前回は夏のハネムーンで楽しめるイベント「パリプラージュ」の穴場、ヴィレット貯水池の魅力をご紹介させていただきました。
今回は、そんなヴィレット貯水池周辺で一晩中遊べるレストランバーとブロカント雑貨がおしゃれなカフェ、そしてお手頃価格で地元っ子に人気のBIOビストロの3店をご紹介させていただきます。
3店とも雰囲気がまったく違った雰囲気で、それぞれ楽しめます。 それではまいりましょう!
ヴィレット貯水池のシンボル「ラ・ロトンド・ド・ラ・ヴィレット」の開放的なレストランバー
まずはヴィレット貯水池の目印、18世紀に建てられた円形の美しい建物「ラ・ロトンド・ ド・ラ・ヴィレット(La Rotonde de la Villette)」のレストランバーをご紹介。
広々としたテラス席はヴィレットの水辺の風景が楽しめます。
そして店内はと言うと、吹き抜けの開放的な空間。
トラットリアを囲んで周りにはバーやギャラリー、ミニクラブがあります。
食事は薪で焼くピッツァやパスタなどのイタリアン中心。ミニクラブでは深夜0時からライブもあって朝まで遊べます。
パリハネムーンで夜遊びしたいカップルはレッツゴー!
<Information>
ラ・ロトンド・ ド・ラ・ヴィレット(La Rotonde de la Villette)
住所:6-8 Place de la Bataille de Stalingrad 19 区
TEL:01 80 48 33 40
「ル・パヴィヨン・デ・カノー」はブロカント雑貨がいっぱいの一軒家カフェ
ヴィレット貯水池の岸辺の歩道を歩いていると、突然一軒家が表れます。それがここ「ル・パ ヴィヨン・デ・カノー(Le Pavillon des Canaux)」。
わたくしのお気に入りカフェでございます。今では日本のサイトでいくつか紹介記事が出ていますが、日本で初めてご紹介したのは私のブログだったかと思います。
で、ここもテラス席があるんです。でもこのテラス、実は出来たのは数年前。
それまではなかったのですが、出来てグッド。秋冬もテラスで素敵な水辺の時間が楽しめるようになりました。
お店の中も素敵でスペシャル。
ブロカントの家具や雑貨がいっぱいなんです。ブロカントとは100年は経っていないけど 古いモノたち。そんな古いモノたちがセンスよくおしゃれに置かれているんです。
この家具や雑貨たち、主にリサイクル団体「エマウス」で揃えたものだそう。「エマウス」はフランスでは知らない人がいないくらい有名な慈善団体なんです。
店内は本当の一軒家のようにリビング、寝室、キッチン、バスルームなどに分かれていて、どこででも寛げるようになっています。
まるで、超おしゃれなパリジェンヌの家に招かれたよう。
インテリアの参考にもなります!
ブロカントとアンティークが好きな私も、マネしたいアイディアがいっぱいなんです。
カフェは2ユーロから。軽食やマフィン、ケーキなども揃っています。
パリジャン、パリジェンヌに混じってゆったりカフェを飲んでいると、まるで自分もパリっ子になったような気分になります。ただし週末はとても混むので静かに過ごしたい方は平日がおすすめです。
<Information>
ル・パ ヴィヨン・デ・カノー(Le Pavillon des Canaux)
住所:39,Quai de la Loire 19 区
TEL:01 73 71 82 90
日本初紹介!地元っ子に人気の BIO 食材レストラン「トロワ・ベー」はブーレット専門店
そして、最後にご紹介するのはここ「トロワ・ベー(TROIS B)」。ヴィレット貯水池の裏通りにあ る、地元っ子に大人気のちょっとスペシャルなレストラン。
たぶん日本初ご紹介になるかと思います。
「トロワ・ベー」とは3つのブーレット(boulettes)という意味。ブーレットとはおだんごのことで、このお店ではお肉か魚、そして野菜の3種のブーレット料理がいただけるん です。
しかも、全食材がBIO。
テラス席も店内もおしゃれです。ここ数年でこの19区ヴィレット周辺には多くのアーティス トたちが移り住んでいるのですが、そんな人たちにも愛されている隠れ家的なお店なんです。
ワインももちろんBIOのナチュラル。しかも1/2ボトルでも6.50ユーロと良心的なお値段なんです。
ランチは前菜とメインで15ユーロ、デザートも入れると18ユーロとこちらも外食の高いパリでかなり良心的なお値段。
シャンゼリゼあたりだとこの2〜3倍はしてしまうかも?!
ということで、この日選んだ前菜はフェタチーズを使ったギリシャ風サラダ。シンプルで素材の味が引き立っております。
パンも2種類で美味しい。
メインには豚肉とコンテチーズのブーレットをチョイス。下にたっぷりと敷いてあるのはヒヨコ豆のピュレ。
あっさりとした味付けにコンテチーズのコクがほんのり効いています。 お隣りの方々が食べていた野菜のブーレットも美味しそうでした!
「トレ・トレ・ボン」っ て話しているのが聞こえてきましたよ〜。
デザートはガトーショコラのミルティーユ(コケモモソース)をチョイス。ほとんど粉を使っていないんじゃないかと思うくらい超しっとりです。
この方はお店のスタッフさん。とても優しくて可愛らしくて、日本のサイトでこのお店を紹介しますと伝えたら、ほんと?嬉しい!ってとても喜んでくれていました。
日本のお客が来たら喜んでくれると思います。
ヴィレットの裏通りの、知らない人しか来ないカルティエの、BIO食材のブーレット専門レストラン。ガイドブックには載らないような場所ですが、そこがまた通?!
ヴィレット貯水池を散歩したらランチに、またはディナーにおすすめです。ちなみに夜もお手頃なお値段ですよ!
<Information>
トロワ・ベー(TROIS B)
住所:48 avenue Jean Jaurès 19 区
TEL:01 42 00 22 01
ヴィレット貯水池でおすすめのお店まとめ
ヴィレット貯水池は地元民に愛される活気のある都会の外れのオアシス。
パリの中心地とは違うゆったりとした雰囲気の中での水辺の散歩や、お茶、アペリティフ、 食事などなど。ツーリステックではなくちょっとジモティチックにパリを楽しんでみてはいかがでしょうか。