今日ご紹介するのは、エッフェル塔とアンバリッド(ナポレオンが眠るパリ歴史的建造物)からほど近い、TV番組でも顔が知られているJean-Francois Piege(ジャンフランソワ・ピエージュ)氏のレストラン。「Thoumieux(トゥミュー)」はパリ7区にあります。
星付きシェフの味をお手頃価格で楽しめるレストラン!
1階がブラッスリー、2階が高級レストランになっています。ランチにはお手軽なコースもあるよう。夜はアラカルトです。メニューも頻繁に変わります。
まず、注文する前にすでに田舎風パンと、エシレのバター、そしてサルディーンのパテが出てきます。
このエシレバターにちょっとお塩を乗せていただくパンが美味しすぎて沢山食べてしまわないように要注意!!!
さて、今日は何を食べましょう・・・
Thoumieuxと言ったら、私が絶対に注文する1品があります。それは・・・イカのカルボナーラ風。
一見、普通のタリアテッレのカルボナーラ。でもこれはパスタではないのです!何と、新鮮なイカをパスタに見立てて作られた創作料理です。
まずはスモークベーコンの香りとパルメザンチーズの香りがふわっと香ります。上に乗せられた生卵をぷにゅっと潰して、イカに絡めていただくと・・・うーん、何とも言えず美味しい。
パスタほど重くなく、イカ臭くもなく、軽く仕上がっているのです。面白い発想ですよね!アイディア賞!!
今日は魚料理よりも、お肉料理が充実していました。私はris de veau(子牛の胸腺)のミントソース。内臓系が苦手な方にはおすすめできませんが、日本ではあまり馴染のない胸腺、私は大好きなのです。
フォア(肝臓)のように少し柔らかめの食感で、重くなりがちの胸腺ですが、とてもさわやかなミントのムースソースが添えられていて、フレッシュに食べられましたよ!
こちらはステーキ、黒こしょうソース。ドドーンと400gほど・・・付け合せのポテトも手作り感があって美味しい。
デザートは、自家製プロフィットロール。
まずは、薄いチョコレートのボールのようなものに入ったものがサーヴされ、目の前で、その上からとろっと濃くて熱いチョコレートがかけられます。すると・・・その熱いチョコレートがボールを溶かして、中からシューが出てくるというシナリオ。
レストランの中はアールデコ風のデコレーションで、古き良き時代のパリを彷彿とさせます。
隣のテーブルとの距離が少し近いのが気になるところですが、サービスも良く、エッフェル塔の近くの中でおすすめできるレストランです!
人気なので予約は是非とってくださいね。
<Information> Thoumieux トゥーミュー
http://www.thoumieux.fr/
79 rue Saint Dominique 75007 Paris
Tel: 01 47 05 79 00
営業時間: 12時~24時