Bonjour!
早いものでとうとう7月に突入!連日35度以上の猛暑が続き、かなりきつい今日この頃。
というのはフランスの一般家庭やメトロには冷房というものがついていないんです!こんなに暑くなることはほとんどないので・・・。連日、扇風機を買い求める人たちが電気屋さんに殺到しています!
さあ、今日はパリから1時間、モネの描いた睡蓮を見に行きましょう。
フランス北部ジヴェルニーにあるモネの家へ
サンラザール(Gare Saint-Lazare)駅からヴェルノン(VERNON)の駅まで1時間。VERNON駅からは分かりやすいように、ジベルニー(GIVERNY)のモネの家までのバスが出ています。所要時間は10分ほど。
モネは大好きな画家。柔らかい色合いと彼の性格がにじみ出るような、あの優しい光に癒されます。
日本の浮世絵のファンだったという彼の家には壁一面浮世絵がぎっしり!日本を誇りに思う瞬間。
アトリエには、彼の作品が所狭しと飾られていて(もちろんオリジナルはこのうちの3枚だけだそうですが)、彼の息遣いが今でも感じられるよう。
今では観光客で大賑わいですが、この家でひっそりとお庭を愛でながら暮らしていたんでしょう。
当時はピンクの家!ということで噂になったらしいこの外観も、とても周りの風景になじんでいる気がします。
オランジュリー美術館で見た、あの絵と同じ風景が広がるお庭
おうちの前のお庭を通り抜け、地下道を通ったらいよいよモネが好んで描いた睡蓮の池や橋のある第二のお庭へ。
4月から10月までオープンしているこのモネの家では、その月ごとに素敵なお花が咲き誇り、いつでも楽しめます。
そうそう、この風景!
オランジュリー美術館でやんわりと目の前に広がっていたその風景が、目の前に本物として現れるのには感動もひとしお。
私が訪れたときには、丁度老人ホームのおじいちゃん、おばあちゃん達が、木陰のベンチに座って楽しそうにおしゃべりをしていたり、家族連れが嬉しそうに写真を撮っていたり・・・
とてもほのぼのとした空間が広がっていました。
モネにはじまり、みんなに愛されるこの日本風庭園。
次回も引き続き、見どころたくさんのモネの家とジベルニーの町をレポートします!
<Information>クロード・モネの邸宅と庭園 Maison et Jardin de Monet
84, rue Claude Monet – 27620 GIVERNY
www.fondation-monet.com/
開館時間:3月24日~11月1日(毎日オープン)
行き方:パリ・サン・ラザール駅から、SNCF(フランス国鉄)ルーアン方面行の電車で「ヴェルノン」駅下車、所要時間約50分。ここからバス、またはタクシー利用で約10分です。パリからの日帰りツアーも催行されています。
ジヴェルニー村は、モンサンミシェルなどがあるノルマンディー地方の入口に位置します。印象派の画家として有名なクロード・モネが、晩年を過ごしたのがこのジベルニーの邸宅です。
モネは日本びいきとして知られており、彼が設計した日本風庭園は、連作「睡蓮」に描かれている風景が残されています。しだれ柳や蓮池、池にかかる太鼓橋など、モネが愛した日本の風景がそこにあります。
パリから出発するサンラザール駅は、モネが描いた駅でもあります。ここからルーアンやオンフルール、カン、ドーヴィル、ルアーブル、ヴェルノンへと、各ノルマンディー地方への都市へ出発する電車がたくさん出ています。ヴェルノンまでは約50分。ここからシャトルバル(ラ・ナヴェット la navette)に乗り換えれば、モネの家があるジヴェルニーの街まですぐです。