国内でも手軽にリゾート気分が味わえる場所、沖縄。ここ数年ではLCCの運行も急速に増え、もはや日帰りでも旅行に行ける場所になってきました。
そんな沖縄には、リゾート気分を味わえる豊かな自然だけでなく、琉球文化を感じさせてくれる伝統的な文化遺産など、見所がいっぱい!
ぜひハネムーンでおさえておきたい都市の1つですよね。
そこで、沖縄での生活が心地よく移住した私、Keiがよりディープな沖縄情報をお伝えしていきます。ぜひハネムーン前の参考にしてくださいね!
今回は、旅行中の病気トラブルなどでの救急受診事情についてご紹介していきます。楽しく思い出いっぱいのハネムーンにするために、緊急時の下調べは必須!
「大丈夫だろう」と安易に考えず、もしもの場合に備えておくことも大切です。
インフルエンザが常に流行中!?沖縄県
移住前から現地の知人から聞いていた事。それは「沖縄県ではいつもインフルエンザが流行っている」。
インフルエンザと言えば、肌寒くなった冬から翌年の春先にかけて流行するというイメージだったため、自分自身が8月にインフルエンザの診断を受けたときには驚きを隠せませんでした。
「こんな時期にインフルエンザ!?」と思いましたが、院内はインフルエンザの患者さんばかり。相当はやっている様子でした。
もちろん、全国的にインフルエンザが流行る時期もインフルエンザは流行っています。沖縄では「インフルエンザは一年中かかる病気」だったのです。
沖縄への新婚旅行前には予防接種をおすすめします
インフルエンザの予防接種は、毎年9頃から開始されます。予防接種を受けたからといって必ずインフルエンザにかからないとは言えませんが、症状を緩和できることは確かです。
予防接種を受けられる期間に沖縄へのハネムーンを検討されている場合は、お二人揃って予防接種をうけておきましょう。妊娠されている場合であれば、なお必要です。
また、お子様連れでのハネムーンであれば、お子様への接種は必須です!大人よりも子どもの方がウイルスなどに感染しやすく、抵抗力が足りない場合には重症化してしまいます。
子どもの予防接種は、2回受ける必要がありますので、予定をたてて予防接種を進めていくこともハネムーン準備のひとつに含めることをおすすめします。
予防接種後、抗体ができるまでに2週間ほどかかることも忘れずに!
万が一沖縄滞在中に罹ったら?急な病気に対応してくれる病院
沖縄県の本島内には、総合病院も数多くあり、救急時の受診にももちろん対応しています。急な発熱や気分が優れないなど、いつもと違う不調を感じたら早急に医療機関を受診しましょう。
症状の悪化を防ぐだけでなく、周りへの感染も最小限にとどめることで感染の増大を防ぐ結果に繋がります。
【南部エリア】
■那覇市立病院
住所:那覇市古島2丁目31番地1
電話:098-884-5111(8:00〜16:00)/098-887-1199(救急・夜間救急専用)
救急時の診察科:内科・小児科・外科・整形外科・産婦人科・脳外科・泌尿器科
那覇市の中心部にある那覇市立病院は、那覇市内でも大きな総合病院のひとつです。さらに急病センターを併設し、時間外はもちろん、夜間の受け入れも可能。私も何度か来院していますが、どの時間帯も患者さんが多い印象です。
また、那覇市立病院は夜間でも小児科医が在中しています。お子様の急な変化にも柔軟に対応してくれることは安心ですね。
■豊見城中央病院
住所:豊見城市字上田25番地(2020年3月末を予定し、豊見城市与根地区に移転)
電話:098-850-3811
救急時の診察:内科・循環器科・外科・整形外科・泌尿器科・産婦人科
空港から車で20分程度の場所にある豊見城中央病院も救急の対応を行っています。豊見城中央病院は、産婦人科の医師が多く、妊娠中の小さな変化にもすぐに対応してくれることが嬉しいポイント。
しかし、小児科医は夜間の在中がないため、当直医による診察になります。2020年3月移転を控え、新病院を建設中です。(2019年9月現在)
■沖縄県立南部医療センター こども医療センター
住所:島尻郡南風原町字新川118-1
電話:098-888-0123
救急時の診察科:どの科目にも対応
沖縄県の南部、南風原町(はえばるちょう)にある大きな総合病院です。南部医療センターには、小児救急があり、小さな病気はもちろんいつもと違う高熱や大きな体調の変化にも対応してくれます。
子どもさんの変化がいつもと違い、心配である場合は、南部医療センターを受診されるといいでしょう。
【中部エリア】
■県立中部病院
住所:うるま市宮里281
電話:098-973-4111
救急時の診察科:内科・小児科・外科・整形外科・産科・脳神経外科・循環器科・心臓血管外科・泌尿器科
中部エリアに滞在している場合の救急受診は、県立中部病院がおすすめです。救命救急センターを併設し、終日診療できる体制をとっています。
夜間も25名ほど医師が在中し、豊富な診療科で対応が可能。小さな変化でも受診しておくことで安心に繋がりますね。
【北部エリア】
■県立北部病院
住所:名護市大中2-12-3
電話:0980-52-2719
救急時の診療科:内科・小児科・外科・整形外科・脳神経外科・循環器科
沖縄県の北部地域は、自然がゆたかで都心とは違うゆったりした空気感が味わえるおすすめのビーチスポットです。しかし、那覇市内と比較しても医療機関が少なく、緊急時の対応に少し心配が残ります。
北部エリアでも大きな総合病院である県立北部病院にも産婦人科の救急がありません。産婦人科の受診を希望する場合、県立中部病院まで南下しないと救急時の対応を受けられない可能性があります。
※ご紹介した救急対応が可能である病院は、これが全てではありません。他の病院でも対応が可能な場合もあるため、宿泊地に近い病院をリサーチしておくといいですね。
その他、沖縄旅行中に気にしておくべき症状や病気は?
インフルエンザが年中流行る沖縄県ですが、気をつけておく病気はインフルエンザだけではありません。
熱中症
夏場はどの地域でも気をつける必要がある「熱中症」は沖縄県で必須の対策が必要です。特に日陰は涼しいけれど、日の差す場所は猛暑という状況も多く、こまめな水分補給は大切ですね。
沖縄県の年間平均気温は 度。冬場でも10度を切らない日も多いです。そのため、12月でも日焼けをしてしまうことも!冬場だからと気を抜かず、熱中症の対策を意識しておきましょう。
紫外線対策
都内が35度を超える猛暑であっても、沖縄県は32度あたりと気温が緩やかに報道されますが、実際の体感温度はもっと高め。紫外線も強く、道路からの照り返しで目が痛い日も多いです。
リゾートだからと「日焼けしたい!」と思う方も中にはいるかもしれませんが、むやみに日焼けすることが考えもの。沖縄に来てから紫外線アレルギーが判明したという方も多いため、肌はもちろん目や髪の毛も紫外線対策を怠らないようにしましょう。
脱水症
水分をマメにとっていても、汗で多くを失っていることも多いです。いつも以上に水分補給には気をつけ、脱水にならないように気をつけましょう。
水を飲むだけでなく、経口保水液まどをうまく活用するといいですね。
この他にも、おたふく風邪やRSウイルスも年中発症していると聞きます。マスクなどの適切な利用や手洗いうがいの徹底で防げることも多いです。
リゾート地で病気対策を行うことはイメージと異なってしまいますが、旅行後の生活にも支障をきたさないためにも、できることを進めていきましょう。
子連れハネムーンや授かり婚は要注意!沖縄で気を付けたい病気まとめ
- 沖縄県では、年中インフルエンザが流行っている
- 予防接種が可能であれば、受けてからの来沖を!
- 県内には大きな病院も多く、救急対応も可能
- 熱中症や紫外線対策も忘れずに
沖縄県ではインフルエンザが年中確認されていることや、予防接種の必要性、救急時の病院を地域別にご紹介しました。せっかくの楽しいハネムーンが病気や体調のトラブルで台無しにならないよう、予防接種など事前に対応できることを済ませておくことをおすすめします。
インフルエンザなどのウイルス対策だけでなく、熱中症や紫外線対策など、日常的にケアできることへの対策も忘れずにおこなってください。