Bonjour! お元気ですか??
フランスでは、工事や修復の期間が延びるのは日常茶飯事。1週間と予定されていたアパートの外壁工事が2週間に延びたり・・・。予定期間を予告されても「まあ、予定通りには終わらないだろうな」と思うのが正解です(笑)
今日ご紹介するパリ3区(北マレ地区)にあるパリ国立ピカソ美術館もその1つ。
2009年に修復に入り、2011年に再開予定だったこの美術館。2011年に終わらないことは誰もが予想できましたが、2012年に延び~、2013年に延び~、2014年の6月に延び~それでも終わらず、ようやく5年の時を経てこの秋に再開しました!!!
収蔵数5,000点!ピカソづくしの美術館
一斉に人が押し掛けているので、サイトでの時間別の入場チケット購入がおススメです。30分毎に分けられていて、その時間に行けばすぐに入れますよ。
新婚旅行ではいかに時間を効率的に使うかがカギですよね。チケットを持っていないと、寒い中1時間以上並ぶ羽目に…
さて待望の中は4階に分かれていて、なかなか見応えがあります。17世紀の美しい建物も見どころ。
初期のピカソの作品。知られている画風と全く違います。
因みにピカソのサインは7~8種類あるとか。あ、このあたりからよく知られている画風ですね。
そして彼の画風の完成形。
ピカソが使っていたという画材道具。椅子にそのまま絵具??まあアーティストは変人と紙一重とも言いますし(笑)
地下もあるので、見逃さないように!見終わった後は、かなり頭の中がピカソになりますよ(笑)
<Information> パリ国立ピカソ美術館 Musée Picasso
5 Rue de Thorigny, 75003 Paris
チケットは英語のサイトから購入可能です
http://www.museepicassoparis.fr/en/
開館時間:9時30分~18時(最終入場は17時15分)、月曜休み
最寄り駅:メトロ1号線「サン・ポール」、「サン・セバスチアン・フロワサール」駅、もしくは、8号線「シュマン・ヴェール」駅下車
ピカソ美術館のあるパリ3区と4区は、マレ地区と呼ばれ、ファッショナブルなエリアとして、日本でも人気のある場所です。17世紀の初めにフランス国王が、ロワイヤル広場をつくり、貴族たちが館を次々と建てました。このため、その館を利用して、美術館や図書館として使われています。
ピカソ美術館もそのひとつ。17世紀に建てられた「オテル・サレ(Hotel Sale=塩の館の意味)」を利用して作品を展示しています。館を建てたピエール・オベール氏が、塩税の徴収にあたる役人をしていたことからその名前がついたそう。
4区には建物自体が芸術作品として注目を集める、現代アートを所蔵する「ポンピドゥー・センター」もあります。