今日は、ちょっとパリから足をのばしてフランスの北の街、Lille(リール)に行きましょう!というのも、9月の第1週末は、街をあげてのアンティークマーケットが開催されるのです。
ベルギーやイギリス、お隣の国からもたくさんの人が訪れて、街中は朝から真夜中までお祭り騒ぎです!!
ベルギー国境近く、リールへはTGV(新幹線)に乗っていこう!
パリの北駅から、日本でいう新幹線TGVに乗ります。
切符を販売機で買ったところで安心しちゃいけません!フランスでは、この買った切符を、自らこの機械に入れて「刻印」します。忘れると、検札が来たときに、旅行者とはいえ罰金を取られることもあるので要注意ですよ~
さて、張り切って朝7時台のTGVに乗り、9時前にはリールに到着!こういう掲示板って、なんか「旅」に出る感じでわくわくしますよね。
リールのアンティークマーケットはヨーロッパ最大級
さて、リールのアンティークマーケットは、ヨーロッパ最大で、プロやアマチュアを含め、出店者は2万ほど!全部見て回ろうなんて到底無理な話です。
なんせ、街の小さな道にまでぎっしりスタンドが立っているんです!
そしてリールはイギリスやベルギーからも近いため、外国人率も高いです。ここはどこ??と思ってしまう程、英語やドイツ語、ベルギーフランス語が至る所で聞こえます。
椅子やシャンデリアなどの家具を売っている業者さんも多々!可愛いけれど、どうやって持って帰れと?(笑)
歩き疲れたら街の至る所に出ているムール貝とフリットのスタンドで一息つきましょう~
この1日で何トンのムール貝を消費するんだろうと思う位、みんなムール貝を食べる、食べる、食べる!!!
ランチ時から既にみんなビールを飲み始めるので、夕方には出来上がっている人も多く(笑) 街中で音楽がガンガン鳴り渡りクラブ状態!フランス人は、お祭り好きなラテン系だと再認識するイベントです。
もし新婚旅行が9月の第1週末にぶつかったら・・・このお祭り騒ぎを体験しに、是非是非リールまで足をのばしてみてくださいね!
<Information> リールの骨董市 Braderie de Lille
開催日:毎年9月第1週目の週末(土曜日の14時から日曜の23時まで開催)
行き方:TGVでパリ北駅から約1時間、ユーロスター利用も可。
「リール・フランドル」駅、「リール・ヨーロッパ」駅下車
リールはフランスの4大都市のひとつ。ベルギーやオランダなどにもアクセスしやすい都市で、フランドル文化が残る街。リール・ヨーロッパ駅の前には、日本のアーチスト、草間彌生さんがデザインしたお花のオブジェとミッテラン元大統領の銅像が出迎えてくれます。
観光すべきスポットとしては「グラン・プラス」。大きな広場中央には女神像、旧証券取引所の建物、商工会議所の時計台、オペラ座などがあり、歴史的な建造物を楽しむことができます。
旧市街地へ足を向けると、正面のファザードが特徴的な「ノートルダム・ド・ラ・トレイユ大聖堂」があります。このファザードの白い壁部分は、28㎜という薄い大理石でできていて、その周りを透明ガラスで囲み、かすかな光を通すという手の込んだつくりになっています。
中世から20世紀にかけての美術品を所蔵する、ルーブル美術館に次ぐコレクション数の「リール宮殿美術館」。現代アートを集めた「リール・メトロポール現代美術館」。北フランスの美術品を集めた「コンテンス施療院美術館」は、建物そのもも歴史的価値が高いもの。リールに来たら、ぜひ、美術館巡りも楽しんでみては?ベルギーやオランダ、イギリスへの周遊旅行もいいですね。