前編ではローマの「バリオーニ・ホテル・レジーナ」のお部屋をいくつかピックアップしてご紹介させていただきました。
後編ではホテルのパブリックスペース、レストランやスパについてレポートさせていただきたいと思います。
1.ホテルが特に力を注いでいる朝食ビュッフェ
2. ハネムーンでグルメ旅を満喫!創作イタリアン料理「ブルネッロ・レストラン」
3.「ブルネッロ・レストラン」のランチコースを体験
4.夕方からはイタリアのNo.1スパークリングワインでアペリティフ
5.新婚旅行の疲れもスパで解消!お2人で貸切もOKです
ホテルが特に力を注いでいる朝食ビュッフェ
ホテルはここ数年のグルメ志向化に合わせ、独自に専属シェフを迎え入れ、レストラン経営にも力を入れています。
中でも特に重視しているのが朝食メニューです。
バリオーニ・ホテル・レジーナで、朝食がいただける場所は3か所あり、それぞれ違った雰囲気が楽しめます。
エレガントな内装で暖炉がある「カフェ バリオーニ」。
豊富なビュッフェメニューを取り揃えたホテル自慢のレストラン。
朝食ビュッフェのメニューには様々なものがありますが、ホテル一番のおススメはパン。ローマでも有名な老舗のパンのお店・ロッショ―リ(Roscioli)のものを使用しています。クリームチーズを塗ったり、生ハムを乗せたり、そのままでも美味しいパンです。
「イタリアらしい朝食」をお客様に楽しんでいただくため、ホテルスタッフがていねいにサポート。
イタリア式朝食の説明をしたり、各種のパンとの食べ合わせをアドバイスするなど、「イタリアらしさ」を感じてもらえるよう心を砕いているそうです。
イタリアの朝食は甘い物がメインで、肉や卵をとらないのが一般的ですが、苦手なお客様向けに、卵料理やハム、グリル野菜なども充実しています。
卵やウインナーなどは保温装置付きの蓋つき容器に置かれ、いつでも温かいお料理を召しあがっていただくことができます。
メニューはすべて英語とイタリア語で名称が表示されています。
連泊されるお客様が違うものを召しあがれるようにと、フレッシュフルーツやハムなどの加工肉は、毎日違う種類のものが提供されています。
他にもシリアルやタルト、チーズも各種多く取り揃えてあり、毎朝、朝食をとるのが楽しみになりますね!どれにしようか迷ってしまいます。
ハネムーンでグルメ旅を満喫!創作イタリアン料理「ブルネッロ・レストラン」
ホテルに隣接するブルネッロ・レストラン。ホテル横のエントランスからも、ホテル内からも入れます。
ここの専属シェフ、ルチアーノ・サルツィ・サルトーリ氏は、伝統的なイタリア料理に一工夫を加えた創作料理をプロデュースしています。
ローマ下町料理のコーダ・アッラ・ヴァッチナーラ(ローマ風テールシチュー)を視覚的、風味的にも洗練された現代風のお料理に昇華させ大好評を得たそうです。
レストランのメニューは、春夏秋冬の四季に合わせてお料理を変化させています。
メニュー交代の時期も、暦上の季節の変化にピッタリと合わせて設定。例えば、春メニューから夏メニューに変わるのは、夏至の日といったように、毎年決まっています。
レストラン、ラウンジバーコーナーは、宿泊していない方のお食事だけのご利用もできます。
ランチタイムは、会社にお勤めの方でも手軽に利用できるよう、約1時間以内で収まるコース料理を用意。
ディナータイムは、会話を楽しみながら、ゆっくり楽しめるコース料理が用意されています。
「ブルネッロ・レストラン」のランチコースを体験
私も実際にランチコースをいただきました。
ランチのコースメニューのお値段は 29 ユーロです(2018 年 6 月の換算レートで約 3,750 円)。
アンティパストは、ハーブなどで味を付けた生の牛肉のお団子に人参、アスパラ、ヨーグルトソースをつけていただきました。
厳選された鮮度のいい素材がレストランの自慢なのですが、それがよくわかる一品でした。
水牛のミニモッツァレッラチーズとシチリア・トラパニ産アンチョビ、スライストマトのサラダ。どこにでもあるカプレーゼサラダのようなメニューですが、違いは素材に出ていました。
ひとつひとつの味が濃く、厳選された素材の味を実感できました。盛りつけもフォトジェニックで美しいですね。
続いてタコとグアンチャ―レ(豚頬肉)のアマトリチャーナ、パッケリショートパスタ。
ローマの郷土料理、アマトリチャーナは通常、ロングパスタで合わせ、タコはいれないのですが、グアンチャ―レ(豚頬肉)の風味との絶妙なマッチで新しい味わいです。
ロングパスタも服などにトマトソースがはねたりするのでショートパスタでそれを防いでいるようです。
デザートはホームメイドの「レジーナ」ティラミス。
ティラミスの中には、エスプレッソコーヒーとチョコクリームが詰まっており、切ると中からあふれ出してきます。甘さ控えめで上品なお味でした。
ところどころにシェフの独創性の光る美味しいお料理でした。
ホテルに宿泊されなくても、ランチだけ、ディナーだけのご利用もできます。
せっかくイタリアにお越しになるのですから、ちょっと贅沢な本場の美味しいイタリアンを堪能されてみてはいかがでしょうか。
●ランチメニュー(2018年春メニュー)
●ディナーメニュー(2018年春メニュー)
<Information>
ブルネッロ・レストラン Brunello Bar&Restaurant
営業時間:
・ランチ 12 時 30 分~14 時 45 分
・ディナー 19 時 30 分~22 時 45 分
・ラウンジバー 12 時~ 1 時
夕方からはイタリアのNo.1スパークリングワインでアペリティフ
ホテルは毎夕、フェッラーリ社のスパークリングワインでアペリティフを開催してます。
フェッラーリ社のスパークリングワインは、イタリアの大統領官邸や、国外のイタリア大使館の公式晩餐会の食卓で必ず提供される名品です。
このフェッラーリのワイン製造会社が1902 年に設立されたことにちなんで、ホテルでは19 時02 分にアペリティフタイムがスタートします。
専属シェフが各スパークリングワインにぴったりの一品料理を添えて、おひとり 30 ユーロ(2018 年 6 月の換算レートで約 3,900 円)にて提供しています。
アペリティフの場所は 3 か所ある朝食レストランだったり、前編の記事でご紹介したペントハウスのテラスであったりと、随時変わります。
ペントハウスのテラスだったらすごくラッキーですが、残念ながら事前には分からないそうです。
新婚旅行の疲れもスパで解消!お2人で貸切もOKです
ホテルの地下1階にはスパやフィットネスジムがあります。
スパにはマッサージルーム、フィンランド式サウナやトルコ式お風呂(ハマム)、ジャグジー完備で疲れた体をじっくり癒すことができます。
スパは水着で入りますので、ご用意をお忘れなく。あと、スパ内ではビーチサンダルを履いて移動するので、こちらも必需品です。
スパは 20 時から 22 時の間、 150 ユーロ(2018 年 6 月の換算レートで約 2 万円)の別料金でカップル専用に貸し切りが可能です。
なお、マッサージや美容トリートメントなども別料金で受けることができます(2日前に要予約、料金はスパメニューをご参照ください)。
宿泊するお客様でなくても、スパだけのご利用も可能です。
<Information>
●スパ:営業時間 10 時~20 時 (貸切用営業時間 20 時~22時)
●フィットネスジム:営業時間 6 時~22時
今回は「バリオーニ・ホテル・レジーナ」をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
イタリアへの新婚旅行、ホテル選びの参考になればと思います。ハネムーンという特別な時間を、憧れのホテルでお過ごしください。
<Information>
バリオーニ・ホテル・レジーナ Baglioni Hotel Regina
ホームぺージ
住所:Via Vittorio Veneto, 72 00187 Roma
最寄りの駅:地下鉄 A 線 バルベリーニ駅(Barberini)より徒歩約5分
★日本での予約・お問合せ先★
ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド
ホームぺージ
電話:0120-086-230(平日9:30~18:00)