最近のローマ、日中は日差しは強いですが、朝夕は涼しくなってきました。一番暑かった7月下旬~8月上旬に比べて、大変過ごしやすくなっています。
夏のバカンスから戻ってきたローマっ子たちも増え、秋物の新作が並ぶお店のショーウインドウを覗いています。
イタリアでのハネムーンの醍醐味の一つは、やはりショッピング!
そして、ローマの有名なショッピング通りといえば、スペイン広場に隣接する有名ブランドがひしめくコンドッティ通りやファストファッションが軒を連ねるコルソ通りです。
その周辺でショッピングがてらランチを楽しみたいハネムーナーの方に、コスパがよくおいしいビュッフェが楽しめるレストランをご紹介します。
ただし、平日限定ですよ!
地元っ子に大人気!知る人ぞ知るレストラン「グスト(’Gusto)」
最近ローマでもランチがビュッフェスタイルのお店が増えてきました。
今回ご紹介するこのレストラン「グスト(’Gusto)」は、ビュッフェのトレンドが始まる前から、そのおいしさで好評を得ていました。
観光客だけではなく、地元の会社員たちにも人気のお店です。
ローマの街中のレストランは、当たり外れが大きく、おいしいレストランを見分ける時に、地元の人が入っているかどうかを見るのがポイント。
ここは、ローマっ子たちもよく行くお店です。
訪れたのが12時の開店時すぐだったので、店内はまだ空いていますが、この後満席になってしまいました。
コスパもお味も最高!ハネムーンで大満足のランチビュッフェ
ここのビュッフェはおいしいだけではなく、コスパも最高なんです。
ノンアルコールのお飲み物ひとつがついて、お皿にとれるだけとっても10ユーロ(約1,300円・2018年8月現在)!
パスタやサラダ、メインのお肉料理以外にも、パンや田舎風包みタルト、各種チーズやお野菜の付け合わせも豊富にラインナップ。
ただし、お代わりなしの1回だけなので、たくさん召し上がる方は大盛りでどうぞ。
ハネムーン中は、外食ばかりが続いて栄養バランスが偏りがちになりがちですが、フレッシュでおいしいお野菜もたっぷり摂れます。
少々お見苦しいですが、取れるだけ取ってしまいました。
周りの皆さんもお皿に盛れるだけ盛ってたので負けずに取りましょう!
バルサミコ酢、オリーブオイル、お塩などが中央のテーブルに置いてあります。
各自のテーブルに持っていき、サラダなど、自分好みに味付けできます。
ビュッフェのいいところは色々なお料理を少しずつ一度に堪能できるところ。自分の目で実際に見たお料理を選べ、量も調節できます。
でもここのお料理は全種類制覇したくなるほどおいしいメニューが満載です。
特にメインの肉料理がおすすすめですよ!
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「グスト(’Gusto)」への行き方
お店の場所ですが、大通りには面していないので、初めての方は戸惑うかもしれません。
有名なショッピング通り「コルソ通り(Via del Corso ヴィア・デル・コルソ)」にある、ナイキの大型店があるのでそれを目印に。
ナイキに向かって左横の道を行くと、ローマ時代のアウグストゥス帝の霊廟がある広場にでます。
この大きな霊廟を目指していかれるといいと思います。
この霊廟の向かい側にある建物の1階にお店が入っています。大きな柱の裏にあるのでちょっとわかりにくです。
なお、こちらのお店、ランチビュッフェだけではなく、夕方18時から21時30分までのアペリティーボタイムもお得!
10ユーロ(約1,300円)でお酒ワンドリンクと軽食が付きます。
毎晩レストランでコース料理だと、胃も疲れてしまいますよね。たまには軽食で済ませたい!という時にぴったりです。
「グスト(’Gusto)」にはお店の外にもお席があります。
今ぐらいの時期にはぴったり。夜行かれる場合は、上に羽織るものを忘れずに。
<Information>
グスト(’Gusto)
営業時間:12時~0時、年中無休
・ビュッフェ(平日) 12時~15時30分
・アペリティーボ(毎日) 18時~21時30分
・ブランチ(土日) 12時~16時
住所:Piazza Augusto Imperatore, 9 00186 Roma
アクセス:地下鉄A線「スパーニャ駅(Spagna)」より徒歩約15分
レストラン周辺の観光情報
午前中は観光を楽しみ、ランチ後はショッピング!というカップルにおすすめのスポットをいくつかご紹介しましょう。
■映画「ローマの休日」でおなじみのスペイン広場
地下鉄A線「スパーニャ駅(Spagna)」より徒歩約1分。
ローマの中心部にあるスペイン広場は観光客やローマっ子たちでいつも賑わっている有名スポットです。
オードリー・ヘップバーンがジェラートを食べたのが、ここにある「スペイン階段」。その向こう側に見えるのが「トリニタ・デイ・モンティ教会」です。
「トリニタ・デイ・モンティ教会」は1502年にフランスのルイ12世が建てさせた、フランス人のための聖堂。フランスゴシック様式の装飾がイタリア人から見ると、ちょっとエキゾチックな印象を持つようです。
広場にある「バルカッチャ(舟)の噴水」はジャン・ロレンツォ・ベルニーニ親子が手掛けたもの。
広場の西側にはコンドッティ通り、コルソ通り、バブイーノ通りが交差しているので、ここを拠点にショッピングをスタートさせてもいいですね。
■コインの伝説でおなじみの「トレヴィの泉」
地下鉄A線「スパーニャ駅(Spagna)」より徒歩約10分。
古代ローマ皇帝アウグストゥスの命により、ヴィルゴ水道から水を引いて作られたのが起原といわれる人口の泉。その後、現在の場所に移動し、教皇クレメンス12世が建築家サルヴィに改造を命じて1762年に現在の姿になりました。
2014年から修復工事がスタートし、16か月を経て2015年に完了。
この泉に向かって後ろ向きでコインを投げると願いが叶うといわれています。
2枚入れると、大切な人と永遠に一緒にいられるといわれていますので、ハネムーンでぜひチャレンジしてみてくださいね。
ちなみにこのトレヴィの泉近くに「ぼったくりレストラン」がありますので要注意。
夜、おいしいワインでロマンティックに過ごしたいならワインのレストラン・バー「「Il Chianti(イル キャンティ)」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■ローマ帝国初代皇帝アウグストゥス帝の霊廟
アウグストゥスといえば、紀元前27年にローマの初代皇帝となった人物。
紀元後14年に亡くなった際、円形の基礎の上にお墓をつくり、その上にアウグストゥスの彫像が立っていたそうです。現在はお墓の下の部分だけが残されています。
13世紀ころに多くの資材がここから持ち出され、荒廃してしまったのですが、18世紀中ごろに一般民のための闘技場、遊園地として再開発されました。
霊廟はアウグストゥスの平和記念碑、博物館となっているアラ・パキスのすぐ隣にあります。
最寄り駅は地下鉄A線「スパーニャ駅(Spagna)」で徒歩約15分。普段は霊廟の中を見学できません。