あまりお魚料理は良い評判を聞かないパリ。
島国で美味しいお魚に囲まれて、味覚の肥えた日本人のお目にかなうお魚料理を味わうのは
パリでは難しいと言われていますが・・・
今日はそんなウワサを覆す、美味しいお魚料理のレストランをご紹介しますね！
TV出演で注目を集めたシェフが腕を振るうレストラン
このレストラン、フランスで大人気の料理番組「TOP CHEF」で、ファイナリストとなったチボーさんがシェフを務める星付きレストランなのです。私も前からずっと来てみたくて、バカンス明けに早速ランチで予約をいれました！
ガラスの向こう側が厨房。すっきりとしたデコレーションで整然としています。
ああ、ちょっと木で隠れてしまっているけれど、エッフェル塔がすぐそこにあるのが分かりますか？場所はパリ16区、メトロのアルママルソー駅からすぐの所！セーヌ川沿いにあります。
１つ星なのに、ランチはとてもリーズナブル！前菜、メイン、デザートで４２ユーロです。その他にも、アミューズブッシュやデザートの前のお口直し、小菓子などがサーヴされました。
まずアミューズブッシュから・・・
パイのいくら乗せ・ サーモンのクリームとシトロンのマカロン・ラディのムースを海苔に乗せたもの口の中に海の味がふわっと広がります。これは続く前菜・メインに期待が持てます！
こちらもアミューズブッシュ。グリーンピースの冷製スープ。どこに海鮮が？？と思いきや、タコのぶつ切りが入っています。
お次は、本日のコースの中でマイベスト！！！
この前菜の為だけにまた戻ってきたい、とも思わせてしまうような絶品。大エビとグリルアボガドのマリネです。
大海老のぷりぷり感と、火を通しすぎない絶妙な「生」感と・・・
そしてメインは鱈のバターソース、香草とグリーンピース添えです。皮の部分がもう少しカリッとしていてもいいかな、と思ったけれど、それ以外の素材の組み合わせや量は言うことなし！！
デザートの前のお口直しは、Riz au laitというフランスの伝統的なもの。お米を主食とする日本人には少し変な感じがしますが、お米を甘くしたデザートです。柑橘のソースとバニラアイスクリームも添えられて、さっぱりといただけました。
本物のデザートはこちら。
チョコレートのタルトです。ヌガーとカカウエットのアクセントが効いていて、とーーーーーーーーーーーーーーっても甘いのに平らげてしまうアディクト感です。
帰りに厨房をのぞくと・・・こんな感じ。
決して広くはない厨房ですが、とても整然として清潔感溢れています。
中央にいるのが、テレビで一躍有名になったチボーさん。彼の料理テクニックは、基本を忠実に学んだことが分かる確かな腕前で、、私は毎週テレビの前で感嘆していました。今日は実際に彼の料理をいただけてすっかり満足です！
＜Information＞ アントワーヌ（Antoine）
http://www.antoine-paris.fr/
10, avenue de New York 75116 Paris
営業時間：火曜～土曜 ランチ12時15分～14時30分/ディナー19時30分～22時30分
