真夏の太陽の下、少し歩けば冷たい喉越しの良い飲み物が欲しくなります。
バルのテラス席で何を注文しましょうか。
バルセロナの地元ビールの代表格は、Estrella Damm。バルセロナのテラス席で一番飲まれているビールです。
中でもモルト2倍でアルコール7,2%の深い味わいのVoll Dammは、ビール好きにはたまりません。
追い討ちをかけているのが、ホップの花の香り高く、苦味の少ない最近大人気のMorits。
お昼のランチは定食(MENU)でEstrella Dammを軽く飲んで、夕食はバルセロナ大学にほど近いMoritz直営のレストランビールで創作タパスを楽しみながらビールを味わう。
うん、これがいいと思います。
Cervezaria Moritz :住所 Ronda de Sant Antoni, 39
ところで、スペインのお昼の定食はMENU(メヌッ)と呼ばれ、庶民的なバルであれば前菜、メイン、デザートのコースが10~12ユーロで、大抵飲み物の料金も含まれています。
お水もビールもワインも料金が同じとなると、ついついビールやワインを注文してしまうんですよね。
そしてついつい飲みすぎて、気がついたらビール腹ってことになりますので、気をつけてくださいね。
ビールの話しが長くなりましたが、今回特にご紹介したかったのは、最近はまりにはまっているVermut(ヴェルムット)と呼ばれる食前酒です。
味わいは、香草が配合された甘いワインと説明しておきましょう。
古代ギリシャの医学の父ヒポクラテスが発案した薬用酒ですから、美味しい上に体にもいいなんてうれしい限りです。
イタリアならばマルティーニが有名ですが、カタルーニャのヴェルムットもなかなかのものですよ。オリーブをつまみながら、是非お試しあれ。
バルでさりげなく「ヴェルムッ」と最後のtをほとんど発音せずに注文すれば、ウェイターのお兄さんがきっと微笑んでくれるはずです。
ハネムーンで「バル」にいくなら、「ヴェルムッ」を注文を。