海外旅行が初めてというカップルに、ぜひ訪れてほしいタヒチ。3回に渡り、タヒチへのハネムーンの魅力を存分にお伝えしてきました。
南半球にあり、日本とは異なる気候のタヒチにハネムーンでお出かけの際、服装や持ち物に悩みますよね。
日本からタヒチまでの直行便を運航している「エア タヒチ ヌイ」日本支社の松本さんに、タヒチハネムーンで持ち物や服装についての注意点を取材しました!
何度もタヒチを往復している方ならではの視点で、お役立ち情報をお伝えしますよ。
タヒチハネムーン大特集INDEX
常夏の楽園であるタヒチ、年間を通じて楽しめます
タヒチの気候には雨季・乾季がありますが、寒暖差があまりなく、年間の平均気温は27℃前後で安定しています。
南半球にありますが、赤道に近い亜熱帯海洋性気候。よくハワイは貿易風が吹いて心地良いといいますが、タヒチも同様で、1年中快適に過ごせるビーチリゾートとして過ごしやすいのが特徴。
12月~3月上旬は雨季ですが、スコールが降る程度で、すぐにやむので心配いりません。雨季はフルーツがおいしい季節でもあります。
もし、料金が安い時期を狙いたいのなら、春休み前の雨季の方がおすすめかもしれません。
乾季(3月~11月)に新婚旅行でタヒチを訪れる場合の服装
朝晩はやや涼しくなる乾季。とはいえ、紫外線は強いので日焼け対策は忘れずに行いましょう。
薄手のカーディガンやUV防止効果のあるジャケットなど、脱ぎ着がしやすいものを用意しておくと便利です。
雨季(12月~3月)に新婚旅行でタヒチを訪れる場合の服装
日中は30℃ぐらいまで気温があがることもある雨季。Tシャツやサマードレスなどでも大丈夫ですが、冷房が効いていいることが多いので、上着やストールは必須です。
防水効果のあるウインドブレーカーなどがあると、突然のスコールにも対応できます。
ドレスコードは気にしすぎずにおしゃれを楽しもう
日中はTシャツ、ショートパンツでもほとんど問題ありません。ただ、ホテル内やちょっとおしゃれなレストランでのディナー時には「スマートカジュアル」を心がけるといいでしょう。
男性なら襟付きのシャツやポロシャツにチノパンを合わせて、足元はカジュアルシューズ。
女性ならカジュアルなワンピースやサマードレスで、少しキレイめカジュアルを心がけるといいですね。
日本からタヒチハネムーンで持っていくといいもの・便利なもの
『リゾート内は物価が高く、衣類などは欧米サイズが多いのが難点。可能であれば日本から持参するか、タヒチ島(パペーテ)で購入するのがおすすめ』とエア タヒチ ヌイの松本さん。
以下、松本さんが日本から持参するとよいアイテムリストを上げてくれました。
- サングラス
- 日焼け止め
- 水着
- 長袖のカーディガンなど軽く羽織れるもの
- 帽子
- 防水性のあるポーチなど(カメラやスマホを入れておく)
- 肌にあう化粧品やアメニティ(ボディソープ、シャンプー、リンス、歯ブラシなど)
- 「Cタイプ」の海外変換プラグ、変圧器
- バックベルトのついたサンダルまたは(シュノーケリング中、素足やビーチサンダルの場合、サンゴでけがをしてしまうことがあるので)
- ウエットティッシュ
- 虫よけ
- エコバック
- レンタカーを借りる場合は国際免許書と日本の免許書両方が必要
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タヒチハネムーンで気を付けたいポイントは?
引き続きエア タヒチ ヌイの松本さんに、タヒチを訪れる際に気を付けた方がよいポイントをまとめてもらいました。
以下の6点です。
- 1.防寒対策
- 2.クレジットカード
- 3.旅行保険
- 4.Wi-Fi環境
- 5.タヒチの治安
- 6.日差し対策
それでは順番にアドバイスをお伝えしていきましょう。
常夏のタヒチだからこそ、上着は必要
年間を通して、常夏のタヒチとはいえでも朝晩は涼しいです。
また、レストランやタヒチ国内線内など冷房が効いた場所は肌寒く感じますので、長袖のカーディガンなど、軽く羽織れるもの持参しましょう。
クレジットカードは複数持ちがベスト
日本ではJCBが使えますが、タヒチでは利用できないお店もあります。違う種類のものを複数お持ちいただくことをおすすめします。
もし現金を少し用意していきたいという場合、両替するなら成田空港でがおすすめ。タヒチの通貨はフレンチ・パシフィックフラン(CFP)です。
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タヒチは海外旅行保険に必ず加入を!
海外旅行保険が付いたクレジットカードを複数持っていくのもありですが、ボラボラ島やモーレア島などの離島に滞在している場合、施設が整った病院がありません。
万が一、大けがをした場合や、熱中症などで重篤な症状となった場合、タヒチ島
(またはライアテア島)までのフライトドクターサービスを利用する可能性もあります。
この場合、クレジットカードに付帯している分ではカバーしきれない場合もあるため、海外旅行保険には別途加入することを強くお勧めします。
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Wi-Fiレンタルはタヒチ空港でもできます
無料でWifiを利用できるリゾートもありますが、街中や空港ではWi-Fiは利用
できません。また、日本と比べると通信速度(?)はあまりよくありません。
常にネット環境が必要という方、撮影した画像をクラウドにアップして容量を確保したいという方はWi-Fiのレンタルをおすすめいたします。
タヒチ到着時に空港でTahiti Wi-Fiのレンタルをするのが荷物がかさばらずに、一番便利かもしれません。リゾートでも高速Wi-Fiの購入が可能です。
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治安がいいタヒチ、でも油断は禁物!
外務省のホームページにもありますが、タヒチを含むフランス領ポリネシア全体の治安は良好です。ただし日本人観光客はお金持ちと思われているため、バッグ等の盗難被害はゼロではありません。
パペーテの街など、外出する際はたくさんの現金を持ち歩かないようにし、必要な場合、ATMでクレジットカードのキャッシングを利用するのが便利ですね。
滞在中は常識的な過ごし方(お財布やスマホを見えるところに置きっぱなしにしない、バッグを開けっ放しで放置しないなど)をしていれば、問題なく過ごせますのでご安心を。
タヒチでは日焼け・熱中症対策は必須です
タヒチは日差しが強く、暑いので、日焼け・熱中対策は忘れずに。
特にシュノーケリング中は海水の反射もあり、気が付かないうちに真っ赤に焼けていることも。日焼け止めはもちろん、肌が弱い方はUV効果のあるシャツなどを着用して泳ぐことをおすすめします。
また、曇っていても、紫外線は強いので、日焼け止めは忘れずに。
水分補給ですが、タヒチのホテルの水道水はそのまま飲めます。ただ、離島の場合は石灰分が多いため、体に合わない場合も。
できるだけミネラルウォーターの飲用をおすすめします。
タヒチハネムーンの服装や持ち物、注意点まとめ
南国のビーチリゾートであるタヒチ。フレンチスタイルの洗練されたリゾートで過ごすハネムーンは、夢のようなひとときですね。
豪華なホテルの場合、服装が心配という方もいらっしゃるかもしれません。レストランでドレスコードを厳しく定めていなければ、あまり悩む必要はありません。
カラフルなパレオやかわいいタヒチアンアクセサリーなど、現地でお気に入りのものを調達して、おしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。
「フランス語・タヒチ語が離せない」と心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、暖かくフレンドリーなタヒチアン。恥ずかしがらずに身振り手振りでコミュニケーションをとってみるのも、いい思い出になります。
また、ホテルやリゾートでは英語が通じますし、日本語ができるスタッフやサポートサービスもあるので大丈夫。
お2人で最高の思い出をタヒチで作っていってくださいね。
■取材協力・画像提供