遥か遠い時代に息づいたイスラム文化。広大で美しい景観と歴史を刻んだオリエンタルな建築物。ダイナミックな舞踊フラメンコ、迫力のアンダルシア闘牛。アンダルシアならではのアンダルシアをじっくりと堪能しよう。
真っ白に塗られた家街並みが続くミハスやフリヒリアナなど、とてもメルヘンチック。
キリスト教やイスラム教、多彩な建築様式などが混ざり合う、独特の景観が魅力。
アンダルシアの州都セビリアはフラメンコの本場、ピカソの生誕地マラガは闘牛で有名です。
人気の南スペイン、アンダルシア地方主要地域を巡るツアーを利用した場合、7日間でお1人20万~25万円程度。高級ホテルやパラドールを希望する場合は、プラス5万円ほど予算を多めにみておいたほうがよいでしょう。
スペイン他の人気都市、バルセロナやマドリッドとの周遊プランを考えるなら、旅行日数は8日間ぐらいは欲しいところ。お1人予算は30万円からになります。
格安で行きたい場合は、LCCを利用してバルセロナから移動したり、バスを使う方法もあります。時間がかかるので旅行日数に余裕があり、旅慣れているカップルにはおすすめです。
日本初のアンダルシア行きの直行便はありません。ヨーロッパ各国から、乗り継いで行くのが一般的です。
首都バルセロナから格安航空を利用する他、高速バスや夜行列車を使って国内のほかの都市から移動することもできます。
初日と最終日は移動時間にとられてしまうことを配慮して日程をくみましょう。平均的なツアーだと7日間ですが、新婚旅行ならバルセロナやマドリッドとの周遊と組み合わせたプランで8日~10日の滞在がおすすめです。
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アンダルシア地方では、クリスマスシーズンと夏のバカンスシーズンがとっても混み合う季節。
とくにコルドバはパティオ祭りがある5月ごろ、またセビーリャは春祭り(4月後半)の前後に料金が高くなります。この時期にハネムーンを計画するなら、ホテルの予約などは早めにする方がベターです。
また日本同様に四季がのあるアンダルシア地方。年間を通して暖かく過ごしやすいのが特徴ですが、暑くなりすぎる夏を避けた方がよさそう。
セリビア地方の夏は「スペインのフライパン」という別名を持つほど、とても暑くなることがあります。春と秋がベストシーズンで、とくに5月下旬から6月中旬は、オススメの季節。爽やかな暑さで、観光中も心配なく回れます。
有名なアンダルシアのひまわり畑は、5月末から6月ころが見ごろのピークです。毎年微妙に見ごろが違うので、現地ツアーを申し込むのがおすすめ。
海沿いの街マルベーリャ周辺(コスタ・デル・ソル)は、真夏でも過ごしやすいので、一年中がベストシーズン。真冬のビーチはやはり寒いですが、オフシーズンでも観光は十分楽しめます。
またアンダルシアの空気は乾燥しているため日陰に入ると涼しいですが、熱射病にならない為にも、外出時にはサングラスを持参するほか、熱射病対策のために水分補給を忘れずに。お肌の乾燥対策も万全にしましょう。
アンダルシア地方は、ホテルやアパートメント、ホステル、朝食付きのB&Bなどの宿泊施設料金が、マドリッドやバルセロナなどに比べると若干お手頃な価格設定になっています。
アンダルシアで最も人気の観光名所アルハンブラ宮殿の中に在る「バラドール・デ・グラナダ」は、古城や修道院などをはじめ、歴史的建築物を改装して宿泊施設に改装したスペインならではの国営宿泊施設バラドールのひとつ。お部屋からは歴史的建築物が一望できる、なんとも贅沢な宿泊施設です。スペインの歴史を感じながら優雅に滞在を楽しめます。
「パラドール・デ・ロンダ」は、断罪絶壁の上に建つ古城。パラドールからの見下ろす渓谷美は圧巻です。白い村を回る拠点として宿泊するのに便利。
また「パラドール・デ・カルモナ」も白い村にあり、14世紀に建てられた宮殿跡を利用したもの。アラブ風の建物で、回廊や大きなプールなど、ゆったりくつろげるのが人気です。
「バルコン・デ・コルドバ」は、今でもイスラム教文化を色濃く残すエリア、コルドバにある暖かいおもてなしが好評の、10室のみの小さなホテル。シンプルながらところどころにエキゾチックな雰囲気を感じるセンスの良いインテリアのお部屋からは、美しい風景が楽しめます。ゴルドバ空港まで車で15分の好立地も魅力です。
マラガから32㎞のところに位置する「ヴィンチ セレクション エストレヤ デル マル」は5つ星のリゾートホテル。地中海風でありながらモダンな建物が、豪華な雰囲気。ビーチのすぐ近くにあるから、カップルにも人気のホテルです。屋外スイミングプールが4つあり、ビーチクラブはスパやレストランを完備。ウェルネスアクティビティも楽しめるから、ふたりでくつろぎのひと時を楽しんでみては。
魅力的な街がたくさんあるアンダルシア地方。アフリカから渡ってきたイスラム文化がいたるところに残る街並みは、とってもエキゾチックです。もちろんビーチ沿いの白い壁の家々が建ち並ぶ「白い村」も人気のスポット。バスでみどころを回るツアーに参加すれば、ハネムーン観光が効率的にしかもスムーズになるからオススメですよ。
まずはみどころ充実のグラナダへ行ってみましょう。世界遺産のアルハンブラ宮殿は必見。イスラム王朝が築いた、壮麗な宮殿はフォトジェニック。丘の上にそびえ立つ姿を眺めるだけでも、うっとりすること間違いなしです。とても混むので事前に予約をするか、午前中に見学するのがオススメですよ。
グラナダから南西へ車を1時間少し走らせると地中海に面した小さな街、マラガに到着します。この街は、コスタデ・デル・ソル(太陽の海岸)と呼ばれるビーチとリゾートがみどころ。年間を通して多くの人が太陽を求めて集まります。
なかでもマラガはコスタ・デル・ソルの玄関口。ここを起点にオプショナルツアーに参加して、海沿いの街を巡るのがオススメの周遊方法。もちろんこの町出身のピカソの生家や美術館へもぜひ足を運んでみましょう。
マラガからツアーを利用して「白い村」にも足を運んでみましょう。天気の良い日は青い海の向こうにアフリカ大陸も見ることができる見晴らしの良いミハス。白壁の家々と熱い太陽、そして遠くに眺める青い海がとってもメルヘンチックです。
ミハスを訪れたらこの街で一番絵になるスポットと言われているサン・セバスチャン通りの裏通りでの写真撮影はお忘れなく。
マラガからは岩山の上に広がる街、ロンダにもオプショナルツアーなどで行くことができます。深い渓谷と趣のある街並みは、ぜったい写真に収めたい光景。また、ロンダにはスペイン最古の闘牛場があります。建物だけでも見る価値がありますよ!
「スペインで一番美しい街」に選ばれたこともあるフリヒリアナも「白い村」のひとつ。こちらはグラナダから高速バスを利用するのがオススメ。2時間ほどで到着です。石畳が敷き詰められた路地とどこまでも続く白壁。透き通る青色の空とのコントラスト。村を一望できる展望台からは美しい眺めが楽しめます。
海沿いの街、へレス・デ・ラ・フロンテーラは日本でもおなじみのシェリー酒「ティオペペ」を 醸造しているところ。いたるところにオーク樽が積み上げられた街を散策しながら、ハネムーンの思い出になるお気に入りのシェリー酒を探してみましょう。たくさんあるボデガ(酒蔵)では、ぜひ工場見学も!試飲もできます。
内陸部の観光スポットはゴルドバ。イスラム文化の繁栄を色濃く残す街並みとモスクのメスキータが見どころです。
細い路地が迷路のような旧ユダヤ人街も歩いてみましょう。まるで15世紀にタイムスリップしたかのような気分になりますよ。
フラメンコなら、「カルメン」の舞台となったセビーリャにも足を運びましょう。イスラム教のモスクを大聖堂に改修したカテドラルを見学したら、アンダルシアらしいフランコ体験や闘牛を見るのもハネムーンの思い出になるかも。
もう一つ見逃せないのが「スペイン広場」。映画「アラビアのローレンス」や「スターウォーズエピソード2」のロケ地にも使用されました。
この地方を5月ごろに訪れたなら、ツアーに参加してカルモナに行くのもお忘れなく。広大な畑に満開のひまわりを楽しむことができますよ。
またアンダルシア地方からマドリードに行くカップルはトレドやラマンチャ地方にも立ち寄りましょう。
スペインカソリックの総本山であるカテドラル(大聖堂)とエル・グレコなどの名画を堪能できるトレド。イスラム・ユダヤ・キリスト教文化が混ざり合う古都です。
白い風車が必見のラマンチャは、フォトジェニック。「ドン・キホーテ」の冒険の舞台になりました。9基の風車と古城が立つコンスエグラで、ぜひ思い出の写真を撮りましょう。
食文化もイスラム文化から過大な影響を受けているアンダルシア地方。揚げたお菓子などをはじめ、イスラム食文化を感じさせるメニューが郷土料理として今も存在します。
また、アフリカ大陸に近く、気候が暑く乾燥している為、気候に合わせて冷製料理が比較的多いのが特徴です。
トマト、キュウリ、玉ねぎにパプリカなど野菜がたっぷり入った冷たいスープ「ガスパチョ」はアンダルシアを代表する郷土料理。暑くて食欲が無いときにはピッタリなメニューです。
スペイン料理として有名なケーキのように厚いジャガイモ入りの卵焼き「トルティーヤ」も実はアンダルシア料理のひとつです。
小魚やイカなどの魚介類を揚げた「ペスカイート・フリートス」は、アンダルシア地方で食べておきたいタパス。数ある魚介類の中でも酢でマリネした白身魚を揚げた「アボド」。もっちりとした魚の食感とお酢のさっぱりとした風味が病み付きになる人気メニューです。
歩き疲れたら、カフェでひと休み。グラナダエリアだったらぜひ「ピオノノ」にトライしてみましょう。スポンジケーキをシロップに漬けたプチケーキが、疲れた身体に元気を与えてくれますよ。
中世の街並みが残るトレドの伝統菓子といえば「マサパン」。アーモンドと砂糖(もしくははちみつ)でできた激甘のお饅頭です。
もう一つ、アンダルシアのクリスマスに欠かせないお菓子「ポルボロン」。ミルクとラード、アーモンドプールを材料にした、お口の中でほろほろと溶けていく甘さが味わえます。焼き菓子「マンテカード」もクリスマスの定番。日持ちがするのでお土産にもおすすめです。
アンダルシアハネムーン中にオススメのお食事処は「バル」。朝から夜までオープンしているので、朝食はもちろん、軽めの食事やカウンターでビールやワインを楽しみながらタパスも楽しめます。
細かく刻んだトマト、ピーマン、玉ねぎをオリーブオイルと酢であえたソース、「サルサビンゴ」を硬めにゆでたタラコにたっぷりとかけた「ウエバス・アリーニャス」は、キリッと冷えたビールと一緒に頂きたいメニュー。地元の人に人気のタパスメニューです。
アンダルシア地方のバルではお酒を頼むと「タパ」というパスタが無料でついてくるので、ふたりでワインを飲みながらシェアするのもいいですね。
アンダルシア地方ハネムーンのお土産には、通常の白ワインよりも若干アルコールドが強いスペイン独自のお酒、シェリー酒がオススメ。
シェリー酒の街、へレス・デラ・フロンテーラで購入するのもよいですが、税金が高いスペインで若干リーズナブルにシェリー酒を購入できる場所は、じつは空港の免税店です。お気に入りのシェリー酒の名前を覚えておいて旅の最後に空港で購入してみてはいかがでしょうか?お祝いしてくれた人へのお土産としても最適です。
世界一のオリーブオイル産地といわれるアンダルシア。世界のオリーブオイル30%はスペインで生産されているともいわれ、そのほとんどがアンダルシア地方で作られているそうです。
エキストラバージンオイルはもちろん、オリーブオイルを使った石鹸、クリームなどオリーブオイルを使ったビューティー商品もお土産にぴったり。
白い家が美しいミハスにあるオリーブ製品専門店「ノボ」では、オリジナルの100%無添加のオリーブオイル石鹸がイチオシだそう。
自分用のお土産にも買いたいですね。白い村、ミハスを観光した際にはぜひ訪れておきたいお店です。
グラナダを訪れたらブテックが並ぶサカディン通りやその昔イスラム時代に市場であったアルカイセリアでショッピングをしてみては?
グラナダの伝統工芸品はイスラム文化の香り漂う「タラセア」と呼ばれる寄木細工とザクロの絵が描かれたシンプルな陶器が有名。旧市街やアルカイセリアのお土産店で多く販売されているので、立ち寄ってみましょう。
海沿いのマラガなどでは、スーパーで新鮮なお魚やハム、スペインのお菓子などを購入して、ふたりで食べてみるのもいいかもしれません。ハネムーンの楽しい思い出に残りますよ。
日持ちするものも多いので、ばらまき用に買っておくのもいいでしょう。
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