皆さま、こんにちは。

フランスハネムーン現地特派員ブログを担当させていただくことになりましたルロワ・モワと申します。どうぞ宜しくお願いいたします。

今回はまず、私の地元でもあるマルヌ川沿いのおススメデートコースをご紹介しましょう。パリから電車で来て、そして徒歩圏内でも行けるスポットを厳選紹介。ハネムーンの日帰りオプショナルツアーにぴったりです。

パリ郊外のゆったりとした秋のお散歩風景とともに、かわいいお店などもご紹介させていただきます。

パリ郊外の町、新婚旅行のデートコースにぴったり

新婚旅行で古き良きパリを体感できる街へ

さて最寄り駅ですが、パリ市の真ん中を通って郊外の東と西をつなぐRERのA線の「Joinville=le=pont(ジョワンヴィル=ル=ポン)」駅。パリ郊外の東に当たります。

ちょうど①番出口「Sortie1 r,J Mermoz」の階段を上がってすぐのところから、お散歩をスタートしましょう。

19世紀後半からこのマルヌ川沿いや郊外のセーヌ川沿いではじまり、1920年代に全盛期を迎えたキャバレー「ガンゲット(Guinguette:川沿いある大衆ダンスホール&レストラン)」でよく知られた街。

今もノスタルジックなガンゲット店がわずかですが残っていて、古き良き時代のパリを満喫できるのです。そんなお店も後程ご紹介させていただきますね。

ということで、しかし駅周辺はいたって普通~。駅の背後には近代的なビルも建ち並んでいてガンゲットのノスタルジックな雰囲気もマルヌ川のゆったりとした雰囲気もまったく感じられません。でも大丈夫。それでは目の前の信号を渡ってそのまままっすぐ行ってみましょう。

のんびりとした雰囲気が漂うマルヌ川

マルヌ川にかかる橋に到着

すると2、3分歩いてすぐマルヌ川にかかる橋に到着です!ちょうどカヤックが二艘通るところですね。セーヌほど広くなく穏やかなこのあたりのマルヌ川はボート競技も盛んなところ。

ボート競技の様子がわかる写真を掲示

橋のそばには、このような1876年と2016年の競技写真も展示されています。140年前ってすごいですね~。

橋の途中には案内ボードが掲示

橋の途中には案内ボードが立っておりますが、一番上に「Ile Fanac」と出ています。

「Ile(イル)」とは島という意味で、実はこの橋の下には「Fanac(ファナック)」という島があるのです。

イルファナック(島)は橋のすぐ下

橋から見下ろしてみると「Ile Fanac(イル・ファナック)」は真下。せっかくなので階段を降りて行ってみましょう。

フォトジェニックな風景が広がるイル・ファナック、ハネムーンフォトにぴったり

ハネムーンフォトにぴったりなフォトジェニックな風景

降りるとすぐに、20分もあれば一周出来てしまうような小さな島に到着です。今の時期、ここは枯葉が舞い散る美しい風景が広がります。

イメージする秋のおフランスとちょっと重なる感じかもしれません。なかなかシックな写真撮影も出来そうです。

インスタグラマーならわくわくする絵になる風景

ちゃんと住民さんもいて、フランスらしいかわいらしい家や蔦のからまる家がぽつんぽつんと建っています。

とても静かでお店もありませんが、この島全体が公園のようになっていて岸辺の向こうの街とはちょっと違った雰囲気。少しだけ時間を忘れて、二人で歩いてみるのにぴったりな場所なのです。

ハネムーンの思い出に残る、美しい写真が撮れますよ!

こんな家に住みたい!橋の向こうは高級住宅地やショップがあります

橋の向こう側へ移動

さて橋の上に戻りまして、ちょうど左に島が見えておりますが、橋を渡って向こうの岸辺沿いを行ってみましょう。

橋の対岸に広がる高級住宅街

このあたりはかなりの高級住宅街。古く美しい家からモダンな家まで、子供の頃に夢見たような大きな洋館が並んでいるんですよ。夢は叶わなかったとしても見るだけでも楽しいです♪

フランスの古き良き時代の空気が楽しめる「ガンゲット」の老舗へ

ガンゲットの老舗店「Chez Gégène(シェ・ジェジェンヌ)」

そして、その岸辺沿い、橋からは徒歩だと30分くらいかかるのですが、ガンゲットの老舗店「Chez  Gégène(シェ・ジェジェンヌ)」があります。

でもこの日はひっそり静まりかえっております。実は春と夏は木曜から日曜まで開いているのですが、今の時期は土曜の夜と日曜の昼の週末だけの営業で、12月後半から4月の半ばまでは完全にお休みとなります。

7月と8月のバカンス期の様子
※写真上は夏に訪れたときの「Chez Gégène(シェ・ジェジェンヌ)」の様子

これは今年の夏に来た時の様子。7月と8月のバカンス期&週末のテラス席は気軽に一杯やる人たちで大賑わい。

夏の「Chez Gégène(シェ・ジェジェンヌ)」のダンスホール
夏の「Chez Gégène(シェ・ジェジェンヌ)」のダンスホール

そして店内のダンスホールではダンスを楽しむ年配の方々で大賑わい。特にこのホールは昔の古き良き時代の超スペシャルな雰囲気がいっぱいで、テラスと店内の客層がかなり違うのがまた不思議。ちょっと先になってしまいますが、春夏のシーズン中に来るとこの雰囲気が十分満喫できます!

もし、ハネムーンの予定が春~夏であればぜひ立ち寄ってみては?

<Information> シェ・ジェジェンヌ Chez Gégène
住所:162 Bis Quai de Polangis 94340
電話番号:01 48 83 29 43
HP→Chez Gégène

でも今は秋。なのでこの時期にハネムーンでいらっしゃる方のために、別のお店をご紹介いたしますね。

新婚旅行のロマンティックな思い出になるレストラン!

おススメのレストラン「LA MASCOTTE(ラ・マスコット)」

駅から橋を渡って左の岸辺沿いに行くと「Chez Gégène」ですが、右の岸辺を15分くらい行くとこの「LA MASCOTTE(ラ・マスコット)」があって、こちらは年中無休で朝9時から夜中12時までオープン。いつでも開いていて気軽に入れるので私もよく寄るお店です。

ロマンティックなハネムーンの思い出になるレストラン

お店のテラス席の目の前は小さなハーバーで、特に夕暮れ時の美しさは格別。

夕暮れを待ちながらキールで一休み

ということで夕暮れまではまだちょ~っとあったのですが私もキール(4、50ユーロ)でしばし休憩です。はぁ~、しみますしみます~。

<Information> ラ・マスコット LA MASCOTTE
住所:21.Quai Gabriel 94340 JOINVILLE LE PONT
TEL:01 48 83 09 15

実は同じ並びにあるのが、これまたガンゲットの老舗店「LA GOULUE(ラ・グリュ)」。

ガンゲットの老舗「LA GOULUE(ラ・グリュ)」

ですが、ここはお味の評判がかなりよろしくなく、古き良き時代の雰囲気ではありますが、おすすめはできないのですよね。お隣で気軽に一杯しながら眺めるのだけ(記念に写真撮影だけ?)で十分かなと思います。

マルヌ川沿いは、専用の船着き場を持つお宅も!

マルヌ川沿いをぶらぶらデート

一息ついた後はまたゆっくりと岸辺歩き。あわただしくなりがちなハネムーンで、こんな風に二人でまったりする時間もいいのでは?

このあたりは他にも小さな島がいくつかあるのですが、橋がないので島に住む住民さんたちは自分のボートで島と岸を行き来します。なのでそれぞれのお宅で専用の船着き場を持っているのです。

ちょうど川の向こうに少し写っていますね。家の屋根も見えておりますがやはり大きいです。でも行き来は通勤がある場合少し面倒かな?いや、でもやっぱりオツかな?こればかりは住んでみないとわかりませんねぇ。

せっかくのハネムーン、ガイドブックにも載らない街でデートはいかが?

パリで見ることができない1軒家や自然豊かな風景に出会えます

パリ市内から電車で30分かかるかかからないくらいの場所ですが、都会のパリ市内とはまた違って、美しい水辺と豊かな緑が広がるここマルヌ川沿い。

アパルトマンがほとんどのパリでは、見ることの出来ない美しい一軒家もたくさん見れます。ガイドブックには載っていないパリ郊外のゆったりとした雰囲気を楽しんでいただけることでしょう。

もしパリのホテルから来る場合は、RERのA線「Vincenne(ヴァンセンヌ)」駅から。分岐A2の「Boissy-Saint-Léger(ボワシー=サン=レジェ)」とA4の「Marne La Vallée Chessy(マルヌ・ラ・ヴァレ・シェシ-)」に分かれますが、必ずA2の「Boissy‐Saint‐Léger」方面に乗ってください。A4に乗っちゃうと別方向になってディズニーランドに行っちゃいま~す。

いかがでしたでしょうか?パリへ新婚旅行を計画中ということであれば、すこし中心部を離れて、郊外へ足を延ばしてみる1日もいいのでは?ツアーだとスケジュールが決まってしまいますが、オリジナルプランなら自由自在。

フォトツアーを計画中ならおススメですよ!