9月頃から、年末発着の新婚旅行を考える方も多いと思います。
日本からいらっしゃる多くの方からのご質問で、この時期多いのが「クリスマス時期や年末年始のローマはどうなんですか?」というものです。
イタリアでは12月8日からクリスマスムードの始まりです。少し宗教風にお伝えするのであれば、「アンナ=マリアの母=キリストの祖母 が、マリアを身ごもったとされる日」です。
そしてこの日から正式にクリスマス装飾が飾られます。
12月の祭日は下記の通りです。
●12月8日 Immacolata Concezione(無原罪の妊娠)で休日
●12月24日 午前中は空いているお店も午後には閉店してしまうところがほとんど
●12月25日 クリスマスで休日
●12月26日 聖ステファノ祭で休日
12月23日までは、通常と変わらぬイタリア。人々はクリスマスの準備のためにあわただしく動き回っています。
むしろ、日曜日もお店がオープンしていたりと、にぎわっていますよ。日本で言う師走・年末のようですね。
クリスマスは、サンピエトロ教会広場のプレセピオが見どころ!
数年前までは、ナヴォーナ(Navona)広場にクリスマスオブジェの露店がたくさん出て、クリスマスムードを盛り上げていたのですが・・・。
最近では規制などもあり、小さな子供が遊べるような遊具が置かれる程度となっています。
この時期、ローマへ新婚旅行にいらしたなら、サンピエトロ教会広場の、等身大のキリスト誕生を祝っているプレセピオ(キリスト生誕を描いたジオラマ模型)をご覧くださいね。
24日の深夜に、赤ちゃんキリストが置かれます。
そして広場に建つ大きなモミの木。ローマ市内ではコロッセオ広場、ベネチア広でも大きなモミの木が建てられます。
イタリアのクリスマスイブは、日本のお正月のような雰囲気
24日は半日でお店を閉めるところも多々ありますので、午前中にショップ系、午後から観光名所、教会めぐりなどお勧めです。
日本のお正月のような雰囲気ですね。つまり24日の夕食は、家族・親族一緒に過ごすのがイタリアの過ごし方です。
そして25日の昼食も家族で過ごします。24日に、義父母の家に集まれば、25日は実家に集まるという感じで、両日共に家族や親族と過ごすのが一般です。
24日に開いているレストランは「Cena Viglia di Natale=クリスマス前夜夕食」という事で、お魚系のメニューを中心にクリスマスメニューが組まれているところも多いので、予約を必ずして、素敵な前夜祭を楽しまれてはいかがでしょうか。
そして、イタリアのクリスマスケーキといえば、パネットーネと呼ばれるシンプルなパンケーキです。これも是非、お二人でお召し上がりくださいね。
クリスマス当日は、ほぼお店がクローズ
そして気になる25日は街中がガランとします。 お店も閉まっていて、レストランは夕食のみオープンするところもありますが、ほとんどしまっていると思っていいかと思います。
なので25日は、クリスチャンではないレストランなどをチョイスされ、予約確認をした方がいいと思います。25日はお肉をいただく昼食になりますよ。
26日も休日の為、商店は閉まっていますが、人の流れは出てきます。27日からは普段の様なにぎやかさ。そして31日は交通規制などが行われる場所もあるので、注意が必要です。
31日、レストランでの夕食は必ず予約が必要
年越しを迎える31日の夕食はレストランンは予約制で営業しています。
予約によっては21時過ぎからの予約が多い為、回転率をあげるレストランでは19時~の予約や一般客も入れる事があります。
でも、そうではないところも多い為、早い時間でのお食事でも、20時からのお食事でも、夕食は必ず予約が必要とアドバイスさせていただきます。
メニューも通常ではなく、コースで決まっていることが多々ありますのでご注意くださいね。
その為、どこにいても年末年始カウントダウンを楽しめるような計画が必要ですね。年末年始カウントダウンの後深夜2時頃までは街中もにぎやかですが、なるべく早めにホテルへ戻られる事をお勧めします。
イタリアでは「花火」で年越しを祝いますので、街中で花火や爆竹だらけです。
1月1日は休日となり、街は静かになります。
イタリアでの12月は日本とは少し違う忙しさを感じる事でしょうね。
ローマより 桜子
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