本物のフランスシャトーでウエディング

女性なら誰でも、おとぎ話や映画に出てくるようなお城で純白のドレスに身を包み、一生に一度の結婚式をあげたい。そんな夢を見たことがあるのではないでしょうか。

でもそれは本当に夢のまた夢・・・?

いいえ。今はもうそれは「夢」の時代ではありません。海外旅行が身近になり、たくさんの旅行会社がそれぞれに合った要望に応えてくれます。思い描いていたような美しいお城で、最高にロマンティックなウエディングが出来る時代です。

今回、私はそんな夢のようなウエディングを実際に体験してまいりました。と言うのも、旦那さまの知り合いの方が、本物のお城で結婚式を挙げることになり、ご招待いただいたのです。

いやぁ~、もうすべてがドリーミング!しかもお城のスタッフの方々のおもてなしも素晴らしくて、招待された側の私たちも皆、一緒に夢を見ているような時間でした。

実は日本人カップルも、今やたくさんの方々がフランスのシャトーで結婚式を挙げております。

シャトーウエディングだったら、ウエディングフォトすべてが絵のような特別なものになるし、ウエディングとハネムーンを一緒にやるというのは手間が減るとも考えられます。

それではさっそく、私が体験したシャトーウエディングのすべてをご紹介しましょう。

美しい田園風景が広がるウエディング会場「シャトー・ドュ・サントニー」へ

ウエディング会場は「シャトー・ドュ・サントニー(Château de Santeny)」

ここはパリ市内から車で約1時間、南東30㎞の場所に位置する「シャトー・ドュ・サントニー(Château de Santeny)」。1868年に建てらた森の中の美しいお城です。

小さな街パリは市外へ出ると、わりとすぐに緑や川辺の美しい田園風景が広がり、このようなお城があちこちにあります。

中には朽ち果てて廃墟になったお城もありますが、きちんと保存され公開されているところもあります。ホテルになっていたり、今も貴族出身のファミリーが代々住み続けていたりと様々です。

そんな中でもここは、ウエディングセレモニーのための特別なお城となっております。しかも1日1組限定で贅沢にも貸し切り。緑の中でゆったりとしたアットホームな挙式が出来るんです。

また、パリ市内に滞在しながら挙式が出来るというのも大きな魅力。

美しいシャトーでのウエディングフォトはもちろん、エッフェル塔やシャンゼリゼでのフォトツアー、どちらも可能というのはパリ郊外のお城ならではです。

ウエディングの主役がポルシェで到着

ウエディングカップルがポルシェで到着

本日主役のカップルが、この日のためにレンタルしたポルシェで到着しました!お2人は長年一緒に暮らし、お子さんも2人いらっしゃるカップル。

フランスは、このように長年パートナー関係で入籍するカップルも多いんです。

婚姻手続きはウエディングの前に招待客も見守る中、役所で行われます。私たちも出席し、一足お先にこのお城に移動していました。

シャトーウエディングは参列者もワクワク

招待客にとってもシャトーウエディングはワクワク。パーティーが始まる前は皆で写真を撮り合ったり、お城の中を見学したりと盛り上がります。

お城の中を散策

わたくしも早速お城を探検です。

独特の風格やエレガントな美しさは「本物」のお城ならでは

調度品ひとつひとつが美しいシャトー

本物のお城はエレガントでやはり特別な美しさがあります。まるで絵画の世界。

いたるところに飾られた白い花は花嫁さんのブーケとお揃いです。

花嫁のブーケとおそろいの花で飾られたシャトー

手入れも行き届いていてどこをとっても完璧。溜息ものです。

どこで写真をとっても絵になるシャトー

しばらくの時間、招待客たちも思い思いに、この特別なお城の時間を楽しんでいました。

フランス人にとって欠かせない「アペロ」の時間がスタート

フランス人ならではの「アペロ」がスタート

お城の庭で食前酒とおつまみをいただく「アペロ」が始まりました。

アペロとはアペリティフの略。フランスでは食事の前に軽く飲みながら、つまみながら、会話を楽しみます。フランス人にとって、アペロはかかせない習慣なんです。

でも今回のアペロは、このお城の特別バージョン。キューバ出身のバーテンダーさんが、新鮮な果物などもたくさん使って、好みのカクテルを作ってくれるんです。

本場のモヒートのおいしさにびっくり

キューバの首都ハバナ発祥のモヒートも本場もの。めちゃくちゃ美味しくてびっくり!

次から次へとリズミカルにカクテルを作っていく手さばきは、まるで魔法のよう。

シャトースタッフのホスピタリティも一流!

シャトースタッフのホスピタリティも一流

お城のスタッフの方々、皆さんとても優しくて心配りも行き届いていてびっくり。ここフランスで、日本人の私がちょっと感動するくらいなんです。

おいしいおつまみが充実

美味しいカクテルには、美味しいおつまみたち。次から次へと出てきてまたびっくり!

海老のプチ・ブロシェット、大根のカナッペ、青リンゴと魚介のプチロール、イカスミのマカロンなどなど。

豊富なバリエーションで招待客を楽しませてくれます

何種類出てきたのか。途中でもうわからなくなりました~。

さらに今度はプランチャ(鉄板)が準備され、お肉や魚介のプチ・ブロシェットが次々と焼かれていきます。

鉄板焼まで登場

お腹がいっぱいになっちゃう、と思いながらもついつい食べてしまいます。いろんな組み合わせがフランスらしくて新鮮で美味しいのです。

形式にこだわらないのがフランス流結婚式

形式にこだわらない自由な結婚式がフランス流

フランスのウエディングは形式にとらわれず司会者もいなければスピーチもなし。ラフな服装での出席もOK。そして新郎新婦さんも一緒に大いに飲み、食べ、会話し、楽しみます。

これちらはフレッシュな苺を使ったカクテル・ダイキリ。こんなのいただいたことない、っていうくらいに美味!ノンアルコールもちゃんと作ってくださいますので大丈夫です。

ノンアルコールのフレッシュいちごダイキリ

こんなふうに新郎新婦カップルも招待客も皆、心から楽しんでアペロタイムは夕暮れまで続きます。

フランスでもブーケトスは盛り上がります!

フランスでもブーケトスは盛り上がります

新婦さんから女性ゲストへのブーケトス!ゲットしたのは誰かな?お天気にも恵まれ最高のガーデンパーティーでした。

プロカメラマンを撮影

と、ここでこのお城のウエディングを担当なさっているプロのカメラマンさんを発見!見ていてそれぞれの場面の切り取り方がさすがにプロだな、と勉強になります。

プロカメラマンのお仕事ぶりを拝見するチャンスはめったにないと思った私。食べながら飲みながら、ちょっと怪しくもカメラ小僧しちゃいました。

アペロタイムをみんな満喫

十分お庭でのアペロパーティーを楽しんだ後は今度はお城の中でのお食事タイムです。

豪華、そしてクラシカルなお城のサロンでディナーがスタート

豪華なサロンでのディナー

テーブルコーディネートもロマンチックです。

細部まで行き届いた演出のテーブル

奥のテーブル席ではちびっ子招待客たちが、すでにディナータイムに入っております。

小さいゲスト用にテーブルは別でシッター付き

お城で手配してくださった派遣ベビーシッターさんがしっかり同席。パパママも安心して大人たちの時間を楽しめるよう配慮されております。

キッズメニューも大人顔負け。さすが美食の国おフランス。大人メニューも期待大です!

お子様メニューも素晴らしいフランス

が、ここでわたくしまさかのミス!アペロが長時間だったため、カメラのバッテリーがこの時なくなってしまったのです。ショ~ック!

しかたありません。フォトは潔く諦め、気持ちを切り替えてディナーを楽しむことにしました。

お食事はこのお城のように伝統的で美しいフランス料理。それぞれに合わせたワインも美味でした。

こうして美味しいおしゃれなお食事をいただいている間も新郎新婦、そして招待客も気取らず、リラックスしてウエディングパーティーを楽しむのがフランスらしいところ。

たとえば、私たちと同じテーブルにいた1人が歌いだしたと思ったら、別のテーブルでも競争のように同じ歌が始まって、結局全テーブルで大合唱になったり。もう可笑しくて大笑い。最高に楽しかったです。

フランス人もデザートは別腹!

フランス人もデザートは別腹

お食事の最後は、お城の美しいフロアでのお待ちかねデザートタイム~!

この時、念のためカメラの操作をしてみると、わずかに残っていたバッテリーが反応してくれて動いたのです。すかさず手早くフォト、フォト。ぜんぜん潔くないですね。

フランスのウエディングケーキの代表、小さなシューがたっぷりと積み上げられたクロカンブッシュももちろんあります。他にもシェフ特製のいろんな種類のケーキがズラリ。

フランス人もデザートは別腹。皆さん、数種類をいただいておりました。美味しかったです。

この後は皆でお庭へ。すると何と目の前で花火の打ち上げが!

あまりにも綺麗で、この時ばかりはバッテリーが切れたカメラのことはすっかりどこかへいき、見とれてしまいました。

で、これで終わりかと思うんでしょう?

いえいえ。フランスのウエディングパーティーはまだまだ続くんです!

真夜中まで続くウエディングパーティ、フランスではお約束

ウエディングパーティは真夜中まで続くフランス

お食事の後は真夜中のダンスパーティー!新郎も新婦さんも2人のお子さんも招待客たちも皆、ディスコティックなお城の夕べです。

わたくしはというと、何とかこの「フランスのウエディングパーティは一晩中続くぞ写真」の1枚が撮れて、ひとまずほっ。

安心して座っていると、一緒に踊ろうよ!と皆さん誘ってくださるのですが、これが何と朝まで続くのです。なので体力を温存しなくてはならないんです。それにしても皆さんはじけて元気だ~!いったいどこからそのパワーが?!

こうしてフランスの結婚式の夜は更けていったのでありました。

皆様も本物のフランスシャトーでウエディングはいかが?

フランスシャトーウエディングはおすすめです

映画のように美しいシチュエーションの中、本当に全員が夢を見ているような素晴らしい時間でした。シャトーウエディングにご招待くださったお2人に心から感謝です。

これからも仲良く、末長くお幸せに!

本物のシャトーでのロマンティックなウエディング、いかがでしたでしょうか。

一歩踏み出せばこれも夢ではありません。実は日本でも取り扱っている旅行会社さんがちゃんとあるんです。

ハネムーンコンシェルジュに相談するのだって、ありですよ~。

思い切って、一生に一度の夢、叶えてみませんか。

<Information>
シャトー・ドュ・サントニー Chateau de Santeny
ホームぺージ
住所:2,Route de Marolles 94440 Santeny France




■日本で申込可能な手配会社一覧
・ワタベウエディング
・HISウエディング専門セクション「アドバンティ&オアシス」
・JTBウエディング
・Bridal Plus
・リージェンシーグループ

*シャトー・ドュ・サントニーでのウエディング費用【基本プラン 398,000円より】

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