かつては、フランスの中心であったロワール川流域。今なお壮麗な古城の数々が往時の姿を残すエリアです。世界的に有名なワインの産地ボルドーに、大西洋で採れる絶品海の幸。歴史と美食をじっくりと味わってみましょう。
ロワール川流域には今なお、壮麗な古城の数々が当時のまま姿でたたずんでいます。
世界で最も有名なワインの産地ボルドー。古き良き港町には見どころもいっぱい!
バスク地方のバイヨンヌやトゥルーズ、カルカソンヌなどフランスじゃないみたい!
ロワール地方だけに滞在するパッケージツアーはまずありません。オリジナルプランの場合でも、必ずパリ経由となります。また、パリから日帰りのオプショナルツアーでロワール地方やボルドー地方日帰りというのもで可能です。
6日間のツアーの場合、1泊をロワールに滞在し、残りを首都パリに滞在する、というプランが多いようです。
パリ・ロワール6日間プランならお1人25万~40万円あたりが費用目安。1泊は古城ホテルに宿泊したい場合、その料金プラス5万~10万円は見ておいた方がいいでしょう。
7~8月のハイシーズンなら、プラス10万~20万円は必要です。格安で行きたい場合は、寒さが厳しい11月~2月終わりがねらい目です。
残念ながらどのエリアにも日本からの直行便はありません。パリを拠点にロワールやボルドーを周遊する旅行プランなら、最低でも7日間。モンサンミシェルを含めて周遊するなら8日間以上の日程で考えましょう。
パリ(モンパルナス駅)からTGVを利用し、ロワール地方(アンボワーズ駅)まで約1時間10分程度。ブロア城やシャンポール城が近いブロワ駅までさらに20分ぐらいです。
ワインの郷としてしられるボルドーが位置する大西洋岸エリアには、パリのシャルル・ド・ゴール空港からボルドー空港へ飛行機で1時間20分ほど。TGV利用なら約2時間かかります。
南西部に位置するトゥールーズには、パリの2つの空港から、トゥールーズ、ブラニヤック空港まで約1時間20分となっています。
1月 | ▲ |
---|---|
2月 | ▲ |
3月 | ▲ |
4月 | ● |
5月 | ● |
6月 | ● |
7月 | ● |
---|---|
8月 | ● |
9月 | ● |
10月 | ● |
11月 | ● |
12月 | ● |
大西洋岸は年間を通して温暖な気候ですが、スペインとの境目にあるピレネー山脈付近は気温が低めで、内陸部は季節による寒暖差が激しいのが特徴です。
自然の美しさを堪能したいロワールハネムーンでは、穏やかな季節の春や秋がベストシーズン。
夏場ももちろん旅行に良い季節ですが、7月、8月は国内からも多くの観光客が訪れます。どうしてもこの時期しかお休みが取れないという場合は、混雑して旅費が高くなるのを覚悟していきましょう。
ボルドー地方は、ガロンヌ川に面した港町で西岸海洋性気候。冬は穏やかで夏は暑いのが特徴です。過ごしやすい時期を狙うなら4月~10月がおすすめ。
古城が多いロワール渓谷エリア。せっかくハネムーンで訪れるなら、ぜひ古城ホテルに宿泊してみましょう。
たとえば、トゥールから南西へ47kmほど離れた「シノン」と呼ばれたコミューンにある「シャトー ドゥ マルセイ」は、歴史深い石造りの建築物が魅力的な古城ホテル。豪華なヨーロッパテイストで統一されたお部屋に泊まれば、お姫様気分を味わえること間違いなし。
広いお庭には、スイミングプールやテニスコートが揃い、併設のレストランでは旬の食材をふんだんに使ったお食事をいただけると、フランス国内でも定評のあるホテルです。
「シャトー ドゥ プレー」はツアーホテルにも選ばれる四つ星古城ホテル。アンボアーズ近くの緑に囲まれた静かなロケーションに、ひっそりと佇んでいます。古城らしいインテリアの客室は、どれもため息もの。
感動的な美味しさで定評のあるレストランやプールも併設されているので、ハネムーンの宿泊に最適です。またスタッフは丁寧な対応親をしてくれるので、海外旅行初心者のカップルにも安心なホテルです。
最高級の古城ホテルに泊まるならカルカッソンヌにある「オテル・ド・ラ・シテ」へ。中世の雰囲気をそのまま再現した赴きあるインテリアと素晴らしい眺めで有名です。
そしてホテル内にあるミシュラン星付レストランで、最高級フランス料理を堪能できるのもこのホテルが人気を集める理由。古城での極上スティを体験したいハネムーンカップルにはぜひオススメです。
ワイン好きカップルにはボルドーエリアの宿泊してみてはいかがでしょう。サンテミリオンはボルドーから東に40・ほどにある、世界遺産のワイン産地。
そんな街の中心部に位置するホテル「オステラリー ドゥ プレゾンス」は、石造りの修道院を利用した建物がとっても優美。豪華な客室では贅沢な気分が味わえ、また併設のレストランでは、クオリティーの高いお料理とワインが堪能できます。
ボルドー地方を訪れたなら、スペイン国境に近いリゾート地のバイヨンヌまで足を延ばすのもいいかもしれません。
「ベストウエスタン プレミアホテル バイヨンヌ エチェナオ」は、バイヨンヌの中心部に位置するロケーション抜群のホテル。清潔感のある広々としたお部屋とフレンドリーなスタッフで人気の、ハネムーンにぴったりのホテルです。
世界的に有名なミネラルウォーターボルヴィックの産地として知られるオーヴェルニュ。フランス第二の温泉地帯です。アットフォームなサービスが好評なベッド&ブレックファーストやゲストハウス、スパ施設が充実しています。
中でも「シャトー ロイヤル ド セイント サツルニンホテル」は、王族時代の古き良き時代を感じる事が出来る古城ホテル。ファーストクラスのサービスとともに、ゆっくりと温泉を楽しむのもハネムーンの思い出になるでしょう。
「フランスの庭」と呼ばれるロワール川流域。世界遺産に登録されている優美な館や古城が多く点在し、ワインの産地としても有名です。
そんなロワールエリアをハネムーンで訪れたなら、ぜひ古城巡りをしてみましょう。写真やガイドブックでしか見た事のないお城を目の前にすれば、中世に貴族たちが築いた栄華に圧倒されることでしょう。
とくにルネッサンスの集大成、アンボワーズ城やフランス史にも登場するシュノンソー城は、見逃せないスポット。ほかにもハネムーンでぜひ訪れたいお城がたくさんだから、効率よくシャトー巡りをするには、現地ツアーに参加するのがオススメ。
トゥール発、もしくはパリからの日帰りバスツアーなど、豊富にあるプランからふたりの希望に合ったものを選びましょう。とくに日本語のガイドがついたものなら、海外旅行初心者カップルでも安心。お城の歴史などもしっかり納得できますよ。
城下町と知られるアンボワーズにはダ・ヴィンチゆかりのクロ・リュセ城。ジャンヌジャンヌ・ダルクゆかりの地オルレアン。シャルトルには、世界的に有名なパイプオルガンとステンドグラスを保持するシャルトル・ノートルダム大聖堂がります。
ロワール渓谷地域には、見どころがたくさん。お目当ての建築物や古城、庭園をピックアップしてルートを考えてみるのも旅の醍醐味ではないでしょうか?
フランスの南西部に広がるボルドー地方。最高峰のワインの産地として知られるこのエリアでは、ぜひワイナリー巡りをしてみましょう。
シャトー内でのテースティングのほか、地元で評判のレストランでのランチなど、美味しいワインと充実したフランス料理が堪能できることでしょう。
主要なシャトーはボルドー市内から離れたメドック地区やサンテミリオン地区に点在しているので、「交通の便に自信がない」というふたりは、オプショナルツアーなどに参加して回りましょう。
日本語ワインツアーも多くあるので、事前にコンシェルジュに相談するのがベストです。とくに村全体が世界遺産に指定されているサンテミリオン地区は、ハネムーンでかならず足を運んでみたい場所。
ワイン畑に囲まれた石造りのこの村では、お散歩するだけでも感動の風景を楽しむことができます。フォトジェニックなスポットがたくさんあるので、カメラを忘れずに。
パリから飛行機で1時間という便利なエリア、トゥルーズには、世界遺産に登録されているミディ運河があります。大西洋と地中海を結ぶこの古い運河は、周辺の緑と融合した美しい景観で有名。遊覧クルーズもありますが、運河沿いのお散歩デートがおすすめです。
ガロン川にかかる「ヌフ橋」や「ポン・サン・ピエール橋」は夕暮れ時が最高にロマンティック。ここから見る街はバラ色に輝き、トゥルーズならではの景観が楽しめます。
この他、宮殿のような市庁舎やロマネスク建築の「サン・セルナン・バジリカ聖堂」など、見所もいろいろありますよ。
フランスでは「カルカッソンヌを見ずして死ぬな」というほど人気の観光スポット。日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、ヨーロッパでも最大級の城壁に囲まれた世界遺産の城塞都市です。
二重の城塞に囲まれた都市のラ・シテとその中にある1130年に建設されたコンタル城、フランス最古のオルガンが現存するサン・ナゼール寺院は必見スポット。ガイド付きのツアーに参加して街巡りをすれば、歴史的な背景も理解できて、見学の楽しみもより一層アップしますよ。
また夜ライトアップされた城塞はとっても幻想的。ハネムーンならぜひここで1泊して、その感動的な美しさを楽しんでみては?
もう一つ、カルカッソンヌの世界遺産はミディ運河。ルイ14世が建設を手掛けたもので、カルカッソンヌ駅から出発するクルージングツアーは心地よい時間が楽しめますよ。
バスク地方というとスペインを思い浮かべるかもしれませんが、その国境付近にあるバイヨンヌはフランス側のバスク地方です。
フランスの都市部とはまた違った雰囲気を。独自の文化と言語が息づき、スペインの影響を受けた魅力的な景観が広がります。
ボルドー地方からTGVで約1時間。7月~8月に行われる「バスク祭り」は、白い服に赤いバンダナ、そしてベレー帽が印象的なお祭り。世界中からたくさんの人が訪れます。
音楽コンサートや闘牛などさまざまながイベントも開かれるこの時期に、バイヨンヌをハネムーンで訪れれば、一生の思い出に残る経験ができそうです。ゴシック建築の傑作、サント・マリー大聖堂も必見です。
カジノやゴルフ場、タラソテラピーが楽しめるスパ施設などが充実しているビアリッツは、フランス有数の保養地。バイヨンヌと同じバスク地方にありますが、エレガントな雰囲気が対照的です。サーフィンも盛んなこのビアリッツの海岸で、ゆっくりとバカンス雰囲気を味わうのもいいかもしれません。
ナポレオン3世が皇后のためにここで建てた離宮は現在、宮殿ホテル「オテル・デュ・パレ」になり、イギリス王室もここを利用しています。
ロワーヌ川はかつて物資を運ぶフランス国内の大動脈。流域には川を行き交うフランス各地の食が楽しめるスポットがたくさんあります。
とくに地元で採れた川魚(鮭、ウナギ、川鱒など)料理が名物。ロワール発祥のブール・ブラン・ソース(エシャロット、白ワイン、バター)との相性は抜群です。
10月から2月は狩猟シーズンで、野鳥獣料理(ジビエ)が絶品です。特に秋はおいしいキノコが獲れ、詰め物やクリーム和えで楽しみます。
歯ごたえがある大ぶりのホワイトアスパラガスは、この地方に春を告げる野菜。ロワール産の白ワインによく合います。
豚肉を使った料理がおいしいことでも知られるロワーヌ地方。豚肉とハーブ類を混ぜて作ったペーストのリエットや豚肉をじっくりと煮込んだリヨーなどもおすすめ。
そんなロワーヌ地方で採れた食材をふんだんに使ったお料理を楽しめるのが、レストラン「ドメーヌ・デ・オ・ドゥ・ロワール」。このエリアで唯一のミシュラン2つ星のレストランです。
アンボワーズ城から車で20分のところに位置する、70ヘクタールの敷地を有する優雅なホテル内にあります。もちろん宿泊もオススメですが、2つ星を20年以上キープするシェフ、レミー・ジロー氏が手腕を振るうこのレストランはイチオシ。
ロワーヌ川の川魚と野菜や果物をふんだんに使った一皿は、特別なハネムーンディナーだからこそ堪能したいお味です。
ボルドーの赤ワインを使って煮込んだ子羊料理。そして、ブドウの枝を薪にして焼いたステーキ「アントルコート・ア・ラ・ボルドレーズ」も赤ワインのソースでいただきます。また、鴨の名産地でもあるので、胸肉のグリルやコンフィなども有名です。
また、アルカション湾では牡蠣の養殖で有名。ムール貝やエビなど魚介類も豊富です。ボルドーはミネラルが豊富な土壌で、白ワイン品種の栽培にも適しています。ブルゴーニュやロワールに負けないおいしい白ワインも飲めますよ。
ボルドーワイン委員会が経営のワインバー「バー・ア・ヴァン」では、1杯2ユーロからいろいろなボルドーワインを楽しむことができます。観光案内所の前にあり、しかも気軽に飲めるので、ワイン好きのカップルにイチオシです。
フランスの中央部オーヴェルニュ地方は、国内でもパリと競う美食の街として有名なエリア。この地方特産のサン・ネクテールやフルム・ダンベール、ライオルなどのチーズとシンプルな素材を活かしたお料理は世界的にも有名です。
「トリュファード」は、豚のラードでじゃがいも、ベーコン、ニンニク、トムチーズを炒めたもの。もう一つの名物は、マッシュポテトにクリーム、バター、チーズ、ニンニクを合わせた「アリゴ」。ぜひ味わっていきましょう。
豊かな食材の集まる街のリヨン。ここでは庶民のレストラン「ブション」がおすすめ。メインの美味しさに加えて前菜が食べ放題だから、お腹いっぱい楽しめるのが魅力です。
「ラ・メール・ブラジエ」はミシュラン三ツ星をフランスで初めて獲得した女性シェフ、ウジェニー・ブラジエ創設のブション。今でもフランス人に支持されています。昔のままの店内で、質の高いフランス料理を堪能できるので、ぜひ足を運んでみましょう。
海と山に囲まれたバスク地方のバイヨンヌでは、ぜひスペインの影響を受けた郷土料理にトライ。唐辛子の効いたお料理やこの地方で好まれるマグロを使った煮込み料理などは、日本人にも馴染みやすいお味です。
海外からも高い評価を受けている生ハムは、スライス仕立てが香り高くおいしい!訪れたらぜひ食べてほしい一品です。
もう一つ、バスク地方で有名なのがチョコレート。イベリア半島から移住したユダヤ人が伝えたといわれ、ショコラティエもたくさんあります。
城塞都市のカルカッソンヌにはカフェやレストランがたくさん。ここを訪れたら必ず食べたいのが豆と肉類を煮込んだ「カスレ」。その歴史はイギリスとの100年戦争時代までさかのぼるとか。カスレを作る専用土鍋まで売っています。
「オーベルジュ・ドゥ・ダム・カルカス」はコンタル城の前にある、ロケーション抜群なレストラン。コース料理はもちろんコーヒーなどのカフェメニューもあるから、ちょっと一休みするのに便利です。レストランごとに味が違う「カスレ」をぜひお試しください。
ロワール地方といえばリンゴの「タルト・タタン」。タルト・タタン発祥についてはいくつのも逸話があるそうなので、お店の人に逸話を語ってもらうのも、旅の思い出になるかもしれませんね。
ボルドー発祥で有名なお菓子は「カヌレ」。ワインをろ過するときに卵の白身を大量に仕様するため、余った黄身で作り始めたのがきっかけといわれています。
バイヨンヌを訪れたら「ガトー・バスク」。アーモンド入りのクッキー生地に特産のダークチェリー(スリーズ・ノワール)を入れたものが名物。チェリーの収穫時期以外は、カスタードクリームやジャムを使う場合があります。もちろん、フランス最古のチョコレートの実力もお試しあれ!
ワインの女王という異名を持つボルドーワインはもちろんのこと、フランス最長の川であるロワール川域もワインの産地として知名度が高いエリア。
ボルドーワインの特徴は、赤も白もアッサンブラージュ(調合)のワインが多いこと。ぶどう品種の長所、短所を補い合うようにバランスよく仕上げられます。赤ワインは、ビスケー湾に注ぐジロンド川の左岸ではカベルネ・ソーヴィニヨン、右岸ではメルローの栽培が多くされています。
いわゆる五大シャトーといわれる格付けトップは無理としても、セカンドラベルと呼ばれるクラスを狙ってお土産にしてみては?
ボルドーは素晴らしい白ワインも作られていることが、日本ではあまり知られていません。ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンでつくられる、ほんのり甘いはちみつのようなニュアンスと上品な酸。ぜひ、ボルドーの白にも注目してみてください。
ロワールで白ワインの代表的なぶどう品種は、ソーヴィニヨン・ブランとシュナン・ブラン。ロワール川の河口付近では、ミュスカデが栽培されています。川魚料理に合うロワールの白ワインは、和食に合わせてもおいしいことでしょう。
おいしい食べ物のお土産が豊富なのもロワールエリアの特徴。大西洋の河口に開けたナントの名物で18世紀から続く香りづけキャンディーベルランド・ゴ・ナントや、ワインのジャム、大西洋岸のゲランドの塩田で作られたゲランドの塩など、さまざまな美味しいお土産に出会えそうです。
ボルドー旧市街に新しく登場した「プロムナード・セント・キャサリン」は、オープンエアで落ち着いた雰囲気のショッピングセンター。
庶民派のお買い物ができるから、バラマキ用やちょっとしたお土産を探すのに最適です。スターバックスやマクドナルドも入っているから、フランス料理にちょっと飽きたときに、便利です。
バスク地方の中心地であるバイヨンヌを訪れたら、アーモンド風味の「マジパン」やカラフルに色づけをしたお菓子「トゥーロン」、メレンゲに砂糖、アーモンドプードルを加えて焼き上げた「マカロン」などのバスクの郷土菓子を土産にしましょう。
またバイヨンヌはフランスで最初にチョコレートが作られた場所。美味しいチョコレートショップがたくさんあります。ぜひお気に入りのショップを見つけて、お土産に買って帰りましょう。
ハネムーンSは、「旅行会社の中でも新婚旅行に詳しい担当者」=【ハネムーンコンシェルジュ】に、無料で旅行プランを作ってもらえるサイトです。
お二人の希望をかんたんに入力していただくだけで、複数のコンシェルジュにプランを作成してもらえます。ご利用はもちろん無料!