Bonjour!
今日は定番の観光名所ながらも、やっぱりロマンティックなサントシャペルをご紹介しましょう。
ノートルダム大聖堂から目と鼻の先にあるこちらのサントシャペルは、熱心なカトリック教徒だったルイ9世が、キリストの聖遺物を保管するための建物として1239年に建築を命じたもの。
月の第一日曜日だったので、今日はほとんどの観光名所が無料・・・・なだけあって、長蛇の列です・・・。
めげずに並んで・・・50分待ちでやっと入り口までたどり着きました。
そう、1月に起きたテロ以来、警備がかなり厳しくなっているので、通常よりも時間がかかるのです。街中にも、銃を持った軍隊やポリスがちらほら。
1階部分は、このサントシャペルを作らせたルイ9世の像が置いてあるスペース。
1910年の大洪水の時に、この空間の半分くらいまでセーヌの水面が上がってしまったため、この壁の細工は残念ながらオリジナルのものではありません。
圧巻の迫力と美しさ、サントシャペルのステンドグラス
さて、一人しか通れない狭い螺旋階段を上っていくと・・・突如として目の前にこのステンドグラスが広がります。
以前に見ていても、写真で知っていても、実際にこのステンドグラスを前にするとやっぱり毎回息を飲んでしまいます。
柱の面積よりも。ステンドグラスの面積の方が断然多く、まるでブルーの壁みたい。何て美しいんでしょう。そしてなんて細かい仕事だったんでしょう。
第二次世界大戦中。これらのステンドグラスは、ドイツ軍からの攻撃を逃れるために、1枚1枚解体されて、パンテオンの地下に隠されていました。
そのため、壊されることもなく、今私たちの前にこうして美しく残っていてくれるのです。このステンドグラスは、作られた当時から一度も色を変えていないんですって!!!
最高にロマンティックな空間を2人占めしてみる?
天気によって、時間によって、太陽の差し込む方向が変わって、ステンドガラスの表情も少しずつですが変わっていきます・・・
そして閉館直前に行くと、運が良ければこの神聖な、ロマンティックな空間を2人だけで独占できてしまうかもしれません!!!
去年まで、ステンドグラスの修復が行われ、半分が工事の幕で見られなかったのですが今は終了。ただ、6月まではバラ窓が修理中です。
<Information>サントシャペル教会 Sainte Chapelle
8 boulevard du Palais 75001 Paris
裁判所(Palais de Justice)敷地内
開館時間:4月~9月 9時~19時/10月~3月 9時~17時
最寄り駅:メトロ4号線「シテ(Cite)」、「サン・ミシェル(Saint Michel)」駅もしくは、RER B,C線「サン・ミシェル・ノートルダム(Saint-Michel Notre-Dame)」駅
サントシャペルのある裁判所内には、マリー・アントワネットが最後に幽閉されたコンシェルジュリー(牢獄)があります。この他、ノートルダム大聖堂はもちろん、パリで現存する最古の橋「ボンヌフ橋」もあるので、観光に最適なエリア。
サントシャペルでは、夜間にクラシックコンサートが開かれています。パリ最古のステンドグラスに囲まれた美しい空間で、荘厳な雰囲気の中、音楽が楽しめるのは魅力てきですね。ハネムーンの思い出にぜひ足を運んでみては?