中から選べる前菜とメインで30ユーロ(約3,768円前後)。デザートもつけると33ユーロ(約4,144円前後)です。

この日の前菜は、お店の看板メニューのウニのベリゼールスタイル、手長海老のマヨネーズ添え(かなりの量!)、牡蠣のグラチネなど。

で、ウニと迷いに迷って選んだのは「ロス・ア・モワル(los à moelle)」=牛の骨髄のグリル。日本ではあまり馴染みがありませんが、フランスでは昔ながらの定番メニューです。

なんと上にはフォアグラがのっています。スプーンですくってパンにのせていただくと、まったりとした濃厚なフォアグラと、ぷるっとした骨髄が絶妙に合わさってボン・マリアージュ。

その濃厚な美味しさも添えられたサラダで意外とさっぱりいただくことが出来ます。美味しいです!

メインは鯛のポワレ

メインは鯛のポワレ、ズッキーニのリゾット風添え、ソースはお店の名前がついたソース・べリゼール。

パリっと焼かれた皮は香ばしく身はしっとり。火の通りもばっちりでソースも美味。白いけれど生クリームではないんですよねぇ。

ズッキーニは奥の方でほんのりニンニクがきいて、これがまた何とも言えない美味しさ。これらをいただきながらも、他のお客様に運ばれているお皿にもついつい目が行ってしまったのですが、全部美味しそうでした!

そして、プラス3ユーロでいただけるので、デザートもお願いしました。ピスタチオのクレーム・ブリュレです。

デザートはクレームブリュレ

パリパリの表面をスプーンでこわすと中は優しい緑色。固さはもう少しとろっとしている方が自分的には好みでしたが、十分美味しかったです。

「ル・ベリゼール」のシェフさんはおちゃめな親日家!

おちゃめな親日家のシェフ

TVでステーク・ハッシェのレシピをご紹介なさっていたのが、この方「マチュー・ガレル(Mathieu Garrel)」シェフです!

親日家さんということで、お客さん皆さんに気さくに挨拶に回った後も「Oishii(おいしい)?」と2回聞きに来てくださったんですよ。おちゃめな方です。

スタッフの方々も皆さん、感じがよくて楽しい方ばかり。なので、パリは初めてという海外初心者さんでも、リラックスしてお食事が楽しめます。

パリには素敵なレストランがたくさんあるけれど、王道で美味しいフレンチが食べたい!という方にはここはかなりおすすめ。

ただし人気店なので予約は必ずしてください。HPの「Réservez」から簡単に予約出来ます。

パリハネムーンで気取らずに本格的、かつ、伝統的なフレンチを味わってくださいね。

<Information>
ル・ベリゼール Le Bélisaire
住所:2 rue Marmontel 15区, Paris
TEL:01 48 28 62 24

 

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