山河優先の私は、旅先でミュージアム巡りを積極的にする人ではありません。バルセロナ市内にあるミュージアムも、この長い歳月に一応一通り行きました、の程度です。
この夏の世界的な猛暑はバルセロナにも例外なく影響し、気温がグングン上がった7月、さすがの私も涼を求めて高原へ…ではなく、ミュージアムに行くことが多くなりました。
猛暑に感謝!おかげで、十数年ぶりにカタルーニャ美術館(Museu Nacional d’Art de Catalunya)をゆっくり堪能する機会ができました。もちろん、土曜の午後の無料デーです。
暑い夏のバルセロナ、美術館巡りでホッと一息
地下鉄L1とL3のEspanya駅を地上に上がれば、モンジュイックの方向に見える堂々とした建物が、カタルーニャ美術館です。
来て良かった。美術館特有の涼しさと静寂が、疲れた身体に沁みます。
この美術館の目玉は、何と言っても、ロマネスク美術。ピレネーのロマネスク教会の内部が移設されたものもあり、ロマネスクのキリスト様大集合です。
ロマネスク美術だけではありません。ゴシック、バロック美術から20世紀の美術まで、飽きることがありません。
土曜日なら、おススメのプランあります!
カタルーニャ美術館を出ると、ティビダボ山方向の景色が広がります。
美術鑑賞の後は、パーフォーマンスを見ながら休憩して、皆さんそのまま噴水ショー「Font Magica de Montjuic」に移動していきます。
夏期は、3月30日から10月30日までの、木~日曜日、夜9時から11時半まで、美術館とEspanya駅の中間で、噴水ショーが開催されています。
●土曜の午後のハネムーン・コース:ゆっくり食事をとった後、美術館が無料になる3時以後に入館し、ゆっくり鑑賞をした後に、9時から始まる噴水ショーでロマンチックな気分を盛り上げてから、夕食といたしましょう。