モルディブの意外な名物(グルメ)とは!?
さて。なぜ、インド洋のリゾートでカツオ節??
実は、モルディブはカツオ節発祥の地? といわれているとか…。
現地では、サバ科のハガツオ(Sarda orientalis)を燻製にしたカツオ節がつくられていて、「モルディブ・フィッシュ」と呼ばれています。
日本のカツオ節とそっくりで、ローカルフードとして欠かせない食材になっているらしいです。
現地では、スライスしたり細かく砕いたりしてカレー、スープなどに混ぜて利用されます。 後は、カツオをひと口大に切って塩ゆでし、ご飯の上に乗せ、手で混ぜながら食べる「ガルディア」という料理がポピュラーだそう。
このカツオ節・モルディブ発祥説ですが…。
在スリランカ日本大使館のHPによると、モルディブではすでに14世紀前半(日本は鎌倉時代末期から南北朝時代の初期)にカツオ節が製造・輸出されていた記録が残っているそう。
当時のモルディブは海のシルクロードの要。各国の貿易船が頻繁に往来していた時期に当たります。
一方、日本でカツオ節の記録が初めて登場するのは、さらに百数十年後の室町時代の末期のこと。
その記録が残されていたのが、南西諸島の種子島であることから、モルディブをルーツとするカツオ節の製法が、中国・東南アジアとさかんに貿易を行っていた当時の琉球王国(沖縄)に伝えられ、さらに日本本土へ広まったのではないかということなのです…。
ちょっとモルディブが身近に感じられたエピソードでした。
もし、モルディブに行かれたら、ぜひ。このローカルフードにチャレンジしてみてくださいね。
[参考:在スリランカ日本大使館HP http://www.lk.emb-japan.go.jp/jp/]