今日は、パリの美術館の中でも、一番お気に入りといってもいいくらいの美術館をご紹介します!
パリ8区、凱旋門から延びるオスマン通り沿いの静かな界隈にあるJacquemard-Andre(ジャックマール=アンドレ)美術館です。
ブルジョワの暮らしを体感できる、壮麗な美術館
ナポレオン3世時代に建てられたこのお屋敷。
裕福なジャックマールアンドレ夫妻は、18世紀のフランスやオランダの絵画や家具、タピスリーなどを見極める目を持っていた、非常に優れた収集家。彼らのコレクションがそのまま残って美術館となっているのです。
吹き抜けになった広間や、趣味のよい家具でまとめられた寝室・・・jacquemard-Andre
美しいものを鑑賞して、優雅な気分になった後は・・・サロン・ドゥ・テに立ち寄ることをお忘れなく!私の目的はたまに、このサロン・ドゥ・テでのデジュネやお茶だけの時もあります(笑)
貴族の館の主人になったような気分で、お茶を召し上がれ!
美術館の続きかの様な、タピスリーがかかった天井の高い空間にテーブルが並べられています。ここは一家のダイニングとして実際に使われていたんですって!
今日の私のチョイスはローズのマカロンです。
ティータイムは、好きなお紅茶とパティスリーのセットで11.5eurosとお値段はお手頃!デジュネは、キッシュとパティスリーで17eurosだったかな?
<Information> ジャック=アンドレ美術館 Musee Jacquemard-Andre
http://www.musee-jacquemart-andre.com/jandre/index.htm
158 Boulevard Haussemann 75008 Paris
行き方:メトロ9、13号線「ミロメニル(Miromesnil)」駅下車
22番、43番のバスで「Haussmann-Courcelles」下車目の前
開館時間:10時~18時、年中無休、日本語オーディオガイドがあります。
(ティーサロンは11時45分~18時まで)
入館料:13.5ユーロ(オーディオガイド3ユーロ)
池田理代子さんの「ベルサイユのばら」に登場するオスカルが住む邸宅のモデルになった建物だとか!
所蔵品は約5,000点にも上り、NYのフリック・コレクションと並び、世界有数の個人コレクションを誇ります。銀行家のエドゥアール・アンドレが1階につくった「イタリア美術館」には、ドナテルロの彫刻やボッティチェルリ、ベリーニなどの作品を展示。パリでは数少ないイタリア・ルネッサンス美術を鑑賞できる美術館になっています。
パリ8区には凱旋門、シャンゼリゼ通り、コンコルド広場、マドレーヌ寺院と、まさにパリ観光のハイライトともいうべきエリア。観光を楽しみながら、カフェタイムついでに立ち寄ってもいいですね!