パリから日帰り可能なプロヴァン。中世の面影を色濃く残す美しい都市です。
今回はそんなプロヴァンを3回に渡り大特集中。1回目は絵画のような中世のたたずまいの旧市街、バラ園などをご案内しました。
そして2回目は、そんなプロヴァンにひっそりと建つ美しいメゾン・ドット＆ホテル「ステラ・カデンテ（Stella Cadente）」をご紹介します。
フランスで幅広く活躍するデザイナー、ステラ・カデンテが手掛けたホテル。何と今回が日本初ご紹介となります！
プロヴァンは日帰りでも楽しめますが、ハネムーンならぜひ1泊してゆったりとした時間を過ごすのもおすすめ。素敵なレストランも併設されていて、フランスらしい田園の中で夢のようなひと時が過ごせますよ。
それでは早速ご案内していきましょう！
メゾン・ドット＆ホテル「ステラ・カデンテ」はまるで田園の中のプチ・シャトー
メゾン・ドット（Maison d’ hôtes ）とは、ゲストが迎えられるようになっている個人邸宅の宿。
シャンブル・ドット（Chambres d’ hôtes）は、お聞きになったことがある方もいらっしゃると思います。“シャンブル・ドット”を検索すると“民宿”と出てきます。
でも日本の民宿とはだいぶ違うんですよね。
そしてメゾン・ドットはというとほとんどが、裕福な住民層の家であるメゾン・ブルジョワーズ（Maison bourgeoise）と呼ばれる大邸宅を宿にしたもの。
今回ご紹介する「ステラ・カデンテ」も、19世紀に建てられたメゾン・ブルジョワーズを改修して2009年オープンしました。
そのたたずまいはまるで美しい小さなピンク色のお城
お庭のテラスはレストラン＆バー空間となっています。レストラン名は「イレテ・ユヌ・フォワ（Il était une fois・・・）」。『昔々あるところに・・・』という童話やおとぎ話で使われる言葉です。かわいいフレーズなんですよね。
実は最初、このかわいらしい名前のレストランを知ったのがきっかけで、ホテルの存在も知ったをいうわけです。
そしてホテルの情報をいろいろ探してみたら、フランスで有名なデザイナーであるステラ・カデンテが手掛けていること。そしてその美しさにびっくり。
しかも問い合わせてみると、日本ではまだ紹介されたことがないとのこと。これはハネムーンカップルに素敵情報！と思ったのです。
美しい館を囲むお庭も、まるでおとぎ話の世界のよう
おとぎ話の世界に迷い込んだような素敵なお庭が広がっています。
市街の中心地からは少しだけ離れているので、本当に静かでゆったりとした時間が流れております。
でもプロヴァンの観光スポットへは、徒歩圏内なので大丈夫です。
ステラ・カデンテの卓越したセンスが光る館内をご案内
ステラ・ガデンテのセンスが光る館内へ。さっそくご案内していきましょう。
ロマンティックな演出の館内レストラン
館内にあるレストラン。青空の下のガーデンテラスも素敵ですが、こちらもエレガントでロマンティック。
クラシックとモダンが融合したスペース「サロン」
こちらはサロンです。ホテルやレストランの雰囲気とは異なり、クラシックとモダンが融合したスペシャルなスタイル。デザイナーの感性が感じられますね。
クラシカルでフランスらしい演出の「客室」
クラシカルでフランスらしい美しいシャンブル（客室）。
このお部屋は思い描いているフレンチスタイルそのもの。まるで雑誌の表紙のようですが、本当にフランスの雑誌などにたくさん登場しているそうです。
窓辺にたたずんでいるだけでも絵になる。フォトジェニックな一枚が撮れますね。
しかも窓からは、緑豊かな庭園とプロヴァンの田園景色が一望！
癒されますね。
映画やドラマでよく見る素敵な「バスルーム」
バスルームも美しく、映画で見るような脚付きのバスタブです。
他にも趣が異なるお部屋が選べます
シックで大人っぽいお部屋や、“ムーランルージュ”と名付けられた赤が基調の大胆なお部屋もあります。これらのシャンブルの宿泊料金、季節によって変わりますが1泊79ユーロ（約9，7000円前後、2019年6月現在）から。
こんなに素敵なのに、パリじゃ考えられないようなお手頃な宿泊費なのも嬉しいポイント。
レストランは日帰りでバーのみの利用もOK
そうなんです！実は宿泊客以外でもレストラン＆バーの利用がOK。
しかも食事しなくても、アペリティフなどの飲み物だけでも、営業時間内であれば利用できます。これは嬉しい！
ということで私たちも（今回は主人も一緒です）アペリティフをいただきました。
おつまみには自家製ツナのペーストのプチトースト添えがつきました。美味しい～。
こうして私たちがアペリティフをいただいている間に、次々とお食事のお客様がいらっしゃいました。
プロヴァンにはシャテル広場を中心にたくさんのレストランがありますが、あえてここを選ぶというはかなりの通？！
ランチは2品で29ユーロ、3品で34ユーロ。土日は15ユーロと29ユーロのブランチもあります。
別料金になりますが、シャンパンをつけてシャンパンブランチにも出来ます。フランスの田園でのシャンパンブランチ、なんていうのも優雅でいいですね。
さて、次回最終回は、フランス最古のレストラン「オステルリー・ドュ・ラ・クロワ・ドール」をご紹介します。
■取材協力
・メゾン・ドット＆ホテル「ステラ・カデンテ」
Maison d’ hôtes Stella Cadente
・レストラン「イレテ・ユヌ・フォワ」
Il était une fois
住所：28 rue Maximilien Michelin 77160
電話番号：06 10 22 88 30
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